世界中で大ヒットを記録した映画「戦場のピアニスト（原題：The Pianist）」。2002年に公開されたドイツ、フランス、イギリス、ポーランドの合作映画です。

実在したユダヤ系ポーランド人のピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンさんの実体験をもとにした映画であり、エイドリアン・ブロディさんが映画でのウワディスワフ・シュピルマンさんを熱演。映画はアカデミー賞の監督賞、脚色賞を受賞し、そしてエイドリアン・ブロディさんは主演男優賞を受賞しました。

また、ウワディスワフ・シュピルマンさんなど多くのポーランド人を救った英雄、ヴィルム・ホーゼンフェルトさんを演じたトーマス・クレッチマンさんの演技力も絶賛されており、誰もが「戦場のピアニスト」を通じて戦争がどれほど残酷な争いであることを知ることができるでしょう。

ここまではナチス・ドイツの名作映画をランキング形式でご紹介しましたが、同じテーマの作品のドラマ・ゲームも名作ばかり。ここからは、ナチス・ドイツがテーマのテレビドラマとゲームもご紹介します。

まず最初にご紹介するのは、amazonプライムビデオの海外ドラマ「高い城の男（原題：The Man in the High Castle）」。アメリカのドラマであり、フィリップ・K・ディックさんが手掛けた同名の小説をもとに製作されました。

「高い城の男」の世界観ではアメリカが第二次世界大戦で敗戦しており、ナチス・ドイツと日本が強大な帝国として栄えています。「高い城の男」ではナチス・ドイツと日本に抵抗するアメリカのレジスタンスの活躍などが描かれており、全4シーズン配信されました。

脚本は「Xファイル」のフランク・スポトニッツさんが担当しており、アレクサ・ダヴァロスさん、ルパート・エヴァンスさん、ルーク・クラインタンクさんが出演。映画「ラストサムライ」にも出演した日本人の俳優、尾崎英二郎さんも出演しています。

次にご紹介する「ナチ・ハンターズ（原題：Hunters）」も、amazonプライムビデオで配信された海外ドラマ。アメリカで制作された作品であり、ニューヨークのナチ・ハンターたちの活躍が描かれている名作ドラマです。

「ナチ・ハンターズ」は2020年2月に配信され、「ゴッドファーザー」シリーズや「スカーフェイス」、そして「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」などの名作映画などでも有名なアル・パチーノさんが出演。「敵、ある愛の物語」「ショコラ」に出演したスウェーデン出身の大女優レナ・オリンさん、テレビドラマ「Taxi」のシムカ役、映画「アニー・ホール」のアリソン・ポーチニック役などを演じたキャロル・ケインさんの出演も話題になった作品です。

「高い城の男」と同じくamazonプライムビデオの作品であるため、両作品共にamazonプライム会員に加入すれば視聴することができます。安価な年会費でさまざまなサービスを利用できるため、すでにamazonプライム会員に加入している人も多いのではないでしょうか。

最後にご紹介するのは、人気ゲームシリーズ「Wolfenstein（ウルフェンシュタイン）」。海外で長年に渡り高い人気を獲得し続けているヒット作であり、2014年にリブート作品「Wolfenstein：The New Order」が発売されました。

「Wolfenstein：The New Order」では主人公のウィリアム・ジョセフ・ブラスコヴィッチを操作し、ナチス・ドイツとの激しい戦いを繰り広げます。歯ごたえがある戦闘、映画のように迫力ある演出などでゲームファンを魅了した作品であり、続編「Wolfenstein II：The New Colossus」や、「Wolfenstein：The Old Blood」「Wolfenstein：Youngblood」、「Wolfenstein：Cyberpilot」なども発売されました。

「Wolfenstein：Cyberpilot」以外はZ指定のため年齢によっては購入することはできませんが、ナチス・ドイツがテーマの作品に興味がある人、アクション映画が好きな人などにも注目してもらいたい名作シリーズです。