一部報道でチャールズ・マンソンの重病説が報じられましたが、5日後の1月6日までには元の刑務所に戻されています。

その時の病気をひきずっていたのかどうかは不明ですが、チャールズ・マンソンは同年11月19日にベーカーズフィールドの病院にて死去しました。

享年83歳。

死因は「急性心筋梗塞」と報じられています。

チャールズ・マンソンと、その信者により構成されたマンソン・ファミリーは、アメリカのサブカルチャーにも「負のシンボル」として多大な影響を与えました。

また、チャールズ・マンソンは生前から、ビートルズの楽曲「ヘルター・スケルター」は、彼が画策した人種間戦争が起きることを想定した曲であると主張していたんですよね。

そして、この曲名は、チャールズ・マンソンの裁判を担当した検事で、後に作家となったヴィンセント・ブリオーシェが、マンソンが指示した一連の殺人事件について記した著書「ヘルター・スケルター」の題名に使用されました。

この著書「ヘルター・スケルター」はその後、大変な人気を博し、1976年にはスティーヴ・レイルズバックの主演によりテレビ映画化されました。

さらに、2019年には、チャールズ・マンソンによる一連の殺人事件をモチーフにした映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」が公開されています。

同映画は、鬼才クエンティン・タランティーノ監督による作品で、主演にはレオナルド・ディカプリオやブラッド・ピットらが名前を連ね、大変な話題になりました。なお、チャールズ・マンソン役は、デイモン・ヘリマンが演じています。

いかがでしたでしょうか。

1960年代末から1970年代の初めにかけて、カリフォルニア州にて「マンソン・ファミリー」と呼ばれるヒッピーのコミューンを率い、「テート・ラビアンカ殺人事件」などの連続殺人事件を起こしたチャールズ・マンソン。

今回、そんなチャールズ・マンソンの家族や過酷な生い立ち、彼が作ったカルト集団「マンソン・ファミリー」が起こした殺人事件と逮捕に至った経緯について振り返るとともに、刑務所での晩年と死因、映画化についてまとめてみました。