名前：サム・バンクマン＝フリード
生年月日：1992年3月6日
出身地：アメリカ・カリフォルニア州スタンフォード
職業：起業家、投資家

カリフォルニア州スタンフォードで生まれ育ったサム・バンクマン＝フリードさんは、子供の頃から数学に興味があり中学時代にアメリカで有名なサマーアカデミープログラムmathcampに参加すると、高校卒業後はマサチューセッツ工科大学で物理学を専攻し、学位を取得しています。

そんなサム・バンクマン＝フリードさんは、大学在学中からアメリカの投資会社ジェーン・ストリートでトレーダーとしてインターンで務めると、大学卒業後の2014年からフルで働くようになったのです。

その後2017年にジェーン・ストリートを離れてバークレーに移ったサム・バンクマン＝フリードさんは、、オックスフォードを拠点とする慈善団体で開発担当ディレクターとして働く中で、日本の金融市場でビットコインの価格が高いことを知ると、暗号資産を日本で販売することで利益を得られるチャンスがあると考えたのです。

そして元Googleのエンジニアで同じ大学卒業生のゲイリー・ワンらと定量的な取引を行う『Alameda Research』を設立すると、最盛期には1億ドルに達したファンドを持つまでに成長し、その資金をビットコイン市場に投入・再配置し、多額の資金を稼いだのです。

そんなサム・バンクマン＝フリードさんは、プロの投資家のための取引所を作ることを思いつくと、2019年4月にアンティグア・バーブーダで『FTX』を法人化し、比較的暗号化しやすい香港に本社を置いたのです。

そして2021年には本社を香港からバハマへ移したFTXは、2022年までに100万人以上ものユーザーを獲得する暗号資産の大手交換業者へと成長したのです。

こうして瞬く間に暗号資産の大手交換業者となったFTXは、2022年11月にメジャーリーグ・エンゼルスの大谷翔平さんがアンバサダーに就任し、日本でも大きな話題となったのです。

こうして順風満帆な人生を歩み、順調にキャリアを重ねてきたサム・バンクマン＝フリードさんは、ピーク時の2021年には純資産260億ドル（日本円で3兆円）と、あのFacebook創始者のザッカーバーグ氏を超えていたと言われています。

そんなサム・バンクマン＝フリードさんは、一時は個人保有資産も10億ドル（1300億円）超えの“ビリオネア”となったのです。

サム・バンクマン＝フリードさんは、スタンフォード大学構内のユダヤ人家庭で生まれ育ったユダヤ系アメリカ人で、ヴィーガン生活を送っています。

そんなサム・バンクマン＝フリードさんの父ジョゼフ・バンクマンさんと母バーバラ・フリードさんは、共にスタンフォード大学法科大学院の教授を務めており、幼少期から恵まれた生活環境にあったことが伺えます。

さらにサム・バンクマン＝フリードさんの叔母リンダ・P・フリードさんは、コロンビア大学メールマン公衆衛生大学院の現学部長という学者一族だったのです。