『わたしを離さないで』は、2010年のイギリス映画。カズオ・イシグロが2005年に発表した同名のSF小説を原作とするドラマ映画です。アレックス・ガーランドが脚本を執筆し、マーク・ロマネクが監督、キャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド、キーラ・ナイトレイが主演しています。2010年9月3日に第37回テルライド映画祭で初めて上映され、その後第35回トロント国際映画祭、第54回ロンドン映画祭、第23回東京国際映画祭などで上映されました。

1995年にシルヴェスター・スタローン主演で映画化されたイギリスの人気コミックを、新たに実写化したアクションです。荒れ果てた未来のアメリカを舞台に、法の番人にして刑の執行人“ジャッジ”を務める男ドレッドと犯罪組織が繰り広げる攻防を活写しています。監督は『バンテージ・ポイント』で注目されたピート・トラヴィス。ド派手なガンファイトに加え、ドレッドの完全無敵ぶりにも圧倒されます。

ロシアの文豪L・N・トルストイの代表作を実写化した大作ドラマで、19世紀ロシアを舞台に、青年将校に惹（ひ）かれたのを機に政府高官である夫との愛のない結婚や社交界から離れようと決意した女性に振り掛かる試練を追います。メガホンを取るのは、『つぐない』『ハンナ』などの鬼才ジョー・ライト。『つぐない』でライト監督と組んだキーラ・ナイトレイが、許されぬ恋に身を焦がしながらも自分らしく生きようとするヒロインのアンナ・カレーニナを熱演しています。

『レヴェナント: 蘇えりし者』は、2015年のアメリカ合衆国のウエスタン伝記映画作品で、原作は、作家マイケル・パンクの小説『蘇った亡霊：ある復讐の物語』で、アメリカの西部開拓時代を生きた実在の罠猟師ヒュー・グラスの半生と、彼が体験した過酷なサバイバルの旅を描いています。

『28日後...』などの脚本家として知られるアレックス・ガーランドが映画初監督を務め、第88回アカデミー賞視覚効果賞を受賞したSFスリラーです。人間と人工知能が繰り広げる駆け引きを、限られた登場人物と舞台設定や目を引くビジュアルで活写しています。美貌の女性型ロボットのエヴァを、『リリーのすべて』でオスカーに輝いたアリシア・ヴィキャンデルが好演しています。

世界中で親しまれているビアトリクス・ポターの人気絵本を実写映画化した作品です。イギリスの湖水地方を舞台に、いたずら好きなうさぎの日常や恋のエピソードを、実写とCGアニメーションを織り交ぜて描いています。ドラマシリーズ「ダメージ」などのローズ・バーン、『アバウト・タイム　～愛おしい時間について～』などのドーナル・グリーソンらが出演するほか、声の出演にジェームズ・コーデン、マーゴット・ロビー、デイジー・リドリーらが起用されています。

監督に『ノーカントリー』のジョエル、イーサン・コーエン、製作総指揮にスティーヴン・スピルバーグという豪華タッグで映画化したヒューマンドラマです。ある少女が2人の男と共に、父親殺しの犯人を追う復讐（ふくしゅう）劇を描きます。ジェフ・ブリッジス、マット・デイモン、ジョシュ・ブローリンのいずれ劣らぬ名優に加えて、少女の役には長編映画初出演となるヘイリー・スタインフェルドを抜てきしています。

A・A・ミルンによる名作童話「くまのプーさん」の誕生秘話を、「マリリン 7日間の恋」「黄金のアデーレ　名画の帰還」のサイモン・カーティス監督、「アバウト・タイム　愛おしい時間について」や「スター・ウォーズ」シリーズのドーナル・グリーソン主演で描いた伝記ドラマです。