名前：セルジオ越後（セルジオ えちご）
生年月日：1945年7月28日
出身地：ブラジル
職業：サッカー評論家、サッカー指導者

セルジオ越後はサッカー評論家として活動している人物。彼は様々なスポーツ番組でサッカーの批評を行っていて、辛口な物言いが魅力となっています。

また、批評だけでなく、サッカーの試合では解説も行っていて、日本のサッカー界に長らく貢献している人物として知られています。

セルジオ越後は現在評論家としてだけでなく、指導者としても活動していて、日本全国で小学生向けのサッカー教室も行っています。彼のサッカー教室は毎年行われていて、これまでに60万人以上の子供にサッカーを教えているのだそうです。

セルジオ越後はサッカー評論家や指導者として長年活動していることから文部科学省の2006年生涯スポーツ功労者として表彰されます。2013年には外務大臣表彰を受け、2017年には「旭日双光章」を受章しました。

この勲章は日本サッカー協会の大仁邦彌名誉会長や元日本代表監督のイビチャ・オシムなども受章しているもので、国からもその活躍が認められる存在となっています。

セルジオ越後は現在YouTubeでもサッカーに関する情報発信を行っていて、多くのサッカーファンを抱える人気チャンネルとなっています。彼のチャンネルでは日本のサッカー選手や試合の批評だけでなく、サッカー界の問題などにも積極的に言及していて、見どころ満載となっています。また、様々なゲストも迎えていて、サッカーファンなら必見のチャンネルと言えます。

YouTubeチャンネル名：セルジオ越後チャンネル「蹴球越後屋」
YouTuber名：セルジオ越後
チャンネル登録者数：3.05万人
総再生回数：5,186,393 回
チャンネル登録日：2020年12月29日

セルジオ越後はサッカーだけでなく、アイスホッケー界でも活躍していて、現在は「H.C.栃木日光アイスバックス」というチームのシニアディレクターを務めています。

どういう経緯で彼が同チームのシニアディレクターを務めることになったのかはわかりませんが、2006年からアイスホッケーを広めるための活動を行っています。

セルジオ越後は現在ではサッカー評論家としての活動がメインになっていますが、若い頃には自身もサッカー選手として活動していました。彼は当時ブラジルと日本でプレーしていて、日本では注目を集めた存在でした。

セルジオ越後はサッカーの技のひとつである「エラシコ」の発案者として知られていて、現在では多くのサッカー選手が使用する人気技となっています。彼はブラジル時代に有名選手のガリンシャとペレのドリブルを合わせた技をチーム内で披露。すると「何？何？それ何？」とチームメイトの注目を集め、その後は多くのサッカー選手が使用する技となりました。ちなみにエラシコは「輪ゴム」という意味があるのだそうです。

セルジオ越後はじつは日系ブラジル人2世で、生まれも育ちもサッカー大国「ブラジル」です。ただ、日系人ではあるものの、両親はともに日本からの移民で、中身は純粋な日本人です。

彼は「サンパウロ」という街の日系人が多いエリアで生活を送り、早くから自然とサッカーをするようになりました。

セルジオ越後は幼い頃から周りの子供と一緒にサッカーをしていたようで、当時の遊びと言えばサッカーしかなかったのだとか。そのため、友達と広場に集まれば自然とサッカーと始まり、この頃は年長者のプレーを見様見真似で練習したのだそうです。

当時のブラジルでは草サッカーにもプロクラブの人間が見に来ることがあったようで、目に留まる選手がいればスカウトされることがあったのだとか。セルジオ越後もその一人だったようで、ある日、名門プロクラブの「コリンチャンス」の関係者から「紹介状を書くから」と誘われ、ユースチームのテストに参加することとなりました。

セルジオ越後は名門クラブ「コリンチャンス」のプロテストに17歳で合格。同クラブのユースチームに所属することが決まり、晴れてプロ選手として契約を結ぶこととなりました。当時はミッドフィールダーをやりたかったようですが、周りの選手にミッドフィールダーばかりだったため、仕方なく右ウイングの選手としてプレーすることとなりました。

セルジオ越後は17歳にして名門クラブ「コリンチャンス」のユースチームに所属し、右ウイングとしてプレーしていましたが、とくにこれといった結果は残せず、わずか1年で解雇されています。同じチームに右ウイングのライバルは少なかったようですが、とくに試合への出場機会は少なかったのだそうです。