プーチン大統領とマクロン大統領の会談の様子

プーチン大統領とマクロン大統領の会談の様子

この時にも2人の距離感が話題になりましたが…

プーチン大統領の最側近の1人、ショイグ国防相との会談の様子

プーチン大統領の最側近の1人、ショイグ国防相との会談の様子

「逆に近すぎ!」とか、「これは脅し?」と話題に(笑)

ラブロフ外相は“プーチン大統領の犬”なの?

ラブロフ外相のこれまでの経歴から、彼が老練な外交官であることは間違いなさそうです。

しかし、特に今回のロシアによるウクライナ侵攻における、世界中から投げつけられる非難の声を全く無視するかのような彼の言動には呆れるばかり。

中には、プーチン大統領の方針に完全に従いすぎたせいで、ロシア政府の見解を彼自身が本気で信じるようになっているのでは?なんて声も…。

この点について、ロシア政治分析サイト「R. Politik」を開設したタチアナ・スタノバヤ氏は、次のような見解を述べています。

プーチンが示した指針を具体化する仕事を、もう何年も続けてきていますからね。仕事ができることは確かです。国家とプーチンをあまり区別せずに、両者に仕えています。

また、ウクライナ出身の国際政治学者で現在のウクライナ情勢に詳しいグレンコ・アンドリー氏は、ロシアの外交官の特質について、次のように解説しています。

「ロシアの外交官というのは、その育成過程で自分が明らかな”うそ”を言っていると分かる内容でも堂々と語る話術を教わるんです。だから本人はなんとも思っていません。本人も誰かを騙そうというわけではなく、ロシアの主張との整合性を取るためだけに言っています。誰も信じないのは分かっています」

つまり、ラブロフ外相は、プーチン大統領を盲信しているわけでも、恐れているわけでもなく、ただ単に“ロシアの外交官”としての仕事を、ただただ実直にこなしているだけ…と言ったところなのでしょうか。

ラブロフ外相のユダヤ人をめぐる問題発言が話題にをめぐる問題発言が話題に

ただ、前出の政治アナリスト、タチアナ・スタノバヤ氏は、最近のラブロフ外相について、次のような指摘もされています。

ただ、西側諸国の無理解が高まるなか、昔にくらべると、かなり感情的になることが増えている気がします。

そんな中だった2022年5月、ラブロフ外相はイタリアのテレビ局のインタビューの中で、「私の記憶が正しければ…」という前置きが付いていたものの、次のようなとんでもない持論を展開したんですよね。

「『ゼレンスキー大統領がユダヤ人であるならナチ化するはずがない』というが、あのヒトラーにもユダヤ人の血が入っていたのでそのような主張は意味がない」

これはユダヤ系のウクライナ・ゼレンスキー大統領が「ネオナチ」だという、ロシア側の主張を正当化するために飛び出した発言のようですが、根拠に乏しく、国民の7割以上がユダヤ人のイスラエル政府は猛反発するんですよね。

イスラエルと言えば、これまで西側諸国が中心となって進めてきた、ロシアに対する経済制裁には加わらない立場を表明しており、ロシアとウクライナの間に入って仲介役を担おうと尽力してきた国です。

プーチン大統領とベネット首相

プーチン大統領とベネット首相

そんなイスラエルを敵に回しかねない事態に、さすがに「ヤバい!」と感じたのか、プーチン大統領はすぐさまイスラエルのベネット首相と電話会談を設け、ラブロフ外相の問題発言を謝罪したようです。

プーチン大統領にしてみれば、まさに“飼い犬に手を噛まれた”ってところでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

2004年3月にプーチン大統領に起用されて以来、実に18年以上に渡ってロシアの外務大臣として“ロシアの顔”を務めてきたラブロフ外相。

今回のウクライナ侵攻では、爆撃されたウクライナの惨状が世界中で報じられる中、それでも「ロシアはウクライナを攻撃していない」と豪語するラブロフ外相に世界中から非難の声が殺到しました。

そこでこの記事では、“プーチンの犬”とも揶揄されているラブロフ外相とプーチン大統領の実際の仲や関係についてまとめてみました。

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