生年月日：1970年3月27日
出身地：アメリカ合衆国ニューヨーク州ハンティントン
職業：歌手、女優

代表作（アルバム）
1990年6月12日　Mariah Carey
1991年9月17日　Emotions
1993年8月31日　Music Box
1994年11月1日　Merry Christmas
1999年11月2日　Rainbow
2005年4月4日　The Emancipation of Mimi
2018年11月16日　Caution

主な受賞歴
1991年　グラミー賞　最優秀新人賞
2006年　全米美脚コンテスト　美脚セレブリティ賞
2006年　グラミー賞　最優秀コンテンポラリーR&Bアルバム賞
2006年　グラミー賞　最優秀R&B楽曲賞
2010年　第21回パームスプリングス国際映画祭　ブレイクスルー・アワード

洋楽ロックですと、現在でも幅広い世代の人から支持を集めていますが、女性アーティストもそうとは限りません。全盛期に10代や20代だった女性たちから支持を集めているのですが、その中でも異例の存在と言えるのが、世界的な歌姫マライア・キャリーさんです。

主なファン層は30代後半以上の女性ではありますが、クリスマスの定番曲「All I Want For Christmas Is You」などの影響で、幅広い世代から愛されています。

日本の芸能界においては、旬の女性芸能人がブレイク中に結婚はご法度。単なる熱愛であっても致命傷になりかねませんが、アメリカでは全く問題ありません。マライア・キャリーさんも、世界的な支持を集めている真っ最中だった1993年に1度目の結婚をしています。

世界的な歌姫として大ブレイク中だったマライア・キャリーさんを射止めたのは、音楽プロデューサーのトミー・モトーラさんでした。マライア・キャリーさんが1999年まで所属していたソニーグループのレコード会社、CBSレコードの最高経営責任者だったやり手の経営者でもありました。

歌手として自身も億万長者でありながら、マライア・キャリーさんは見事大手レコード会社の重役との結婚を果たしました。当然、人気歌手の結婚は日本でも大きな話題になり、祝福の声で溢れる一方、ブレイクの真っただ中で結婚したことにショックを受けた男性ファンも少なくは無かったでしょう。

1990年代はマライア・キャリーさんが最もヒットを飛ばした年代でしたが、結婚生活はあまりうまくいきませんでした。1993年に結婚したものの、1997年には別居が報じられ、翌年の1998年には離婚したことが明らかになりました。

ここでどうしても気になってしまうのが、離婚の原因。大富豪で音楽の才能もあるトミー・モトーラさんは、多くの女性が望む好条件の物件とも言えるでしょう。しかし、そんな魅力的なスペックでありながら異常な束縛でマライア・キャリーさんを苦しめてしまい、それが離婚の原因となってしまいました。

一般的に束縛したがる男性は、嫉妬心が深く、自分自身の価値観を女性に押し付けたがる傾向があります。トミー・モトーラさんもマライア・キャリーさんに対して深い愛情を感じてしまったのか、私服に対して細かい注文を押し付けていたそうです。

自分好みのスカートの丈をマライア・キャリーさんに強要したり、私生活に対しても細かく支持していたことが明らかになっています。

マライア・キャリーさんは、世界中でファンを開拓することに成功したトップアーティスト。そのため、マライア・キャリーさんを狙う男性が多いのも無理はないでしょう。しかし、相手のことを信頼できていれば、束縛をする必要は一切ありません。

トミー・モトーラさんは最愛の妻であったマライア・キャリーさんを信じることができなかったようで、尾行してマライア・キャリーさんを監視したり、時には盗聴も行っていたのです。大富豪との結婚は大勢の女性が夢見ているはずですが、ここまで束縛が酷い男性であった場合、あまり結婚したいと思えないのではないでしょうか。

離婚以降、マライア・キャリーさんに対して謝罪と取れるような発言を一切行っていなかったトミー・モトーラさん。しかし、2013年に発売されたトミー・モトーラさんの自叙伝で、あまりに酷い束縛を行っていたことに対する謝罪ともとれる言葉が掲載されています。

マライア・キャリーさんは22歳で結婚していましたが、その当時トミー・モトーラさんは42歳。20歳も年下の美人で世界的な歌姫と結婚したため、誰にも渡したくないという思いが過剰になってしまったのかもしれませんね。

4年間結婚生活を送っていた2人ですが、子供が誕生していません。マライア・キャリーさんは当時全盛期の歌姫だったので、妊娠による活動休止を防ぐためにも子供は作れなかったはずです。

また、トミー・モトーラさんの束縛によって長らく冷めた夫婦関係であったことも、子供が誕生した無かった理由のひとつでしょう。

束縛が激しすぎる前夫との離婚が成立してからのマライア・キャリーさんは、複数の男性との交際が報じられてきました。

まず1人目は、メキシコ人歌手のルイス・ミゲルさん。その次は元野球選手のデレク・ジーターさんと交際しており、徐々に恋多き歌姫としても知られるようになっていったのです。

離婚後は熱愛が報じられてきたものの、なかなか結婚できなかったマライア・キャリーさん。しかし、離婚から10年後の2008年、ラッパーであり俳優のニック・キャノンさんと結婚したことを発表しました。

マライア・キャリーさんほど音楽面で成功していませんが、ニック・キャノンさんもラッパーとして安定した人気を獲得してきた音楽の天才です。俳優としては「メン・イン・ブラック2」、「デイ・オブ・ザ・デッド」などに出演しており、「アンダーカバーコップ」といった主演映画も複数公開されてきました。

また、テレビタレントとしても複数のジャンルの番組に出演しているなど、幅広い才能がある点も魅力です。そのため女性人気が高く、スーパーモデルのセリタ・エバンクスさんと交際していた時期もありました。

マライア・キャリーさんとニック・キャノンさんが出会ったのは、2008年4月にリリースされたシングル「Bye Bye」のミュージックビデオでの共演がきっかけでした。交際期間はあまり長くはありませんでしたが、マライア・キャリーさんも複数の男性と交際してきたので、直感でニック・キャノンさんの魅力を感じたのかもしれません。

前夫との結婚生活は、激しすぎる束縛によって破綻しましたが、ニック・キャノンさんとは順調な結婚生活を送っていました。報道陣を前にしても堂々とキスするほどのラブラブぶりでしたが、2人の結婚生活も決して順調ではなかったそうです。

2008年に結婚したものの、2014年から別居生活を開始したマライア・キャリーさんとニック・キャノンさん。2015年にマライア・キャリーさん側が離婚申請したことで完全に離婚することが決定し、約7年間の結婚生活に幕を下ろしました。

2人の口から離婚原因は語られていませんが、一部のメディアではニック・キャノンさんの不倫が原因と報じられたこともありました。離婚や破局の多くが男性の裏切りによるものではありますが、別のメディアによると、ニック・キャノンさんは一切不倫をしておらず、ラジオ番組で数々の本音トークをしたことでマライア・キャリーさんが激怒したことが原因だと報じています。