ソニー・ビーン一族の逮捕と死刑

ソニー・ビーン一族唯一の失敗

ソニー・ビーン一族唯一の失敗

ソニー・ビーン一族は25年に渡って犯行を続けてきましたが、完璧なまでのチームワークが崩れ、失敗してしまいます。

ある時、馬に乗ってやってきた夫婦がいました。ソニー・ビーン一族はいつもの通りに一丸となって狙いを定めます。獲物夫婦の夫は刀やピストルを装備しており、襲われた時に反撃します。

ソニー・ビーン一族が退散!

ソニー・ビーン一族が退散!

しかし、夫人の方は馬から引きずり降ろされ、一族の手で殺されて一部を食べられてしまいました。夫は必至で抵抗し馬に乗って逃げ、待ち伏せしていた一族も走る馬を止めることは出来なく、また、大人数の集団が近づいてきたので、夫人の遺体を持ち帰ることを諦めて洞窟に退散していきました。

400人体制でソニー・ビーン一族を追捕

400人体制でソニー・ビーン一族を追捕

その後夫はやってきた集団に助けを求め、妻の遺体をグラスゴーの役所まで運んで「人食い族に教われて妻が殺され食べられた」と訴え、そこで25年間の蛮行が明らかになりました。

この事件はスコットランド国王ジェームズ1世に伝えられ、事件を重く見た国王は自ら400人の兵を率いて犯人の追捕に乗り出したのでした。

洞窟内は人肉と盗品が散乱していた

洞窟内は人肉と盗品が散乱していた

人間の目で探すことが困難な洞窟では、猟犬で臭いを嗅ぎつけさせて、一族のほぼ全員が捕縛されました。

洞窟内はすえた臭いと腐敗臭が入り混じって耐えがたい悪臭が漂っていたそうです。また、洞窟内には肉を乾燥させるために人肉があたり一面に吊るされており、殺された人たちの持っていた装飾品や持ち物が散乱していました。

逮捕後即刻処刑された

逮捕後即刻処刑された

ソニー・ビーン一族は抵抗することなく兵隊に捕獲され、鎖で繋がれて首都のエディンバラに連行されました。

一族の犯罪は極めて残虐で邪悪なものとされ、裁判は行われず、即刻公開処刑が宣告されました。

女子供もすべて死刑となり、男は両手両足を斧で切断されて失血死するまで放置され、女たちは男たちが失血して死んでいく様を見るように強制された後、生きたまま火あぶりの刑に処せられました。

処刑にはかなりの時間がかかっていましたが、ソニー・ビーン一族はその間に命乞いをすることもなく、自責の念や恐怖心を感じないかのような態度だったそうです。

おそらく、一族は多数の人間を殺しているため、人間を殺す行為に鈍感になっていたのではないでしょうか。また、人との接触がなかったため、殺される恐怖心という感情が形成されていなかったと思われます。

ソニー・ビーンの末裔は生きているのか?

ソニー・ビーンは息絶えるまで意味深な暴言を吐いていた

ソニー・ビーンは息絶えるまで意味深な暴言を吐いていた

ソニー・ビーンは処刑されて息絶えるまで「これで終わりだと思うなよ。終わりなんて来ないんだからな」と叫び続けていたそうです。それは、死んでも化けて出てやるという意味にもとれますが、別の意味合いにもとれます。

当時捕縛されたソニー・ビーン一族の人数は46人でした。48人いたはずですが、残りの2人は隠れていたのでしょうか。それともその場にいなかったのでしょうか。

しかし、ソニー・ビーン一族の処刑後は、旅人の行方不明者が出なくなったため、残りの2人は死んだのだろうとされ捜査は打ち切りになりました。

末裔が現代社会で生きている可能性も

末裔が現代社会で生きている可能性も

あまりにも恐ろしいこの事件は、スコットランド王朝が全ての記録を削除、封印されたということ。

しかし、残された2人はその後も生き続けていたかもしれません。そして子供を作り、その末裔は現代社会で生きている可能性もほんの少しあるのではないでしょうか。

ソニー・ビーンは実在した?それとも創作なのか?

この事件は国の恥で記録を抹消した

この事件は国の恥で記録を抹消した

スコットランドでは現在でもソニー・ビーン一族の事件は伝説として語り継がれています。しかし政府は、この事件を国の恥として全ての証拠を処分するよう命じています。

そのため、ソニー・ビーン一族に関する情報は何も出てきませんでした。しかし、全てを抹消したと思われていた資料が関係者の手によって、こっそりと残されていたというのです。

真相は未だにわからなかった

真相は未だにわからなかった

何百年と封印されていた記録が流出したため、一族の蛮行が世に広まってしまったと考えられています。また、そのような事実はなく、あくまでも創作に過ぎないとしている意見も否めないでしょう。

ソニー・ビーン一族事件を基にした作品

サランドラ

サランドラ

日本では漫画の『進撃の巨人』がソニー・ビーンを基にして作られたと言うことです。

『サランドラ』は1977年公開のアメリカ映画。過去に核実験場だった土地に旅行者がやって来て、奇形の殺人鬼たちに襲われるホラー映画です。


旅行者が人食いに襲われるという設定は、ソニー・ビーンをモデルにしています。

1985年に続編の『サランドラ II』が公開、更に2006年にはリメイクの『ヒルズ・ハブ・アイズ』が公開されました。

ソニー・ビーン一族事件の真相【まとめ】

・ソニー・ビーンは貧しい家庭に育ち父親からは暴力をふるわれていたといい、家出し知り合った女と南スコットランドに移り住んだ。

・ソニー・ビーンと女は、旅人を襲い人肉を食べてバレないように細工をしながら洞窟で生活するようになった。

・ソニー・ビーンと女の間には子供14人が誕生し、近親相姦によって孫が32人生まれ、計48人の一族となった。

・ソニー・ビーン一族は25年に渡って犯行を続けていたが、馬に乗った夫婦を襲った際に反撃されたことをきっかけに兵隊に捕獲され、即刻公開処刑が宣告された。

・スコットランドでは現在でもソニー・ビーン一族の事件は伝説として語り継がれているが、創作という説もある。

恐ろしい人食い一族ソニー・ビーンの住んでいた洞窟や死刑の様子や真相をまとめてきました。カニバリズム(人食い)はソニー・ビーン一族に限らず、世の中に存在しているようです。また、近親相姦も残念なことに世界中に溢れていることは確かです。

胸の悪くなるような事件でしたが、スコットランドではこの事をひた隠しにしてきました。また、これが事実だという証拠はありません。逆に事実ではないという確証も掴めず、話はどんどん誇張されていったのかもしれません。

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