世界的にある日を境に突如として特殊な能力をもった人間が登場するようになる。彼らはHEROとして認知され、2008年に核爆発でニューヨークが吹き飛ぶ未来を変えるべく、仲間と手を取り合い、行動に乗り出していく物語。

能力を悪用するものもあらわれ、能力者同士の対決はかなり胸が熱くなるものである。単純に純粋な超能力を主眼においた映画であるだけに、シンプルに楽しむことができるだろう。

イギリスで古くから愛されている非常に有名なドラマ。見た目は地球人と変わらないが、実は12回まで別の体に生まれ変わることのできる能力を持つ、そんな高度な文明で性を受けた青年が、TARDISと呼ばれるタイムマシンを盗み、様々な時代を旅していくという物語。

最新のドラマでは、先代から生まれ変わったときにTARDISを破壊してしまい、地球の民家に落ちてくるところから始まる。ドクター・フーとエイミーとの出会い、そして一緒に旅をする様々な土地や時代が大変魅力的である。

世界に驚異的なスピードで蔓延した新種のウィルスによって、地球上のほとんどの人類が死に至る状況に。そんな中無事に生き残りを果たした主人公と白血病の治療経験のある息子は、荒廃した世界を必死でサバイバルしていく。

人がいなくなり、社会システムが崩壊すると、個人個人の欲や自我が高まるという悲惨な人間心理を鋭く描いたドラマ。息子はウィルス感染後姿を消してしまっており、消えた息子を探し当てるというのも一つの主人公の大きな目的となっている。

飛行機事故でアメリカの国家機関であるCDCのメンツが呼び出された先には、奇妙な光景を目の当たりにする。乗客のほとんどが惨殺されており、わずかに生き残ったのは4人という恐るべき状態の中、その犯人は姿を消していた。

貨物室で異常があったという情報を頼りに捜査を進めるうち、大きな棺が存在していたことが明らかとなるが、その棺は持ち出された後だった。一方で、生き残った乗客は帰途に就くがそこでヴァンパイアへと変わり、次々と仲間を増やしていく。

死んだと思われていた乗客も途中でヴァンパイアとして生き返る、パニックSFアクション。長年ヴァンパイアと戦ってきたというユダヤ人のセトラキアンという老人の力を借り、親玉を探し求める物語。

バンクーバーに突如として発生した恐竜を調査するうちに、時空の亀裂を発見し、そこから過去へと行けることが判明する。以前から、この時空の切れ目を研究していた主人公の電子工学社社長エヴァン率いるチームが、見事なスケールでお贈りするSFドラマ。恐竜物をえがいたものはなかなか珍しいだけに、ファンにとっては必見だろう。

かつて時空の切れ目で恐竜に妻を殺された苦い経験を持ちながらも、その頭脳と現代の武器を生かして調査を続ける彼のチームは、夢にあふれている。

主人公の外科医の男性が、ほかのメンバーとともに、飛行機の不時着によって降り立った無人島は、不思議な現象の起こる土地であった。みなそれぞれ人間としての深い業や葛藤を抱えており、一人一人にどうしてこの島にたどり着くことになったのかを細かく推察、描写するストーリーがドラマを盛り上げていく。

ドラマの中で、多くの女性や敵対する人物などとかかわりあいながら、この不思議な島の謎とともに自身の生い立ちや現在置かれている状況へと、途方もない急展開を見せる、複雑難解なトリック、ギミックが随所に張り巡らされており、見るものをとにかく飽きさせない良作である。

とても人間として精神的な観念や仏教的な思想も取り入れられており、誰しもが熟考するドラマ。

主人公が怪我による昏睡状態から目を覚ますと、辺りは死人がうろつく廃墟と化していた。町の人間はほぼゾンビとなってしまっており、生き残った人とともにサバイバルをしていく物語である。

ウォーカーと呼ばれるゾンビは、群れを作って行動しており、そのウォーカーに噛まれたりキズをつけられたりすると、たちまち高熱を発して受賞者もウォーカーとなってしまう。また、脳が無事であるまま死に至ると、こちらもまたゾンビとなってしまうことから、死なないウォーカーの頭を粉砕して対峙しながらサバイバルをしていくのはある意味痛快といえるだろう。

日頃からストレスが溜まっている人にとっては、かなりテンションの上がる作品かもしれないが、やはりゾンビものなので、過激な描写が得意な人には良作といえるだろう。

人の骨を見るだけで、その人がどのような生い立ちで、どのように殺されたのかを推察することのできる技術と能力を持った法人類学者の女性テンペランス・ブレナンが、彼女の働く国立研究所で日々遭遇する遺体、遺骨と葛藤する様が痛快な物語。天才な彼女とは異なり、非常に一般人的なFBI捜査官ブレナン・ブースとの掛け合いは、往年のX-FILEのモルダーとスカリーを想像させる。

また、彼女と一緒に働く仲間たちも天才奇人ばかりであるが、非常に魅力的な人材となっており、そんな仲間を一言でのしてしまう彼女の卓越した完全性と、そして一人の勇気をもった女性としての成長が心地よいドラマ。

このドラマは実際の法人類学者であるキャシー・ライクスをモチーフとしたものであり、原案は彼女自身が手掛けている。主人公ブレナンは彼女をそのまま生き写しにしたようなキャラクターであり、アスペルガーシンドロームである彼女のほかの人とは異なる解釈、生き方が大変魅力的に映像として映っている。