拝啓、バッド夫人。
1894年、私の友人ジョン・デイヴィスはタコマ号に乗り込み、サンフランシスコから香港に向いました。香港に着くと陸に上がり、二人の同僚と酒を飲みました。港に戻った時は既に遅く、船は出た後でした。
折しも中国は飢饉の真っ只中で、どんな肉でも1ポンド1ドルから3ドルするというありさまでした。貧民の苦しみは大変なもので、12歳以下の子供はみんな肉屋に売られて切り裂かれ、食料として売られました。…

…私はまず彼女を裸にしました。暴れたのなんの。噛みつくは引っかくはで大変でした。そして首を絞めて殺し、肉を細かく切り刻みました。…

…その気になれば出来ましたが、私は彼女を犯していません。お嬢さんは処女のまま死にました
他にも殺害していた可能性が

他にも殺害していた可能性が

以上の殺人及び虐待で逮捕されたアルバート・フィッシュですが、本人も400人以上を殺したと供述していますように、実際に殺害された犠牲者は他にもいた可能性がありました。

ビリー・ガフニ―が殺害された同じ年に、12歳のイェッタ・アブラモウィッツがブロンクスで絞殺されています。この時の目撃者は「背の高い男」と語っていたそうです。

更に、1932年にクィーンズの林の中で、マリー・エレン・オコーナー(16歳)の切断された遺体が発見されています。アルバート・フィッシュはこの時、付近の家のペンキを塗っていたことが判明していました。

アルバート・フィッシュの子供や子孫について

息子4人・娘6人を儲けた

息子4人・娘6人を儲けた

前述していますように、アルバート・フィッシュは1898年、母親の紹介でアンナ・メアリー・ホフマンという9歳年下の女性と結婚し、息子4人と娘2人を儲けています。

子供の1人が語ったところによりますと、6人の子供は父親のアルバートに虐待を受けたことはなく、普通の子供として育てられたということ。

アルバートは普段は敬虔なクリスチャンで温厚な人柄でしたが、時々子供たちに釘や鋲を打ち込んだ板で、自分の尻を叩くように頼んでいたそうです。

子孫の情報は皆無だがいる可能性は高い

子孫の情報は皆無だがいる可能性は高い

アルバート・フィッシュには6人の子供がいるため、その子孫が存在する可能性は非常に高いと思われますが、そのような情報や資料らしきものは見つかりませんでした。

実際に自分がシリアルキラーであるアルバート・フィッシュの子孫だと知られれば、世間からの容赦ない反応が待ち受けているかもしれません。そのため、子孫がいたとしても公にはせず、名前を変えて暮らしている確率は高いでしょう。

アルバート・フィッシュの名言

アルバート・フィッシュに名言があったとは驚きですが、おそらく誰しもが耳にしたくない言葉という風に想像してしまいます。そんなアルバートが残した驚愕の名言を紹介していきます。

「いつも他者を苦しめたい欲求があり、自分も苦しめられたいと思っていた。苦痛を与えたいという願望は、なによりも一番大事なことだった」

「いつも他者を苦しめたい欲求があり、自分も苦しめられたいと思っていた。苦痛を与えたいという願望は、なによりも一番大事なことだった」

アルバート・フィッシュにとって「苦痛」は快楽の一部であり、自分を苦しめるだけではなく他人を苦痛に陥れることも楽しんでいました。人生が苦痛に支配されていたと言えます。

「うまかったよ」

「うまかったよ」

アルバート・フィッシュの手紙にも記されていますように、人肉食に対するアルバートの感想です。自身の人肉レシピを絶賛していたのです。

「わくわくしますよ。まだ試していませんから」

「わくわくしますよ。まだ試していませんから」

死刑執行の電気椅子にかけられる感想を述べた時の名言。電気ショックという未知なる苦痛にもワクワクするという異常ぶりです。

しかしアルバート・フィッシュは、何故死刑にされるのかがわからないとも語っていたそうです。自分が犯したことの罪の意識は微塵もなかったようです。

アルバート・フィッシュ事件がモチーフとなった映画

2007年のアメリカ映画『The Gray Man』

2007年のアメリカ映画『The Gray Man』

アルバート・フィッシュがグレース・バッドを誘拐して殺害する事件を元にした2007年のアメリカの映画です。アルバート役にベルギーの俳優パトリック・ボーショーが、グレース・バッド役に当時子役だったアメリカの女優レクシー・エインズワースが演じています。残念ながら日本では公開されず、字幕版・吹き替え版もないようです。

また、「羊たちの沈黙」のレクター博士がアルバート・フィッシュをモチーフとしたキャラクターとなっています。

アルバート・フィッシュの生い立ちや事件についてまとめ

・アルバート・フィッシュは5歳の頃から孤児院で育ち、孤児院での鞭打ちでSM嗜好に目覚めたという。

・幼い頃から精神が崩壊していたアルバート・フィッシュは、自傷行為を繰り返していたがそれでは飽き足らず、残忍な虐待殺人を犯すようになった。

・アルバート・フィッシュは逮捕された時、「400人以上を殺した」と供述している。

・アルバート・フィッシュは普段は温厚な人柄で、自身の6人の子供には虐待はしていなかったという。

・アルバート・フィッシュはその異常ぶりが分かる名言を残している。

アルバート・フィッシュは1936年1月16日、ニューヨークのシンシン刑務所で電気椅子での死刑執行を受けました。その時に数人の刑務官に語った言葉が「一生に一度しか味わえない、最高のスリル」でした。死ぬときまでも苦痛を楽しんだアルバートでしたが、体内に入っていた29本の針の影響で、一度の通電では死亡しなかったと言われています。あくまでも報道側の情報なので、本当の所はわかっていませんでした。

アルバート・フィッシュの生い立ちや子供・子孫、そしておぞましい手紙などをまとめてきましたが、残酷な殺人を犯した犯罪者の言葉が名言となること自体、犠牲者にとっては苦痛の何者でもないかもしれません。

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