尋常でない風音に慌ててテントを出る

尋常でない風音に慌ててテントを出る

ディアトロフたちは事件当日の夜、尋常ではない風音に怯えていた時、テントが飛ばされそうになったため、慌ててテントを切り裂き外に出たところ、1人のメンバーが飛ばされたため、助けようとしたメンバーも強風にあおられ、結局全員が流されるように斜面を下り、5人が途中で凍死したということ。

5人は凍死4人は崖からの転落死

5人は凍死4人は崖からの転落死

残りの4人のメンバーは、途中で死亡した仲間の衣服を脱がせて寒さを凌ぐために着衣し、そのまま渓谷の方へと下りますが、途中崖から転落し肋骨や頭蓋骨を損傷し死に至ります。

また、ドゥビニナの舌と眼球が失われていたことについては、4人の遺体は全て水の中で発見されているため、発見されるまでの2か月間の間に、水の中で腐敗と分解が進んだものと推測されました。

この説は5人の凍死と4人の損傷を裏付けるに値する検証となっています。しかし、放射性物質が検出されたことについての裏付けにはなりません。そのため、宇宙人説やUMA(ユーマ)説など、突飛な仮説まで出てきたのでした。

ディアトロフ事件の真相を究明

放射性物質の謎

放射性物質の謎

先に述べました、コレヴァトフとドゥビニナの遺体の衣服から検出された放射線量は、放射能を扱う仕事に従事している一般の作業員から検出される放射線量の基準を大幅に超える量だったということです。

このことについてソ連政府は、衣服が大気中から落下した放射性粉塵で汚染されていたか放射性物質に接触して汚染された、としていました。

確かにコレヴァトフは原子力の研究者でしたが、ドゥビニナは学生です。汚染原因は未だ不明ということ。

光球の謎

光球の謎

ディアトロフ峠事件の報告書には、何故か「謎の光球」の目撃情報が多数掲載されていました。

午前6時40分頃(事件のあった2月2日)、南の空に明るく光る白いボールのようなものを見た。という類の証言です。

しかしその正体については報告書に示されていませんでした。

事件の犯人は誰?真相は闇の中へ

事件の犯人は誰?真相は闇の中へ

ソ連政府は、この事件を「抗いがたい自然の力」だとする一方で、放射性物質や光球の謎を解明しないまま、極秘文書として封印してしまいました。事件そのものも世間には知らされず、9人の死の真相は闇に葬られてしまったのでした。

この事件には、果たして犯人はいるのでしょうか。

ディアトロフ事件に関連した映画やテレビ番組を紹介

ディアトロフ・インシデント

ディアトロフ・インシデント

ディアトロフ峠事件を題材にしたアメリカ映画です。アメリカ人の大学生5人が事件の現場となったウラル山脈、ホラート・シャフイル山の遭難現場に向かい、道中雪崩で1人が死亡しもう1人が大怪我をしてしまいます。

4人は救助を待つが、ロシア軍に捕まりそうになるも逃れ、山中の扉の奥へと入っていきます。

設定はディアトロフ峠事件に再現されていますが、内容はホラーやモンスター映画に近い作品です。『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』のようなビデオカメラで撮影している形の手法を取り入れています。

監督は『 ダイ・ハード2』や『クリフハンガー』などを手掛けたレニー・ハーリン。

2013年8月10日日本公開
キャスト:ホリー・ゴス、マット・ストーキー、ルーク・オルブライト他

映画『ディアトロフ・インシデント』オリジナル予告編 - YouTube

出典:YouTube

ダークサイドミステリー

ダークサイドミステリー

NHK BSプレミアムで『ダークサイドミステリー 「緊急報告!"死の山"ディアトロフ峠事件」』という題で2019年8月29日に放送されました。

奇跡体験!アンビリバボー

奇跡体験!アンビリバボー

ドキュメンタリー系バラエティ番組『奇跡体験!アンビリバボー』で、2018年12月6日に放送されました。「謎を解け!真冬のミステリー2時間スペシャル 真冬のミステリースペシャル ディアトロフ峠事件60年目の真実」

ディアトロフ峠事件の真相や原因【まとめ】

・ディアトロフ峠事件は、1959年にソ連のウラル山脈北東部で雪山登山をしていた男女9人が不可解な死を遂げた事件。

・被害者一行はマイナス30度の極寒の中、テントを引き裂いて裸足、または靴下を履いた状態で外に飛び出し、9人中5人は低体温症で死亡、残りの4人は2ヶ月以上経ってから頭骨や肋骨の骨折や舌と目を失った状態で発見された。

・事件の原因として75もの仮説が立てられており、旧ソ連政府の報告書では、あまりの強風によりテントを出てしまった一行のうち5人は凍死、4人は崖から転落死したという「強風説」が報告されている。

・被害者のうち2人の衣服から大量の放射線量が検出されたこと、事件当日に空に明るく光る光球の目撃情報が多数あったことなど、事件についてはいまだに謎が多く真相は解明されていない。

ディアトロフ峠事件は様々な不可解な謎が残る中、旧ソ連の事件報告書封印により、真相は未だ明らかにされていません。その後、エカテリンブルクにウラル工科大学(前ウラル科学技術学校)の助けを借り、ユーリー・クンツェヴィチによって「ディアトロフ財団」が設立され、ロシア当局に対してディアトロフ峠事件の再調査をするよう求めています。

また、2018年に遺族からの要請で、ロシア検察は事件の再捜査を開始しました。結果は「被害者の死亡は雪崩によるもの」との見解を発表。遺族はこの結果を受けて、何らかの人為的な作為があったものであるとし、検察の発表に同意しませんでした。

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