テレザ・カサロヴァさんは一度結婚しており、前の旦那との間に子供も誕生しています。現在は離婚してシングルマザーとして育てていますが、アヴィーチーさんも子供を実の子供のようにかわいがっていたそうです。

インスタグラムでもその様子が公開されたため、アヴィーチーさんに子供がいたと勘違いしてしまうファンもいたほどでした。

アヴィーチーさんの死後、テレザ・カサロヴァさんは、恋人を失った悲しみをインスタグラムに綴りました。また、アヴィーチーさんとは結婚の約束もしていたことも公表しています。

生前は恋人の子供とも仲が良かったアヴィーチーさん。画像を見ても本当の親子にしか見えず、もしアヴィーチーさんが亡くなっていなければ、素敵なお父さんになっていたに違いありません。

ハッキリと断言されていませんが、アヴィーチーさんの死は精神疾患による自殺だったことが示唆されています。生前のアヴィーチーさんが抱えていた心の闇は、素敵な恋人と子供、家族、ファン、そして音楽に恵まれていても振り払えないものなのかもしれません。

自殺という最悪な方法で家族を失い、遺族の悲しみはいつまでも消えることはありません。しかし、自分たちと同様の悲しみを増やさないよう、遺族は自殺防止活動基金を設立。アヴィーチーさんの故郷であるスウェーデンで活動し、全世界への展開を視野に入れているそうです。

遺族が設立した団体は、自殺防止だけでなく、気候変動や絶滅危惧種問題にも積極的に取り組んでいくことも発表しています。生前のアヴィーチーさんは心優しい人物だったそうなので、これらの活動も、「もしアヴィーチーが生きていたら」と想定して行っているに違いありません。

遺族が設立した団体は、「ティム・バークリング基金」と、アヴィーチーさんの本名を団体の名前に使用しました。アヴィーチーさんは音楽で世界を変えようと活動を続けていましたが、今後は遺族が意思を継ぎ、苦しむ人たちに手を差し伸べる活動を展開してくれるはずです。

アヴィーチーさんがまだ生きていた頃、天才アーティストであるアヴィーチーさんに迫ったドキュメンタリー映画「Avicii: True Stories」が公開されたことがありました。この映画は大々的に劇場公開されたものではなく、短期間のみ公開の映画として世界で上映されました。

日本においてはたった2日間のみの上映となり、それも限られた劇場でしか公開されませんでした。その後はネットフリックスで配信されていましたが、アヴィーチーさんが亡くなられたことを受け、「Avicii: True Stories」はネットフリックスからも削除されてしまったのです。

しかし、現在「Avicii: True Stories」の再配信が噂されており、監督が映画に関する新情報があることを示唆する内容をインスタグラムに投稿。もし再配信が決定すれば、アヴィーチーさんが歩んだ軌跡を、自宅で知ることができますね。