本名：フランツ・アントン・ベッケンバウアー
生年月日：1945年9月11日
出身地：ドイツ・ミュンヘン
身長：181cm
体重：75kg
職業：元サッカー選手・サッカー指導者

物心がついた頃から5歳上の兄や近所の子供たちとサッカーを始めたベッケンバウアーさんは、8歳の時にSCミュンヘンの下部組織に入団し、本格的にサッカーを始めたのです。

そして14歳の時に中等教育機関を卒業したベッケンバウアーさんは、保険会社へ就職し社会人としての生活を送る一方、引き続きバイエンの下部組織でサッカーに励み、18歳の頃にはバイエルンや西ドイツのユース代表に選出され、デットマール・クラマー監督に指導を受けています。

そんなベッケンバウアーさんは1964年にトップチームに昇格しプロデビューを果たすと、徐々に才能を発揮したのです。

そして1965年にはすでに頭角を現したベッケンバウアーさんは、ワールド杯予選最終戦のスウェーデンとの試合で代表デビューを果たすと、弱冠21才ながらレギュラーとして活躍し、準優勝に貢献したのです。

さらに1971年に西ドイツ代表のキャプテンに就任したベッケンバウアーさんは、自身3度目となる1974年のW杯ではキャプテンとして見事ワールドカップ優勝を成し遂げたのです。

そんなベッケンバウアーさんは1977年、ペレの後継者を探していたアメリカのニューヨーク・コスモスへ移籍すると、リベロではなく中盤でプレーし、リーグ3連覇に貢献したのです。

こうして現役を引退したベッケンバウアーさんは、1986年と1990年にドイツ代表監督としてチームを指揮すると、 1990年6月のワールドカップ・イタリア大会ではチームを優勝に導き、マリオ・ザガロに次ぐ史上2人目の選手、監督としてのワールド杯優勝経験者となったのです。

そんなベッケンバウアーさんは1966年の21歳の時、最初の嫁であるブリギッテさんと結婚しています。

そして結婚後は2人の子供にも恵まれたベッケンバウアーさんでしたが、1977年に所得隠し問題を連日マスコミに取り上げられバッシングを受けると、この一連の騒動がきっかけで別居し1990年1月に離婚しています。

また2人の子供のうちの1人であるシュテファンさんは元サッカー選手で、引退後は指導者としてバイエルン・ミュンヘンの下部組織のコーチを務めていましたが、2013年頃から脳腫瘍を患い、闘病の末2015年7月31日に46歳という若さで死去しています。

こうして1990年1月に前妻と離婚したベッケンバウアーさんは同年4月、ドイツサッカー連盟に勤務していたシビレ・ベッケンバウア－さんと再婚したのです。