1998年秋から対立が激化し、コソボ市民が被害に遭うようになる

1998年秋から対立が激化し、コソボ市民が被害に遭うようになる

1998年秋頃から対立が激化したとされており、コソボ市民が被害に遭うようになってしまいます。

これに対しては世界も反応を示し、世界中でニュースとして報道されるようになりました。

西欧諸国から批判されるようになったセルビア

西欧諸国から批判されるようになったセルビア

コソボ市民に被害をかけるようになったセルビアに対し、西欧諸国は批判の声を示しました。

西洋諸国はNATOに多くが加入をしており、後にNATOが動くことになります。

コソボ人25万人を凍える森に追放をしていることが発覚したセルビア

コソボ人25万人を凍える森に追放をしていることが発覚したセルビア

コソボ紛争において、セルビア軍はコソボ人25万人を凍える森に追放していることが発覚します。

これに対して西洋諸国が特に反発、セルビアに攻撃を仕掛けることになります。

NATOが空爆による介入を開始

NATOが空爆による介入を開始

セルビア軍に対してNATOが動き、空爆による介入を開始します。

ヨーロッパの治安を守るため、NATOが動くのも仕方がありません。

イギリスのトニー・ブレア首相が「NATO地上部隊を動員」「拒否すれば平和維持軍を送り込む」ことを決定

イギリスのトニー・ブレア首相が「NATO地上部隊を動員」「拒否すれば平和維持軍を送り込む」ことを決定

当時のイギリスのトニー・ブレア首相は「NATO地上部隊」を動員しました。

さらにセルビア軍に対して、「拒否すれば平和維持軍を送り込む」ということを伝えます。

これによりセルビア軍はコソボに対する戦闘を継続することが出来なくなってしまいました。

1999年6月、クマノヴォ合意により「コソボ紛争が終結」

1999年6月、クマノヴォ合意により「コソボ紛争が終結」

1999年6月、クマノヴォ合意により「コソボ紛争」が終結することになります。

マケドニア共和国・クマノヴォで両者が合意、1年以上にわたるコソボ紛争が終戦を迎えました。

コソボ紛争の死者・被害者について

ユーゴスラビア軍の攻撃による死者は「2150人」(1999年7月までに発見)

ユーゴスラビア軍の攻撃による死者は「2150人」(1999年7月までに発見)

コソボ紛争による死者ですが、ユーゴスラビア軍の攻撃による死者は「2150人」だと言われています。

これは1999年7月までに発見されたもので、KFOR(コソボ治安維持部隊)の情報筋がAFPに伝えたと言います。

2000年6月、国際赤十字が発表した行方不明者は「3368人」

2000年6月、国際赤十字が発表した行方不明者は「3368人」

2000年6月、国際赤十字は「3368人」の市民の行方不明者の発表をしました。

内訳としてはアルバニア人が「2500人」、セルビア人が「400人」、100人近くが行方不明という情報を出しています。

セルビア政府の報告では、コソボ解放軍は998人を殺害、287人を拉致したと発表

セルビア政府の報告では、コソボ解放軍は998人を殺害、287人を拉致したと発表

一方のセルビア政府の報告によると、コソボ解放軍は998人を殺害、287人を拉致したと発表しています。

この記録は1998年1月1日から1999年6月10日までの間のことで、セルビア側にも被害者が多く出ていました。

2000年、医学ジャーナル誌「Lancet」の調査では、コソボ紛争の被害者は「1万2000人」と推定

2000年、医学ジャーナル誌「Lancet」の調査では、コソボ紛争の被害者は「1万2000人」と推定

2000年には医学ジャーナル誌「Lancet」の調査報告により、コソボ紛争の被害者は「1万2000人」と推定しました。

これはコソボ住民の紛争による死者数で、かなり多くの死者・被害者が出ていたことが分かります。

コソボ紛争で性的暴行を受けた被害者のニュースも注目されている

コソボ紛争で性的暴行を受けた被害者のニュースも注目されている

コソボ紛争において、現在では性的暴行を受けた被害者のニュースも注目されています。

当時は言えなかったという女性たちが、20年越しに声をあげるようになっています。

このような被害者を増やさないためにも、被害者がしっかりと声をあげることが重要だと分かるニュースです。

コソボ紛争の空爆・地雷について

コソボ紛争に介入したNATO軍

コソボ紛争に介入したNATO軍

コソボ紛争において、空爆・地雷に関する話題も出てきています。

NATO軍はコソボ紛争における治安維持のため、動くことになりました。

しかし、良い面ばかりではなく、空爆による被害者も多く出ていました。

3ヶ月におよび、少なくとも90回の空爆が実行された

3ヶ月におよび、少なくとも90回の空爆が実行された

コソボ紛争ではNATO軍が空爆を実施しましたが、これは3ヶ月にも渡りました。

少なくとも90回以上の空爆が実行されたことも分かっています。

NATO軍によって1200人から5700人の死者が出たとされている

NATO軍によって1200人から5700人の死者が出たとされている

NATO軍の空爆により、1200人から5700人の死者が出たとされています。

空爆としてはかなりの人数であり、NATO軍が戦争に加担したことは間違いありません。

コソボ紛争での攻撃の3分の1、全死者の半数以上がNATOによるものだった

コソボ紛争での攻撃の3分の1、全死者の半数以上がNATOによるものだった

コソボ紛争での攻撃の3分の1、全死者の半数以上がNATOによるものだったことも判明しています。

NATO介入がコソボ紛争の終結に必要ではありましたが、必ずしも良かったとは言い切れないデータです。

コソボ紛争の画像・動画

コソボ紛争の空爆の画像・動画が話題

コソボ紛争の空爆の画像・動画が話題

コソボ紛争における当時の画像・動画も話題になっています。

海外ではユーゴスラビア空爆と言われますが、NATOの空爆の映像が今も残っています。

ユーゴスラヴィア空爆1999年 NATO bombing of Yugoslavia - YouTube

出典:YouTube

コソボ紛争の空爆の映像

コソボ紛争で被害を受けた少女の動画が注目

コソボ紛争で被害を受けた少女の動画が注目

コソボ紛争で被害を受けた方の中には、今も生存している被害者が存在します。

日本で治療を受けたという少女も成人になり、現在はインタビューに答えている動画があります。

【現場から、】平成の記憶、コソボ紛争 日本で治療受けた少女は 190327 - YouTube

出典:YouTube

コソボ紛争で被害を受けた少女の動画

セルビアとNATOの共犯により、コソボ浄化という説も出ている

セルビアとNATOの共犯により、コソボ浄化という説も出ている

コソボ紛争により、現在はアメリカ軍が関わる結果となっていることも分かっています。

これがセルビアとNATOの共犯によるもので、コソボ浄化という怖い説も出てきています。

NATO共犯のコソボ民族浄化と米軍事基地建設 - YouTube

出典:YouTube

「NATO共犯のコソボ民族浄化」についての動画

コソボ紛争の映画

2019年公開の映画「バルカン・クライシス」

2019年公開の映画「バルカン・クライシス」

コソボ紛争の映画として、2019年公開の映画「バルカン・クライシス」があります。

この映画はロシア・セルビアのアクション映画で、ユーゴスラビア爆撃事件を描いています。

また、コソボのスラティーナ空港を占領するため、秘密作戦をするロシア軍を描いています。

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