アンドレ・ザ・ジャイアントはおならだけでなく、トイレも大変だったようで、一般的なトイレであれば大丈夫だったようですが、飛行機トイレになると彼のサイズに合わず大変なことになってしまうのだそうです。そのため、彼は飛行機に乗るときはなるべく飲食を避けるようにしていたようで、トイレは我慢していたのだとか。ちなみに日本ではバスタブで用を足したという逸話が残っています。

アンドレ・ザ・ジャイアントはその巨体ゆえに乗れる車が限られていたようで、基本的にタクシーなどはすべて乗車拒否となっていたのだとか。そのため、いつも彼が乗れる車を用意するのに大変だったようで、飛行機に乗る際には1人で一列を使っていたのだそうです。

アンドレ・ザ・ジャイアントはその巨体ゆえにリング上では投げられることがあまり無かったようで、彼を投げることがプロレスラーにとってはひとつのステータスだったのだとか。日本ではアントニオ猪木、長州力、ストロング小林の3人だけが彼を投げるのに成功していて、海外ではハルク・ホーガンやスタン・ハンセンといったメジャー選手が彼を投げています。

アンドレ・ザ・ジャイアントは家族も大柄だったと言われていて、彼の妹も身長が2ｍ超えだったのそうです。ですが、妹以外の家族は全員一般的な高さで、彼と妹だけが大きく成長したのだそうです。

アンドレ・ザ・ジャイアントは過去に車で800km移動することがあり、そのときは到着するまでになんと缶ビールを118本も飲んだのだとか。さらに驚きなのは彼は到着後にワイン19ℓをひとりで飲み干したようで、同行した人を驚かせたのだそうです。

アンドレ・ザ・ジャイアントは過去に乗った飛行機で機内にあったビールをひとりですべて飲み干したという伝説があります。このときは200～300本の缶ビールが用意されていたようですが、彼が飲み過ぎたことで無くなってしまい、他の客からクレームが殺到したのだとか。

アンドレ・ザ・ジャイアントはかなり酒豪として知られていますが、そんな彼も飲み過ぎて気絶したことがあったのだそうです。これはアメリカ・ペンシルベニア州のホテルに泊まったとき、ホテルのバーでビールを327本も飲んだのだとか。

さすがの彼もそれだけのアルコールを飲むと酔いが回りすぎてしまい、倒れてしまったのだそうです。

長州力はアンドレ・ザ・ジャイアントが日本で活動していた時期に一緒に飲みに行くことが多かったようで、そのときの話を面白く紹介しています。長州力の話によるとアンドレ・ザ・ジャイアントは瓶ビールをまるでタバコのようして指2本で挟み、それを吸うようにして飲んでいたと語っています。

長州力は過去にアンドレ・ザ・ジャイアントとお寿司を食べに行った時、彼が太巻きが好きだということで注文。すると、店の人が総出で太巻きを作り始め、完成した太巻きはなんと「消火器」並みの太さだったのだとか。ちなみにアンドレ・ザ・ジャイアントが寿司屋を訪れる際はいつもお店を貸し切りにしていたのだそうです。

長州力は過去に何度かアンドレ・ザ・ジャイアントと対戦していますが、アントニオ猪木と一緒にタッグを組んだときに不運が彼を襲います。この試合で長州力はアントニオ猪木から指示を受け、トップロープに上り、アンドレ・ザ・ジャイアント目掛けて蹴りを放ちます。すると、彼の蹴りはアンドレ・ザ・ジャイアントの頭を捉え、それに怒ったアンドレ・ザ・ジャイアントから顔面をビンタされ、その衝撃で大量の鼻血が。意識が飛ぶほどに強烈だったのそうです。

アンドレ・ザ・ジャイアントは現役レスラーとして活動していた1993年にフランスのパリで急死しました。享年46歳でした。彼は当時父親の葬儀に参列するため母国フランスへ帰国していたようで、宿泊していたホテル内で亡くなりました。

アンドレ・ザ・ジャイアントは1993年に急死しましたが、その死因は何だったのでしょうか？これについては「急性心不全」だと判明していて、その直接的な原因については「お酒」だと言われています。

彼は生前かなりの酒豪として知られ、さらに後年はほとんどトレーニングしていなかったこともあり、心臓への負担はかなり大きかったのだとか。

アンドレ・ザ・ジャイアントは生前「死後48時間以内の火葬」を希望していたようですが、急死したことで彼の体に合う棺桶が見つからず、パリ市内で収容できなかったため、死後遺体はアメリカへ移送されました。

ちなみに彼は生前に遺書を書いていたようで、もしかすると自身の死を身近に感じていたのかもしれません。

アンドレ・ザ・ジャイアントは晩年はプロレスラーとしてだけでなく、私生活でも体の不調を感じていたようで、当時は体重も以前より増えてしまい歩行すらひとりではままならなかったのだとか。また、晩年はこれまで以上にお酒の量も増え、体への負担はかなり大きかったのではないかと見られています。

アンドレ・ザ・ジャイアントはアメリカのプロレス団体「WWF（のちのWWE）」から長年の功績が認められ、1998年に同団体の殿堂入りを果たしました。WWF殿堂は彼の死後に設立され、その後は彼の活躍をまとめたDVDもリリース。2014年にはWWEにて「アンドレ・ザ・ジャイアント メモリアル・バトルロイヤル」が開催され、その人気は現在も衰えていません。

アンドレ・ザ・ジャイアントは生涯独身を貫いていたようで、結婚はしていません。なぜ、結婚しなかったのはわかりませんが、人気レスラーというだけあって忙しさから出会いは少なかったのかもしれません。

アンドレ・ザ・ジャイアントは結婚はしていないものの、内縁の妻と娘がひとりいたと噂されています。これは彼と若手時代に同じ時間を過ごしたプロレスラーのマイティ井上が語ったもので、信ぴょう性は高いと見られています。