シモーネ・バイルズはアメリカ出身の女子体操選手で、体操の世界では知らぬ者はいないほどの存在です。彼女は2013年から2019年の世界選手権で合計25個のメダルを獲得していて、この数は男女合わせて最多の獲得数となっています。

また、2016年のリオデジャネイロオリンピックではなんと女子団体・個人総合・跳馬・床の4種目で金メダルを獲得しています。

シモーネ・バイルズは1997年3月14日生まれで、2021年8月現在の年齢は「24歳」です。ちなみに世界選手権で初めて金メダルを取ったときの年齢は「16歳」です。

シモーネ・バイルズの身長は「142㎝」で、女性としてはかなり小柄ということで知られています。体重については「47㎏」だそうで、身長のわりに体型はガッチリしていることが伺えます。

シモーネ・バイルズは自身のTwitterやインスタグラムにて彼氏の存在を明かしていて、そのお相手はNFLの「ヒューストン・テキサンズ」にて活躍しているジョナサン・オーウェンズです。2人は互いにアスリートということもあり、理解し合える関係を築いています。

さらに2人とも「負けず嫌い」という特徴もあり、互いに練習に励む姿を見て刺激をもらっているのだとか。

名前：ジョナサン・オーウェンズ
生年月日：1995年7月22日
出身地：アメリカ合衆国
身長：180㎝
職業：アメリカンフットボール選手

シモーネ・バイルズは体操界で史上最高の選手と称えられていますが、そんな彼女は一体どれほどの資産を保有しているのでしょうか？彼女の総資産は日本円して「約6億6000万円」ほどだと言われていて、その資産の大半は企業スポンサーによるものと見られています。また、今後さらに資産を伸ばすことが予想されていて、若くしてとてつもないセレブになっています。

シモーネ・バイルズはアメリカのオハイオ州コロンバスに生まれ、3歳のときに養子に出されました。この頃は家族バラバラだったようで、6歳のときに母方の祖父母に妹と一緒に引き取られました。

ほかに姉と兄が1人ずついましたが、2人は祖父の妹に引き取られ育てられました。祖父母に引き取られてからは「パパ、ママと呼びなさい」と言われ、とても可愛がられたのだそうです。

シモーネ・バイルズは養子に出される前はいつもお腹を空かせ、怯えていたようで、これは頼れる母親がいなかったことが要因となっています。また、彼女の実の父親についてはわかっておらず、当時はおそらく母子家庭だったものと思われます。

彼女の実の母親は薬物中毒に陥っていたようで、刑務所を行ったり来たりしていたため、子供を育てることはできなかったのだとか。

シモーネ・バイルズの家族構成は養子縁組をした彼女の実の祖父母であり、現父親と母親。そして、姉と兄、妹の6人家族です。実の母親とは現在も連絡を取り合っているようで、彼女のことを応援してくれているのだとか。

祖父母である彼女の両親は現在ジムを経営していて、様々なアスリートの育成に力を入れているようです。

シモーネ・バイルズの兄テビン・バイルズ・トーマスは2018年末にオハイオ州クリーブランドで起きた3人の射殺事件に関与したとして2019年に逮捕されました。その後、彼女の兄は殺人、故殺、重暴行、偽証で訴追されていて、スーパースターの兄というだけあって世界中で大きな注目を集めました。

シモーネ・バイルズの兄テビン・バイルズ・トーマスは2019年に3人の銃殺事件に関わったとされていましたが、その後の裁判で「無罪」が確定しました。

彼の裁判は2年半に渡って行われ、2021年6月に「証拠不十分」となり、無罪になりました。このとき法廷では傍聴席にいた人物が被告に襲い掛かろうとしたようで、保安当局によって取り押さえられる場面もありました。

シモーネ・バイルズは2021年7月に開幕した東京オリンピックにアメリカ代表として出場。女子体操の団体メンバーとして試合に出ましたが、7月27日の決勝でまさかの棄権をしています。

彼女の棄権については「メンタルヘルス」だと公表され、彼女も自身の心の状態が危ういことを感じ、棄権するという選択をしたのだそうです。

シモーネ・バイルズは東京オリンピックの女子体操団体の決勝を棄権しましたが、その原因は「病気」と噂になっているようです。ですが、今回の棄権は彼女の口から「精神的なもの」と明かされていて、インタビューでは「ストレスが高い状況に置かれるたびに、パニックのような状態になる」と語っていました。

肉体的には万全な状態だったようですが、その持っているポテンシャルをフルに発揮することは難しい状態だったようで、トップスターであっても「結局のところは人間」とも語っていました。

シモーネ・バイルズは過去に「ADHA（注意欠如/多動性障害）」であることを明かしています。これが今回のオリンピックでの棄権に関係しているのかはわかりませんが、子供の頃から薬を飲んでいることも語っています。

ADHDは「落ち着きがなく、衝動的な行動や言動が多い」という症状が特徴の病気で、世界中の有名人にもADHDを告白している人は大勢います。

シモーネ・バイルズ棄権後もアメリカの女子体操チームは素晴らしい演技を披露し、団体総合で銀メダルに輝いています。

チームメイトのジョーダン・チャイルズは「アメリカチームの勝利はバイルズのおかげ」「もし彼女がいなかったら、私たちはこの場にいなかったし、銀メダリストにもなれなかった」と語っていたとのことです。

シモーネ・バイルズはその後、7月29日の個人総合決勝、8月1日の種目別決勝の跳馬と段違い平行棒も棄権しています。

団体総合決勝後には、新型コロナウイルスの影響によりオリンピックの開催が1年延期されたことや、大会期間中におばが急逝してしまったことなどで相当のストレスを感じていたことを明かしていました。

シモーネ・バイルズは団体決勝を途中棄権した後、個人の技術を取り戻すべく、4日間、順天堂大学で極秘トレーニングを行っていたようです。その後、8月3日に平均台決勝に出場。14.000点を記録し、銅メダルを獲得しました。

シモーネ・バイルズは、にジムの利用を許可してくれた順天堂大学に「永遠に感謝する」とコメントしています。

メンタルヘルスの不調を理由に棄権の決断をしたシモーネ・バイルズには、世界中から多くの賞賛が寄せられました。

シモーネ・バイルズがオリンピックという舞台で、自分のメンタルヘルスを優先してもいいのだと示してくれたことで、勇気をもらった人も多かったことでしょう。今後、どのような環境下でも〝心の健康が第一〟という考えが世界中に浸透していってくれることを願いたいですね。