本名：逸見万里
芸名：辺見マリ
出身地：京都府京都市
生年月日：1950年10月5日
活動期間：1969年-
職業：歌手、女優
ジャンル：歌謡曲

辺見マリさんは歌手として1969年にデビュー、「経験」などの代表作を持つ方になります。

1970年には「私生活」という曲で紅白歌合戦に出場、抜群の歌唱力を披露しました。

また、女優としても映画出演の経験があり、「なにがなんでも為五郎」「ヨコハマBJブルース」などへの出演が見られました。

辺見マリさんは元夫に歌手の西郷輝彦さんと1972年に結婚、芸能界を引退して1981年に離婚をしています。

その間に2人の子供を出産しており、その1人が芸能人の娘・辺見えみりさんになります。

辺見マリさんは「拝み屋（おがみや）」と呼ばれる祈祷師（きとうし）から5億円の被害を受けていたことが発覚しています。

霊能者を装った「拝み屋」と名乗る人物と接触し、多くの金銭的・精神的被害を受けたそうです。

辺見マリさんは拝み屋に出会ってから13年もの間、マインドコントロールされていたと語られています。

その間には精神的にボロボロになり、中々立ち直ることが出来なかったそうです。

辺見マリさんは2018年7月に「直撃！シンソウ坂上」に出演し、テレビで拝み屋騒動について初告白をしました。

坂上忍さん司会のバラエティ番組にて、辺見マリさんが30年以上の月日が経ってようやく話すことが出来たようです。

辺見マリさんは番組内にて、「当時は地獄のようだった」と語っています。

涙を見せつつ力強く暴露、「まだ吹っ切れていない」と心の傷はまだ完全には癒えていないといいます。

辺見えみりさんの拝み屋との関係性ですが、娘である辺見えみりさんにも少なからず影響を与えました。

母親の異常性に気づいていたそうで、「お母さんじゃなくなった」とコメントしています。

辺見マリさんが関わった「拝み屋」ですが、男性マネージャーの紹介で出会ったといいます。

強く「会って欲しい」と懇願されたそうで、それが洗脳の始まりだったそうです。

辺見マリさんは最初、拝み屋Kさんという方と出会います。

その方の名字は「神田」だと言われており、これがイニシャルKと一致します。

辺見マリさんは拝み屋は他にも関わっており、拝み屋Aという方も存在しました。

その方の名字は「安藤」という噂が出ており、こちらもイニシャルAというのが一致します。

辺見マリさんは拝み屋たちの巧みな誘導により、完全に洗脳の状態にあったといいます。

まずは安心をさせて驚きを与え、そこからは嫉妬、囲い込みなどのステップを踏んでいきました。

辺見マリさんは拝み屋による洗脳の真相をバラエティ番組「しくじり先生」で披露しました。

しくじり先生の講師として壇上、過去の過ちを暴露してくれました。

拝み屋に洗脳を受けた期間は「1988年から2001年の間」だったと語っています。

約13年の間という長い期間、拝み屋からマインドコントロールを受けていたことが分かります。

最初は「拝み屋K」に出会い、「息子がグレる」「母が寝たきりになる」などから救われるために金銭を支払っていました。

しかし、その金額は徐々にエスカレートし、気がつけば数百万という金額に膨れ上がっていきました。

拝み屋Kからは「修行」という形で、金銭を支払っていたという辺見マリさんでした。

拝み屋Kに支払った金銭は拝み屋AやAの兄、さらには元マネージャーにまで及んでいました。

辺見マリさんが金銭を支払った拝み屋Kでしたが、一家ごといきなり失踪をしてしまいます。

不安になった辺見マリさんでしたが、さらに洗脳地獄の深みへとハマってしまいます。

その約1ヶ月後に拝み屋A（新拝み屋A）が誕生します。

何もかも不安だった辺見マリさんにとっての救世主となった拝み屋Aとすぐに深い関係になってしまいます。

辺見マリさんはは拝み屋Aへの住まいを提供し、そこには元マネージャーやAの家族などが住んでいました。

K一家が失踪したアパートとは別の住まいを用意され、それだけでも相当な資金がなくなってしまいます。

拝み屋Aは辺見マリさんに対し、様々な要求を突きつけてきました。

当時は芸能活動を引退していましたが、「仕事に復帰しなさい」と助言したのも拝み屋Aでした。

拝み屋Aとはマカオ旅行に行くほどの親密な関係となり、ギャンブル代を負担までしていたそうです。

しかも2～3日ぶっ続けで、さらに辺見マリさんはギャンブルを楽しむことは出来ませんでした。

辺見マリさんが1993年に発売した写真集ですが、実はこれも拝み屋Aからの助言で出版したものだったそうです。

自分の意志とは全く関係のない仕事で、自分のありのままの姿をさらけ出すことになってしまいました。