
ゲンナジー・ゴロフキンの戦績と年収!歴代最強の強さの秘密まとめ
2022年4月9日に行われた、村田諒太選手との壮絶なタイトルマッチにより日本でも話題になったゲンナジー・ゴロフキン選手。
今回、そんなゲンナジー・ゴロフキン選手の驚異の戦績や最新の年収情報、“歴代ミドル級最強ボクサー”とも呼ばれる、“GGG”の強さの秘密についてまとめました。
しかし、コーナーに戻りマウスピースを外したところ…なんとマウスピースと一緒に前歯4本がポロポロとこぼれ落ちたのだとか。
このことに動揺したのか、3ラウンドで2度のダウンを奪われた淵上誠選手は、1分17秒TKO負けを喫することに…。
試合後、淵上誠選手はゲンナジー・ゴロフキン選手の強さ、特にパンチ力の異様な強さについて、次のように語っています。
「パンチは硬くて鈍器で殴られているような感じ。当たった瞬間に意識が飛んで膝が落ちる。あの時は出血さえ止まればと思っていたけど、その後の彼の試合を見て、カットも含めてトータルで戦術、戦略だったのかと気付かされた」
怪物ゴロフキンに挑んだ最初の日本人~淵上誠~
出典:YouTube
ゲンナジー・ゴロフキンに挑んだ日本人選手② 石田順裕の証言
2013年3月、当時、WBA王座を6試合連続KOで防衛し、既に“現役ミドル級最強”との呼び声も高かったゲンナジー・ゴロフキン選手に挑んだのは、後年、ヘビー級を主戦場としたハードパンチャーの石田順裕選手でした。
石田順裕選手は、ゲンナジー・ゴロフキン選手の突進力に注目し、「アウトボクシングをしても潰される」と考え、持ち味のジャブを攻撃的に使って、逆にゴロフキン選手を下がらせるくらいの気持ちで果敢にインサイド勝負に出ようと考えました。
しかし、3ラウンドの残り50秒、左ジャブからの左アッパー、そして右フックが見事に決まり、石田順裕選手は上半身をローブの外に投げ出す形でダウンし、駈け寄ったドクターによりすぐさまストップがかけられたのです。
試合後、石田順裕選手はゲンナジー・ゴロフキン選手の強さについて、次のコメントを残しています。
「すべてにおいてレベルが違いましたね。次元が違った。体のパワーもパンチもありましたが、やはりジャブをリズムよくもらってしまった。前に出ようとした僕の体勢が突っ込みすぎたのもありますが、ジャブはモーションがなく、見えにくく、石のように硬かったです」
「ちょっと負けそうにないなという、神懸かった強さを感じましたね」
前述したように、後年はヘビー級で戦った石田順裕選手ですが、彼のプロキャリアの中での唯一喫したKO負けが、このゴロフキン戦だったそうです。
パンチの破壊力が桁違いなヘビー級の選手ですら倒せなかった石田順裕選手を、ミドル級のゲンナジー・ゴロフキン選手が完璧にKOして見せたこと一つとっても、ゴロフキン選手のパンチ力とテクニックの異常な高さが窺われますね。
怪物ゴロフキンに挑んだ2人目の日本人!
出典:YouTube
ゲンナジー・ゴロフキンに挑んだ日本人選手③ 村田諒太の証言
日本において、そんなゲンナジー・ゴロフキン選手の名前が、一部のボクシングファンのみならず広く知られるきっかけとなったのが、2022年4月9日に行われた村田諒太選手との2団体王者統一戦でした。
序盤は自慢の鉄壁ガードを固めつつ、前へ前へとゲンナジー・ゴロフキン選手を追い立て、何度となく強烈な左ボディーを叩き込むなど、主導権を握ったかに見えた村田諒太選手。
しかし、徐々にゲンナジー・ゴロフキン選手の重いパンチが、村田諒太選手の固いガードを突き破るようにヒットし始めるんですよね。
それでも村田諒太選手は、前に出る姿勢を崩しませんでした。時に、強烈な猛ラッシュを受けるも、ガードを固めてジッと耐えると、隙を見つけては鬼の形相で反撃に転じていた村田諒太選手だったのですが…。
9ラウンドの開始早々、ゴロフキン選手の右ストレートを受けた村田選手が思わずよろけ、ここぞとばかりにラッシュを仕掛けるゴロフキン選手。
ガードを固めて、足元をふらつかせながらも何とか凌ぎ切った村田選手が、反撃しようと前に出た瞬間、ゴロフキン選手の強烈な右フックが側頭部をかすめると、村田選手は反転するように膝から崩れ落ち、四つん這い状態に…。
このゲンナジー・ゴロフキン選手から受けたダウンが、村田諒太選手にとってプロ初ダウンであり、初めてのTKO負けとなったのでした。
試合後、村田諒太選手はゲンナジー・ゴロフキン選手の強さについて、次のコメントを残しています。
「ゴロフキン選手のイメージは『パンチが強い』『無理やりにでも倒してしまう』というものだったが、実際に闘ってみると違いました。パンチ力自体は、『これならどうにかなる』という感じでした。でも、巧かった。角度を変えてパンチを打ってきて、ガードの隙間からも入れてくる。自分とは、技術の幅に差がありました」
実際、特に試合の後半は、村田諒太選手のパンチが空を切ることが多くなっていく一方で、ゲンナジー・ゴロフキン選手の、様々な角度から繰り出される強烈なパンチは、村田選手の強固なブロックを貫くように撃ち抜いていた印象でした。
ちなみに、この当時のゲンナジー・ゴロフキン選手の年齢は40歳で、前述した淵上誠選手や石田順裕選手との試合からは9年以上経過していることになります。
淵上選手が「硬くて鈍器で殴られているよう」と語り、石田選手が「石のように硬かった」と語ったゴロフキン選手のパンチ力も、加齢により落ちており、村田選手が「これならどうにかなる」と感じられたのかも知れませんね。
出典:YouTube
ゲンナジー・ゴロフキンの驚異的な握力と手クビの強さがパンチ力の秘密?
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