ケネディ大統領の暗殺については歴代大統領の中でも圧倒的に人気が高いリンカーン大統領の暗殺と奇妙な一致があることで知られています。リンカーン大統領はアメリカにあるフォード劇場にて観劇中に背後から頭部を銃撃され亡くなりました。

ケネディ大統領はフォード社の「リンカーン」という車に乗ってパレードしている最中に後頭部を銃撃され亡くなっています。さらに当時の2人の副大統領の名前が「ジョンソン」であることや初めて議会当選した年と大統領に当選した年はちょうど100年違いなど、何かと一致している部分があることでも知られています。

ケネディ大統領暗殺の現場には多くの人がいましたが、そこでオズワルド以外にも怪しい人物がいたそうです。それが有名な「バブーシュカ・レディー」で、この女性は暗殺が行われた現場に居合わせながら平然を装っていて、当時はパレードの撮影をしていたと言われています。また、暗殺事件後に彼女の身元を特定しようという動きもありましたが、全く尻尾が掴めず、さらに彼女がカメラで撮影していた映像も見つかっていないようです。

もうひとつ有力視されているのが暗殺現場にあった「丘の上に狙撃した犯人がいた」というものです。現場には確かに小高い丘があり、そこから狙うのであれば「狙撃は十分に可能」という結論から噂になったものです。ただ、これについても決定的な証拠が無く、実際にこの丘から狙撃した人物がいたのかどうかはハッキリしていません。

ケネディ大統領の暗殺現場もう1人怪しい人物が映像に映っていました。それが「アンブレラマン」で、晴れた日になぜか1人だけ真っ黒な傘をさしている人物が写っています。これについては非常に怪しく、何かしら暗殺に関わっているのではないかと言われました。ただ、これについては「ケネディのアンチ」だとも言われていて、嫌がらせのように黒い傘をさして無言の抗議を行っていたとも言われています。

ケネディ大統領夫人であるジャクリーンは事件当初夫が発砲されると車から身を乗り出してトランクのほうに向かって前かがみになって何かをしていました。これについては銃撃と吹っ飛んだケネディ大統領の脳みそをかき集めていたと言われていて、映像でもたしかにそのように見えなくもないことから話題になりました。

ケネディ大統領夫人のジャクリーンは夫が狙撃された後、トランクに向かって身を乗り出しています。これについては脳みそではなく、単純に「逃げようとしていた」という見方のほうが濃厚で、すぐにトランクからシークレットサービスがよじ登って彼女を助けようとしていました。

ケネディ大統領の弟であるロバート・F・ケネディは1968年に大統領候補指名選のキャンペーン中に暗殺されてしまいました。彼も兄と同様に政治家として活動していた人物で、兄が大統領就任時には司法長官に抜擢されています。暗殺時は民主党の上院議員として活動していて、パレスチナ系アメリカ人のサーハン・ベシャラ・サーハンによって銃撃され、命を落としました。

ケネディ大統領夫人であったジャクリーンは暗殺から5年後の1968年にギリシャの大富豪と再婚して話題になりました。彼女はファーストレディーで無くなったあとも非常に多くの人気を集め、世界中の女性から憧れの存在として羨望の眼差しを向けられました。彼女は1994年5月に64歳という若さで亡くなり、その後はケネディ大統領の墓の隣に埋葬されました。

ケネディ大統領の息子であるJFKジュニアは弁護士として活躍していた人物で、過去には政治家の党大会にて演説をしたこともありました。ですが、彼は1999年7月に自家用小型飛行機を操縦中に誤って海に墜落。そのまま帰らぬ人になってしまいました。

ケネディ大統領暗殺についての資料や情報をまとめたウォーレン報告書は当初非公開となっていましたが、その後は何度か公開されていて、オンライン上でのみ公開されたこともありました。ただ、この報告書の内容すべてが公開されたわけではなく、すべての中身公開は2039年に行われることが発表されています。

ケネディ大統領暗殺については当時から謎だらけであったことからこれまでに何度も映画化されていて、ただの映像作品ではあるものの制作側の「真実に迫ろう」という思いが伝わってきます。

JFKジュニアは1999年に飛行機事故によって亡くなったことで知られていますが、現在アメリカでは「JFKジュニアは生きている」と噂になっているようです。

これは現トランプ大統領を支持している「Q」という組織が関与していると言われていて、JFKジュニアは生前自身の身を案じて死亡したように見せかけたと言われています。

さらに彼は生前トランプ大統領と親交が深かったようで、現在は彼の活動を裏から支えているとも言われています。この噂はアメリカで熱狂的な支持者を生んでいるようですが、これを事実とする根拠は薄いことからただの都市伝説として知られています。

ケネディ大統領の暗殺についてはすでに50年以上が経過していますが、現在もなおその真相はハッキリしていません。そのため、2039年の公開が待たれますが、なんとそのウォーレン報告書の中身もいくつか紛失したり、処分されてしまったものもあるそうです。

そのため、「たとえ中身が公開されたとしてもその真相は謎のままではないのか？」といった見方も強いようで、真犯人や犯行理由が解明されないままになることが危惧されています。