謀反を起こして死去

謀反を起こして死去

成蟜は軍を率いて「趙」を攻めた際、「屯留」という街で謀反を起こします。これはすぐに始皇帝によって攻撃され、成蟜は死去。彼の死については始皇帝側の攻撃によって亡くなったとされていますが、屯留兵によって斬首されたという見方も強いようです。

始皇帝とは仲が悪かった?

始皇帝とは仲が悪かった?

成蟜は始皇帝とは仲が悪かったという見方も強いようで、これは謀反を起こしたことからも濃厚とされています。また、彼は始皇帝の弟でありながら秦国の中心ではなく、離れた「長安君」の君主を務めていたことも兄弟仲の悪さを物語っています。

始皇帝が結婚した嫁はどんな人?有名な子供2人も紹介

始皇帝が結婚した嫁はどんな人?

始皇帝が結婚した嫁はどんな人?

始皇帝が結婚した嫁については史実に残されておらず、基本的には「不明」とされています。ただ、「后妃という存在は多かった」という推測が一般的なようで、とくに正室など決まった女性はいなかったのではないかと思われます。

始皇帝の子供は多かった

始皇帝の子供は多かった

始皇帝は嫁についてはほとんど何もわかっていませんが、子供はかなり多かったことはわかっていて、基本的には「20人以上」とされています。また、彼の子供についてはわかっていない者も多く、血縁上の位置づけが不明な子供もいたようです。

始皇帝の子供~扶蘇

始皇帝の長男・扶蘇

始皇帝の長男・扶蘇

始皇帝の男子の長子としては「扶蘇(ふそ)」という人物がいたことはわかっていて、この母親については始皇帝の第一夫人という見方もあるようです。

ただ、始皇帝から後継者に目されていたものの、彼が跡を継ぐことはありませんでした。

扶蘇は始皇帝の行いを諫めることも多かった

扶蘇は始皇帝の行いを諫めることも多かった

扶蘇は始皇帝の行いをたびたび諫めることが多かったことがわかっていて、彼の酷い行いがあればいつも改めるよう注意していたのだそうです。そのため、父親からの怒りを買うことも多く、将軍であった蒙恬を監督につけられ、北の地へ飛ばされたこともあったのだそうです。

その一方で扶蘇は「聡明な人物」としても知られていて、多くの人から慕われる人格者だったのだそうです。

本来は始皇帝のあとを継ぐはずだった

本来は始皇帝のあとを継ぐはずだった

扶蘇は始皇帝の長男ということもあり、本来は彼のあとを継ぐはずでしたが、自身の弟や当時の宰相などの謀略によって2代皇帝となることはなく、抵抗することすらなく自決してしまいました。ちなみに彼の死後、監督をしていた将軍・蒙恬も自決させられています。

始皇帝の子供~胡亥

始皇帝の末子・胡亥

始皇帝の末子・胡亥

始皇帝の末子は「胡亥(こがい)」という人物。彼は始皇帝からもっとも寵愛を受けていたとされていて、男子としては20数人いた中の「18番目」という見方が強いようです。

当時は左丞相だった李斯の後押しも受けていて、早くから2世皇帝になることを目されていたのだとか。

周りの者と結託して2世皇帝に即位

周りの者と結託して2世皇帝に即位

胡亥は始皇帝の死後、2世皇帝となっていますが、これは周りの者と結託して長男・扶蘇を自害させて手に入れたものということがわかっています。ただ、胡亥は当時の左丞相の李斯や政治家の趙高の言いなりだったとも言われていて、皇帝になったあとも実質的な実権は握っていなかったと思われます。

謀反に遭い自害

謀反に遭い自害

胡亥は2世皇帝となったあと、当時の中宰相・趙高の謀反に遭い自害しています。これは趙高が権力を求めて行ったものだと思われ、実際に胡亥亡きあとは皇帝の玉璽を奪っています。

ちなみに謀反に遭ったときには「平民百姓としてでも良いから生かしてほしい」と懇願したようですが、受け入れられず無理やり自害させられています。

始皇帝の子孫について

始皇帝が築いた「秦」は3世皇帝で終焉を迎えた

始皇帝が築いた「秦」は3世皇帝で終焉を迎えた

始皇帝が中国統一で築いた「秦」は2世皇帝の胡亥が自害したあと、3世皇帝として「子嬰」があとを継ぎました。ですが、秦は子嬰の代で滅びていて、その後はあらたに「漢」の時代が始まっています。

ちなみに3世皇帝の子嬰は2世皇帝・胡亥の兄もしくは胡亥の兄の子とされていますが、詳しいことはわかっていません。

始皇帝の子孫はいない?

始皇帝の子孫はいない?

始皇帝の子孫は彼が亡くなったあとに大半が粛清されています。実際に始皇帝の子供だった公子高や将閭は2世皇帝のときに自害させられています。また、3世皇帝の子嬰も最後は一族はすべて処刑されていて、子女は生け捕りにされるなど、まともな扱いは受けていないようです。そのため、秦はここで完全に滅亡したという見方が一般的で、始皇帝の子孫はいないと見られています。

秦氏は始皇帝の末裔?その真相は?

日本の秦氏は始皇帝の末裔?

日本の秦氏は始皇帝の末裔?

日本には古来から「秦氏」という一族がいたことがわかっていて、この秦氏については「始皇帝の末裔ではないか?」という見方があるようです。

その由来は秦氏の「秦」という文字が当時の中国の「秦」と同じ文字を使っていることで、3世紀から7世紀にかけて朝鮮から渡ってきたと噂されています。

秦の始皇帝の一族は日本に来ていた!?|小名木善行

出典:YouTube

始皇帝の子孫は生き残っていたの?

始皇帝の子孫は生き残っていたの?

始皇帝の子孫は秦の滅亡とともに一族郎党根絶やしにされていますが、隠れてこっそり中国を抜け出し、生きながらえた者もいるという見方もあるようです。

秦国滅亡当時の中国では始皇帝の子孫は悪者扱いされていたこともあり、自身の身分は隠して暮らし、その一部が日本へ渡ったとも言われています。

真相はハッキリしていない

真相はハッキリしていない

日本の秦氏については「始皇帝の末裔」という見方があるようですが、詳しいことは何もわかっておらず、決定的な根拠というものはないようです。

ただ、「秦氏」という字から秦と関係があった一族だという可能性は高く、現在も真相を追求する学者は多いようです。

まとめ

ここまで秦の始皇帝について家族などをまとめてみました。彼は初めて中国を統一した皇帝として知られていて、法によって当時の中国を治めていました。

現在はすでに子孫はいないというのが一般的な見方ですが、日本の秦氏などは子孫である可能性も考えられます。彼の残した功績は今後も語り継がれるでしょう。

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