1997年公開の『ベルの素敵なプレゼント』
歌い手：ベル、コグスワース、ポット夫人、チップ、ルミエール

「Deck The Halls（お部屋をかざろう）」は、日本でよく歌われる「ひいらぎかざろう」として知られている有名なクリスマスの歌です。

『ベルの素敵なプレゼント』より
歌い手：ベル

楽しいクリスマス。ベルは野獣にもクリスマスを楽しめるように、本のプレゼントをすることに。読む人によって様々な世界観を感じることが出来る物語を野獣にも感じて欲しいと、物語を紡いでいきます。

愛する野獣のためにベルが作った物語が伝わる、壮大な曲となっています。

『ベルの素敵なプレゼント』より
歌い手：ベル、コグスワース、ポット夫人、チップ、ルミエール

クリスマスの飾りつけをしながらベルが召使たちに向かって歌いだす曲です。それにつられるように召使たちも合わせて歌いだします。

ディズニーランドのパレードでもよく使われる曲です。

『ベルの素敵なプレゼント』
歌い手：フォルテ（パイプオルガン）

本作の新キャラクターである、パイプオルガンの姿に変えられてしまった音楽家のフォルテが歌った曲です。

暗い感じの曲を好むフォルテですが、野獣にとってはとても心地いい音楽を奏でてくれるので、お気に入りでした。

しかしベルの登場により、徐々に前向きになって明るくなっていく野獣はフォルテの歌を敬遠するように。そんなフォルテが元の野獣に戻るように誘導する歌がこの曲です。

とても重々しい暗い雰囲気が伝わってきますね。

『ベルの素敵なプレゼント』より
歌い手：チップ、コグスワース、ルミエール、ベル

クリスマスが嫌いな野獣は、クリスマスの準備をしていたベルと召使たちを牢に閉じ込めてしまいます。それを解決したいみんなは方法を考えますが、なかなか一致せず、ルミエールとコグスワースが喧嘩をしてしまいます。

『1991年のアニメ版』より
歌い手：ガストン

夜襲の歌というタイトルの通り、ベルが野獣に思いを寄せていると気づいたガストンが、野獣を殺してしまおうと企み、村人たちに野獣への恐怖心を植え付け、討伐隊を組む時の曲です。

真実を知る視聴者から見ればガストンの邪悪さが際だって見えますが、町の人からしてみると自分たちの住む町の近くの城に住む野獣に恐怖を覚えるのも当然のこと。

ガストンの企みで、村人たちは自分の暮らしを守るために行動するのですが、ガストンにとっては自己中心的な考えだったのです。そんなガストンの感情を露わにした恐ろしい曲調となっています。

観ている人たちは村人がガストンに惑わされているとわかっていても、野獣を応援したくなりますが、実際に恐ろしい嘘をつかれたら気付かないかもしれません。

また、こういう悪役がいてこそベルと野獣の美しい愛が際立ってきます。

『1991年のアニメ版』より
歌い手：ルミエール、コグスワース、ポット夫人、チップ、フェザーダスター、ワードローブ、フットスツール、コートラック、シェフ・ブーシュ他

呪いで家財道具にされてしまった召使いたちが、人間に戻りたいという一心で歌った曲。1991年に公開されたオリジナル版には収録されなかったため、あまり知られていない曲です。

本当なら愛の芽生えと美女と野獣の間に入れられるはずだったのですが、この曲を挿入すると11分も尺が長くなってしまうためカットされたそうです。良い曲なのでもったいないですね。

しかし、2002年に公開されたアイマックス版では採用されているようです。また、現在はDVD「スペシャル・リミテッド・エディション」に含まれています。

『1991年のアニメ版』より
歌い手：ベル、村人、ル・フウ、ガストン

Belle(朝の風景)は、ベルと村人、そしてガストンの視点から歌われている美女と野獣のオープニング曲です。

ベルが読んだ本の世界に思いを馳せながら、いつもと変わらない村の風景を歌っているベル。その場面でベルの姿が変わります。