Xとフクロウの側には、鯉のタトゥーも加えられています。鯉は幸福の象徴と昔から言われており、古いお屋敷のような家に鯉の池があるのは、そこに住む人の幸福を願うという意味も含まれていたかもしれませんね。他にも「忍耐」なども意味しており、ジャスティン・ビーバーさんもこれらを意識して鯉のタトゥーを入れたのでしょう。

タトゥーは、アメリカではおじさん世代の男性にも支持されているほど世間に認知されていますが、日本ではアメリカほどポピュラーではありません。むしろタトゥーというよりも「刺青」とのイメージもあり、どうしても怖い人を想像してしまう人もいるのではないでしょうか。

ジャスティン・ビーバーさんは鯉のタトゥーを入れていますが、ジャパニーズ・マフィアたちも鯉の刺青を好んで入れている模様。ジャスティン・ビーバーさんは彼らと何の繋がりもないでしょうが、実はジャパニーズ・マフィアの存在感に憧れて鯉のタトゥーを入れたのかもしれませんね。

王冠やライオンなど、とにかく王様をイメージさせるタトゥーを多く入れているジャスティン・ビーバーさん。左腕には多くの動物たちが鯉とフクロウが生息していますが、後にトラまで生息する動物園のようなタトゥーに近づいていますね。

トラも狂暴な肉食動物として有名で、ライオンと同じく王様を意味する動物でもあります。音楽界の王となったジャスティン・ビーバーさんにピッタリなタトゥーではありますが、素行の悪さで批判的な人も多いため、タトゥーが増えるたびに批判の声を挙げる人も少なくはありません。

熊、ライオン、ふくろう、鯉、そしてトラと続き、ついに鷲まで生息するようになりました。鷲にもライオンやトラと同じような意味が込められており、ジャスティン・ビーバーさんもそれを意識してタトゥーを入れたのでしょう。デビュー初期は愛らしいルックスだったジャスティン・ビーバーさんですが、その頃からワイルドな野心を秘めていたのでしょうか…？

左腕の手首には、天使のような女性が描かれてします。キリスト教の熱心な信者でもあるため、信仰心を意味しているのかと思いきや、そうではないようです。

この天使の正体は、アメリカのアイドル歌手として絶大な人気を獲得しているセレーナ・ゴメスさんです。ジャスティン・ビーバーさんの元交際相手で、世界中のファンから「ジェレーナ」と呼ばれ、お似合いのカップルだと支持されてきました。

セレーナ・ゴメスさんを天使に見立ててタトゥーにしたようですが、2人の恋愛はジャスティン・ビーバーさんの浮気などのトラブルで破局と復縁を繰り返し、2014年に完全に破局を迎えてしまいました。タトゥーは恋人との深い絆を刻むことができるものの、別れた後のことを考えると、あまり恋愛がらみのタトゥーは入れない方がいいかもしれませんね。

アルバムタイトルのそばには、騎士と十字架のタトゥーが入れられています。騎士のタトゥーに関しては、不祥事続きで自分自身の騎士道を磨くという意味で入れたタトゥーとのこと。十字架については、イエス・キリストへの信仰心を表現したタトゥーだそうです。

ちなみに、騎士のタトゥーに関しては、元交際相手のセレーナ・ゴメスさんを護る盾になるという意味も込められているとも言われています。結局のところ破局してしまったので、現在は妻のヘイリー・ボールドウィンさんを護るという意味に置き換えているはずです。

高貴な騎士の後ろには、立派なお城のタトゥーも描かれています。こちらも特にジャスティン・ビーバーさんの口から意味が公表されていませんが、騎士のタトゥーが放つ存在感をより高めるため、騎士だけでなくお城もタトゥーにしたのかもしれません。

ジャスティン・ビーバーさんの腕に見える大きな目。この目の正体はジャスティン・ビーバーさんの母親と言われており、母親を愛するジャスティン・ビーバーさんらしいタトゥーですね。

親は切っても切れない存在なうえ、一般的な家庭で育ったなら親が嫌いという男性はおそらくこの世には存在しないでしょう。しかし、日本人の男性が同じようなタトゥーを入れて母親への愛情を表現してしまうと、間違いなくマザコン扱いされてしまうでしょう。

動物や騎士など、命を意味しているようなタトゥーが多いジャスティン・ビーバーさんの左腕。薔薇のタトゥーも入れられているのですが、薔薇はおめでたいことがあった際などに、薔薇の花束を送って祝福をする風習があります。このタトゥーにもそういった風な意味が込められており、親交が深いヒップホップ歌手Chance the Rapperさんとのコラボレーション楽曲がリリースされた際にタトゥーが追加されました。

この薔薇のタトゥーには2つの意味があり、コラボレーション楽曲が世に出たことに対する祝福と、作品が大ヒットすることを願ってこのタトゥーを入れたと言われています。

タトゥーは基本的に黒色で描かれるため、恐いイメージを抱いてしまったり、不気味な印象も抱かれがちです。そんな世界観を一番感じてしまうのが、男性の顔が描かれたタトゥー。不気味に笑う男性と昔ながらの音楽プレイヤーに、ホラー映画などが苦手な人は問答無用で怖いと感じてしまうでしょう。

しかし、その真上には「信頼」を意味する英語「trust」という文字も描かれています。おそらくこの男性はジャスティン・ビーバーさんにとって大切な人物であり、この男性と音楽にへのリスペクトが、このタトゥーに描かれているようです。

凛々しい動物やリアルな目などのタトゥーが目立つジャスティン・ビーバーさんですが、右腕にはこれまでのタトゥーとは正反対と言える、ファンシーなタトゥーを入れています。こちらに関しても何の意味を込めてタトゥーにしたのかは公表されていませんが、ジャスティン・ビーバーさんが秘める子供のような無邪気さを、このタトゥーを通じて表現しているのでしょうか…？

腕に入れているタトゥーにも全て意味があると思われるのですが、現在のジャスティン・ビーバーさんの腕は、タトゥーを把握できないのではと思わせるほど多くのタトゥーで埋め尽くされています。このようなタトゥーに仕上げたのもジャスティン・ビーバーさんらしい意味があると思うのですが、本人は、らくがきをイメージしてこのようにごちゃまぜなタトゥーにしたとのこと。

この言葉だけを切り取ると適当にタトゥーを入れたと捉えてしまうでしょう。しかし、ピカソの絵を筆頭に、一見らくがきに見える絵画であっても深い意味が込められている作品は世の中に多く存在しています。ジャスティン・ビーバーさんのタトゥーにも、そうした有名な芸術と同じような感覚で見惚れることができるのではないでしょうか。

腕のタトゥーもワイルドな仕上がりになっていますが、胸とお腹のタトゥーも、劇的な進化を遂げています。

これまでご紹介した通り、ジャスティン・ビーバーさんはキリスト教の熱心な信者でもあるため、イエス・キリストに関係するタトゥーも多く入れてきました。そしてインターネットでも大きな話題を呼んだこのタトゥーでは、天国や悪魔など、宗教を彷彿とさせるタトゥーが描かれています。

これらのタトゥーもイエス・キリストにちなんだタトゥーの可能性が高いですが、このタトゥーを完成させるために経過した時間は、なんと26時間！まるで重病の手術と同等の時間を要したそうですが、その甲斐あり、ジャスティン・ビーバーさんもお気に入りのタトゥーに仕上げることができたそうです。