ソニー・ビーン一族事件の概要と真相

ソニー・ビーンと性悪女が発端

ソニー・ビーンと性悪女が発端

14世紀から15世紀のスコットランドで、ソニー・ビーンなる人物が性悪な女性と知り合って、ギャロウェイ(現サウス・エアシャイア)付近のバナーン・ヘッド海岸の洞窟に住み、旅人を襲ってその肉を食べて暮らしていたというもの。

ソニー・ビーン一族の伝説は事実なのか創作なのか?

ソニー・ビーン一族の伝説は事実なのか創作なのか?

ソニー・ビーンとその女性は子供を作り、近親相姦を重ねているうちに一族は48人にまで増えて、食料が人肉という日常生活では沢山の人達を殺して食べていたという、常軌を逸した伝説が語り継がれています。

この話は実在した事件なのか創作によるものなのか、以下でその真相をまとめていきたいと思います。

「進撃の巨人」の元ネタだった

「進撃の巨人」の元ネタだった

因みに、人気漫画の「進撃の巨人」に登場する巨人“ソニー”と“ビーン”の元ネタとなったとも言われています。

ソニー・ビーンの生い立ちとは?

ソニー・ビーンの家庭は貧しく父親から暴力をふるわれた

ソニー・ビーンの家庭は貧しく父親から暴力をふるわれた

本名アレクサンダー・“ソニー”・ビーンは14世紀後半頃、スコットランドのイースト・ロージアンで生まれたということ。ソニー・ビーンの子供時代はかなり貧しい家庭で育っていて、父親は溝掘り作業や廃棄物処理などの肉体労働者でした。

ソニー・ビーンに対して父親は度々暴力をふるっており、自分の都合の良いような息子にするような育て方をしていたそうです。ソニーは父親の望むような人間になろうと必死に働いていたと言います。

家が嫌で家出をした

家が嫌で家出をした

しかし、肉体労働の嫌いなソニーは仕事をしなくなりクビに。そんなソニーを父親は「まともに働けない、望む人間ではない」と罵ったようです。そんな家族の中にいるのが嫌になったソニー・ビーンは家を出ます。

知り合った女と南スコットランドへ

知り合った女と南スコットランドへ

そして女と知り合います。中世では娼婦や悪いことをする女性を魔女とする風習があり、その女も性悪女と言われて魔女のレッテルを張られていたということ。

そんな2人は自分を非難する群落を逃げるように離れて、南スコットランドに移り住みました。

ソニー・ビーンは女と人を襲って洞窟生活を始める

カニバリズムの始まり

カニバリズムの始まり

ソニー・ビーンと女は最初、働くことが嫌なため目についた旅人を襲い、金目の物を盗んで生活をするように。しかし、盗んだものを町で売ると犯罪がバレてしまい、捕まることを恐れてしばらくは何も食べずに飢えに耐えていました。

あまりにもお腹がすいた2人は、襲った人間の肉を食べれば解決することを思いつき、そこからカニバリズムが始まったようです。

死体に証拠を隠滅する細工を

死体に証拠を隠滅する細工を

動物の捕食と同じでやたらに人間を襲うことをせず、お腹がすいたときだけ襲って食べ、動物が襲って食べたような細工をして証拠を隠滅していたということ。

ソニー・ビーンと女はそうして移動生活を続けながら、数か月間生き延びていました。

バナーン・ヘッド海岸にある洞窟に定住する

バナーン・ヘッド海岸にある洞窟に定住する

ソニー・ビーンと女はその後、ブリテン島西岸のノース海峡に面した半島であるサウス・エアシャイアのバナーン・ヘッド海岸にある洞窟に定住することに。

その洞窟は、満潮時になると洞窟入り口が海面に隠れるため、見つかる確率は殆どなかったようです。そしていつも通り、旅人を探しては襲って殺し、その肉を食べるという生活をしていました。

遺体は干物や塩漬けにして保存

遺体は干物や塩漬けにして保存

2人が細心の注意を払ったのは、地域の住人を襲ってしまうと犯罪がバレてしまうので、通りがかりの旅人だけを狙うようにしていたということでした。

遺体は洞窟に運び、乾燥させて干物にしたり、塩漬けにしたりするなどの工夫をして長期間食べられるようにしていたということ。奪ったお金は町で必要なものを購入するために使い、持ち物は全て洞窟の中に隠していたそうです。

近親相姦で一族を増やした

子供が14人と孫が32人という48人の一族になった

子供が14人と孫が32人という48人の一族になった

男と女が密室で生活していれば、性行為は必然的なものとなりますが、ソニー・ビーンと女は性欲が旺盛だったとされています。そのため、2人の間には息子が8人、娘が6人いたそうです。

1年に1人産むとしても、14年間は毎年産んでいた計算になります。更にその子供同士や親と子供など、相手かまわず性行為に及び、最終的に子供14人と孫息子が18人、孫娘が14人という計48人の一族になったと言われています

近親相姦で障害児が多数いた可能性も

近親相姦で障害児が多数いた可能性も

もちろんすべての関係は近親相姦で、近親の交配は劣性の遺伝子を持って生まれてくる確率が高くなり、内臓疾患や骨格異常などの先天性異常が多くなります。そのため、一族の中には障害児もいたことが想定されます。

カニバリズムのカルト団になった

カニバリズムのカルト団になった

生まれてきた子供たちは外部との接触がなく、洞窟内での生き方が習性となり人肉を食べることは普通のことと考えるでしょう。また、教育も受けず一般的な常識を知らないので、人を殺すことに罪悪感はなく、日常化されてしまいます。

この洞窟内での集団生活は、いわば「カニバリズムのカルト団」といっても良いかもしれません。

人間を襲う時はまるでジャングルのライオンのようなチームワーク

人間を襲う時はまるでジャングルのライオンのようなチームワーク

ソニー・ビーン一族が人間を襲う時は、まるでライオンやハイエナが獲物を仕留めるようなチームワークで行動し、犯行はおろかその存在すらも世間に知られることはありませんでした。

襲う時は相手がどの方向に逃げても対処できるように包囲網を敷くよう仲間を配置。襲う人間は集団ではなく5人以下でいる人間を襲っていたということです。

真相が掴めず冤罪で処刑される人も

真相が掴めず冤罪で処刑される人も

完璧に獲物を狩る技術を習得しており、ソニー・ビーン一族に襲われたものは生還できなかったと言われています。そのため、バナーン・ヘッドの海岸一体で、旅行者の失踪事件が多発していても真相が掴めず、行方不明となった旅人が最後に宿泊した宿の経営者や浮浪者などの不審人物、過去に悪事を犯していた者などが治安当局に逮捕され、無実の罪で処刑される事態となっていました。

ソニー・ビーン一族が殺した人数は1500人?

ソニー・ビーン一族が殺した人数は1500人?

しかし失踪事件はその後も続き、スコットランドの人々は悪魔の仕業や超自然的な力が働いているという噂で恐怖に陥ったということ。

ソニー・ビーン一族に殺された人は、30人以上や300人以上、中には1500人という人もいたそうです。

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