エドワード・スノーデンの告発を手助けしたのはジャーナリストとして活動しているグレン・グリーンウォルド。彼は元々NSAに対して批判的な人物で、それを知っていたエドワード・スノーデンから彼にメールを送り、連絡を取り合うようになったのだそうです。ちなみにグレン・グリーンウォルドは最初に告発記事を掲載したガーディアンの所属するジャーナリストです。

名前：グレン・エドワード・グリーンウォルド
生年月日：1967年3月6日
出身地：アメリカ合衆国
職業：ジャーナリスト、弁護士、作家

エドワード・スノーデンはNSAの情報収集を告発したのは「CIAやNSAのやり方に幻滅していたから」というもの。彼はCIAやNSAに在籍していた頃に何度もアメリカ合衆国政府の悪辣な行為を見ていたようで、早くから反感は抱いていたのだそうです。

エドワード・スノーデンはNSAが全世界のインターネットと電話回線を傍受していることを明かしていて、これはアメリカ国内も含めてのものとなっています。また、インターネットと電話回線の傍受は月に970億件も傍受しているようで、その数字の大きさも大きな話題となりました。

エドワード・スノーデンは名だたるIT企業はすべてNSAの傍受に協力していることを明かしていて、そこには「Google」や「マイクロソフト」、「Facebook」に「Apple」などがあることを暴露しています。これは彼がNSAから持ち出した資料からも明らかになったもので、これが本当なら世界中のインターネットと電話回線を傍受できるのも納得できます。

エドワード・スノーデンはNSAが世界中でハッキングを行っていることを明かしていて、近年は中国や香港の政治やビジネスに関するハッキングが増えていることも語っています。

ちなみにこのハッキングについては外国の情報機関と共謀して行われることも多く、彼が知っているだけでも6万を超えるハッキングが行われていたのだそうです。

エドワード・スノーデンはアメリカが同盟国に対しても情報収集を行っていたことを明かしていて、そこには日本だけでなく、フランスやイタリア、ギリシャなど、多数の国が含まれていたのだそうです。

ちなみにNSAは約38ヶ国の大使館の盗聴も行っていたようで、なんと「日本が同盟国でなくなった場合は電力システムを停止させられるマルウェアを横田基地駐在時に仕込んだ」という情報もあるようです。

エドワード・スノーデンはイギリスも情報収集を行っていることを明かしていて、イギリスの政府通信本部は個人を特定して必要な情報だけを選別して抜き出しているだとしています。

パソコンやスマホの傍受はもちろん、街にはニセのインターネットカフェを設置して傍受もしていると明かしていて、NSAとも情報を共有しているのだそうです。

エドワード・スノーデンは2013年にNSAの情報収集を暴露し指名手配となりましたが、現在も逮捕はされておらず、普通に生活を送っているのだそうです。

今後逮捕されることがあるのかどうかはわかりませんが、アメリカとの関係は以前平行線のままです。

エドワード・スノーデンは現在ロシアで生活を送っています。彼は暴露後すぐにロシアへと渡っていて、これ以降は長年ロシアを活動拠点にしています。

今後ロシアから別の国へ移る可能性があるのかどうかはわかりませんが、ロシアにいる以上は彼も安心なのかもしれません。

エドワード・スノーデンは2022年にロシアから正式にロシア国籍を付与されていて、その後はロシア人としてパスポートも取得するなどもしています。彼は2020年の段階ですでにロシアの永住権も獲得していて、今後は嫁であるリンジー・ミルズのロシア国籍も取得するのだそうです。

エドワード・スノーデンはロシアへ亡命したあと、2015年からTwitterを始めていて、わずか2日でフォロワー数が100万人を超えるなど大きな話題となりました。現在も彼はTwitterでの情報発信を続けていて、フォロワー数は600万が目前に迫っています。