ハプスブルク家とはどんな王族?

ヨーロッパで最も影響力があった王室

ヨーロッパで最も影響力があった王室

ハプスブルク家は“ヨーロッパで最も影響力があった王族”で、20世紀初頭まで約650年間もヨーロッパを支配してきたのです。

そんなハプスブルク家は、オーストリア、スペイン、ナポリ、トスカーナ、ボヘミア、ハンガリー、オーストリアなどの大公・国王・皇帝を生み出し、後半はほぼドイツ全域を統べる、ヨーロッパ随一の名門王家と言われています。

ハプスブルク家の始まりは“ルドルフ1世”

ハプスブルク家の始まりは“ルドルフ1世”

こうしてヨーロッパを支配したハプスブルク家の始まりは、1273年にドイツの王となったルドルフ1世がローマ帝国の皇帝に選ばれたことで、ハプスブルク家の名前が歴史に刻まれたのです。

血族結婚により血統を守ったハプスブルク家

血族結婚により血統を守ったハプスブルク家

そんなハプスブルク家は結婚により領域を増やしていったのですが、『血が薄くならない』という考えから血族結婚を重ね、一族外に所領が継承される事態を防ごうとしたのです。

ハプスブルク家の顔には特徴があった!

昔は多くの王室がそうであったように、ハプスブルク家は親族に勢力が集中するように政略結婚を重ねてきたのです。

そんなハプスブルク家の子供は障害を持ったり早くに亡くなるなどの事態が起こり、17世紀頃から顔にも特徴が出始めたのです。

ハプスブルク家は“あご”がしゃくれていた

カール5世以降、あごがしゃくれた王や王妃が誕生

カール5世以降、あごがしゃくれた王や王妃が誕生

ハプスブルク家はカール5世以降、あごがしゃくれた王や王妃が多くなっており、カール5世に関しては不正咬合により、食事は丸呑み状態だったと言われています。

こうして顔に変形が見られ、得にあごのしゃくれが目立ったハプスブルク家は、のちに『ハプスブルクのあご』と呼ばれるくらい、長くてしゃくれたあごだったのです。

16世紀から18世紀の始めまでヨーロッパ(主にスペイン)を統治していたハプスブルク家の王や王妃には、特徴的な顔の変形がある者が多かった。のちに「ハプスブルクの顎(あご)」と呼ばれるようになる長くしゃくれた顎だ。
“あご”のしゃくれは近親婚が原因だった!

“あご”のしゃくれは近親婚が原因だった!

そんなハプスブルク家のあごのしゃくれについて、最新の研修により近親交配による影響が大きいということが判明したのです。

研究チームは、ハプスブルク家の20世代、6000人に渡る巨大な家系図の情報を使って、数世紀の間に起こった近親結婚の数を計算した。

 そして、肖像画に見られる顔の変形の程度と近親交配を関連づけて、近親交配と下顎前突症の間に強い関連があることを発見した。

 つまり、血のつながりの近い者同士で子どもをつくると、顔の変形がもっとも顕著に表れるということだ。さらに、近親交配は上顎欠損症の高い発生率にもつながることも判明したが、7つの特徴のうち、はっきり診断されたのは2つだけだった。

最も近親交配の影響を受けたのは“カルロス2世”だった

虚弱体質で知的障害をもって生まれたカルロス2世

虚弱体質で知的障害をもって生まれたカルロス2世

こうして近親交配により顔に変形をきたしたハプスブルク家ですが、昔はそこまで影響がなかったのです。

しかし後世になるにつれて影響が出始め、最も近親交配の影響を受けたと言われているのが、スペイン・ハプスブルク家5代目の君主となったカルロス2世だったのです。

そんなカルロス2世は虚弱で知的障害をもって生まれ、話せるようになったのが4歳で歩けるようになったのは8歳になってからだったと言われています。

そして極端にあごがしゃくれていたカルロス2世は口も閉じることが出来なかったと言います。

カルロス2世によりハプスブルク家が断絶

カルロス2世によりハプスブルク家が断絶

こうして近親交配により生まれながらに重度の障害をもっていたと言われているカルロス2世は、妻を2人迎えるも性的にも不能だったことから子孫を残すことが出来ず、スペインハプスブルク家は5代目にして断絶してしまったのです。

そんなカルロス2世はその後、立ち上がるのも困難となり幻覚にも悩まされ、ひんぱんにけいれんを起こした結果、わずか38歳でこの世を去ったのです。

晩年は立ち上がることも困難で、幻覚に悩まされ、ひんぱんにけいれんを起こしていたという。また、性的に不能でもあり、結局はこれがハプスブルク家の断絶を招いた。

アインシュタイン稲田はハプスブルク家の末裔!?

お笑いコンビ『アインシュタイン』として活動する稲田直樹さんと言えば、あごがしゃくれていることでも有名です。

ハプスブルク家の末裔ではない!

ハプスブルク家の末裔ではない!

そんなアインシュタイン稲田さんは2021年4月、ホンマでっか!TVに出演した際、生物学者である池田清彦さんから“王侯貴族の顔”と言われ、ハプスブルク家の末裔なの?と話題になったのです。

稲田のルックスにも話題が及んだが、池田氏は「稲田さんの顔って、王侯貴族の顔。本当は」と言いだしスタジオは「ええ?」の声が。

 池田氏は「中世から20世紀にかけて、ヨーロッパの王侯貴族をやっていたハプスブルク家、みんなこういう顔をしている」と指摘し「これは遺伝的なんだよ。そういう遺伝があなたの体に流れている」とコメントした。

 番組ではフェリペ二世というスペインの王様の肖像がを紹介。稲田のように下あごがしゃくれており、「あごなんか、稲田さんによく似ている。ヨーロッパじゃ典型的な貴族の顔なので、落ち込むことはないし、俺は貴族だ!って思っていればいい」とアドバイスを送り、稲田も驚いていた。

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