テッド・バンディのプロフィールと生い立ち

プロフィール

プロフィール

本名:セオドア・ロバート・バンディ
生年月日:1946年11月24日
出身地:アメリカ合衆国バーモント州バーリントン
没年月日:1989年1月24日(42歳没)
犯行期間:1974年~1978年
犠牲者:30人以上
没地:アメリカ合衆国フロリダ州来フォード刑務所
死因:電気椅子による処刑での電気ショック

1946年11月24日に私生児として生まれる

1946年11月24日に私生児として生まれる

テッド・バンディは1946年11月24日にバーモント州バーリントンで、当時21歳のルイーズ・コーウェルの元に生まれました。

未婚女性のためのホームであるエリザベス・ランド・ホームでテッドを産んだルイーズは、自分の両親(テッドにとっては祖父母)をテッドの親とし、ルイーズは年の離れた姉として育てました。

祖父母を両親と偽って育てられた

祖父母を両親と偽って育てられた

当時のアメリカでは、婚外子は不名誉なことだとされていたため、テッドが後ろ指をさされないように環境を整えたということ。

父親とされた祖父のサム・コーウェルはテッドを可愛がりましたが、祖母や小動物に対して虐待を行っていたということです。

自分は私生児だと知る

自分は私生児だと知る

そのようなことで、テッドは可愛がってくれた祖父を父親として愛していました。しかしそんな嘘も従兄弟から「お前は父無し子だ」と言われ、出生証明書を見せられて、10歳になったテッドの知ることとなります。

テッドが4歳の時に「姉」であった母親がジョン・バンディという男性と結婚し、テッド自身もバンディの姓を名乗ることの意味がようやく理解できたのでした。その頃からテッド・バンディは自分を私生児として産み、祖父母を両親と偽っていた母親を憎むようになっています。

小学校では成績優秀だったが凶暴だった

小学校では成績優秀だったが凶暴だった

テッド・バンディはIQが高く、小学校に入学すると優秀な成績を収めていましたが、それが必ずしも教師たちに良い印象を与えたとは言えませんでした。テッドの通知表には毎回凶暴な性格だということが指摘され、その性格を直すように注意を受けていたのです。

普段は温厚な態度でしたが、一旦キレると何をするかわからなくなる位凶暴性が表面化したということ。

高校生頃から精神崩壊が始まる

高校生頃から精神崩壊が始まる

高校時代は目立たなくおとなしい性格で、ガールフレンドもいたのですが極端に恥ずかしがり屋で、手を握ることさえ出来なかったと言います。しかしその表面とは裏腹に、夜になると家を抜け出して女子寮を覗き見して自慰に耽っているような陰湿な少年でした。

また盗難癖があり、母親の収入では到底買えないような高価なものを盗んでいました。テッド・バンディには理想像があり、自分で自画像を想像していました。

それは当時の生活では叶うことのない裕福で上品で賢く、人気者の自分だったのです。それはまるで、自分が私生児であることを認めたくないという願望の表れではなかったでしょうか。

そして現実と虚構の狭間でもがき苦しみ、自分の力を巨大化させるために想像を現実化させるべく精神崩壊が始まるのでした。

テッド・バンディが唯一愛した女性

テッド・バンディが唯一愛した女性

高校を卒業したテッド・バンディは、ピュージェットサウンド大学に1年間在籍し、その後中国語を学ぶためにワシントン大学に転学します。ワシントン大学を中退してからは、大統領選や州知事選などのスタッフとして働きます。

その間に女性との交際が始まりますが、1969年に離婚歴があり娘がいるエリザベス・クレプファーと出会い、激しい恋に落ちます。2人の関係はテッド・バンディが1976年にユタ州で初めて投獄されても続いていました。

テッドにとって最初で最後の恋愛だったかもしれません。

映画になったテッド・バンディの恋愛

映画になったテッド・バンディの恋愛

2人の関係を描いた映画が、ザック・エフロン主演の『テッド・バンディ』です。後程詳しく紹介していきますが、シリアルキラーの顔とはまるで異なるテッド・バンディのもう一つの顔が描かれています。

テッド・バンディをシリアルキラーにさせた要因とは?

ステファニー・ブルックスとの出会い

ステファニー・ブルックスとの出会い

話が前後しますが、テッド・バンディは1965年のワシントン大学在学中に、背が高く長い黒髪の美人ステファニー・ブルックスと恋に落ちます。彼女はサンフランシスコの裕福な家庭の子女で、学歴・容姿などテッドにとって理想とする女性でした。

失恋のショックに大学を退学

失恋のショックに大学を退学

しかし、付き合ってからほどなくステファニー・ブルックスは、テッド・バンディの本性を見抜きます。子供っぽく粗野で幼稚なテッドに嫌気が差したステファニーは、テッドを見限ってカリフォルニア州の実家に帰ってしまったのです。

その後テッド・バンディはショックのあまり学業も手に就かなくなり、大学中退を余儀なくされています。

人格形成上の転機が訪れる

人格形成上の転機が訪れる

おそらくテッド・バンディにとって、この出来事が「彼の人格形成上の転機」だと精神科医のドロシー・ルイスが指摘しています。テッド・バンディの虚構の上に築かれた恋愛は、砂の城のように崩れてしまったことにより、テッドの次なる目標が姿を現します。

その後のテッド・バンディの行動には、必ず「長い髪の女」が登場するようになります。

2人の再会

2人の再会

1973年にテッド・バンディはステファニー・ブルックスと再会します。当時のテッド・バンディはワシントン州の共和党員となっており、マナーや服装、そして勤勉で社交的な姿へと変貌を遂げたテッドに感銘を受けた彼女は、一目で彼の虜となりました。

テッド・バンディの計画

テッド・バンディの計画

2人は婚約してしばらく交際が続きました。しかし1974年1月、テッドは突然彼女との連絡を絶ってしまいます。彼女が連絡を入れても返そうとせず手紙が送られても返信しませんでした。

ようやく連絡がついたとき、何故連絡をくれないのかと問いただすステファニーに対して、返した言葉が「何のことだかわからない」と言って電話を切っています。それが彼女との最後の会話になりました。

テッド・バンディはこの事を回想し「彼女と結婚することもできたと自分に証明したかった」と語っていました。正しくステファニーが自分をふったことに対しての復讐だったのです。

テッド・バンディ事件の詳細

テッド・バンディの犯行が始まった時期は諸説あります。1969年にフィラデルフィアで2人殺したと言ってみたり、1971年のシアトルの事件が初めてと言ったりということも。

諸説ではテッドは14歳で初めての殺人を犯しただろうとも言われていますが、おそらくステファニー・ブルックスに復讐を果たした1974年を皮切りに、テッド・バンディの蛮行が始まっていったと思われます。

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