アウストラロピテクスの進化「アウストラロピテクス・セディバ」

アウストラロピテクスの進化「アウストラロピテクス・セディバ」

アウストラロピテクスから進化した猿人もおり、名前は「アウストラロピテクス・セディバ」と言います。

「セディバ猿人」という別名もあり、その後に進化するホモ・ハビリスまたはホモ・エレクトスの祖先である可能性が出ています。

アファール猿人よりも古い猿人とされる「ラミダス猿人」も出演

アファール猿人よりも古い猿人とされる「ラミダス猿人」も出演

アファール猿人が今までの研究で、最も古い猿人とされてきました。

しかし、新たに「ラミダス猿人」という猿人も登場、約440万年前に生息していたようです。

アウストラロピテクス・セディバまでが「猿人」に分類されている

アウストラロピテクス・セディバまでが「猿人」に分類されている

猿人は研究により様々な種類が出ていますが、アウストラロピテクス・セディバまでを「猿人」に分類されています。

それ以降は「原人」となり、その後に旧人・新人(現生人類)という形で進化していきます。

「猿人」と「原人以降」の頭蓋骨の容量の違い

「猿人」と「原人以降」の頭蓋骨の容量の違い

猿人とホモサピエンスの違いとして、最も分かりやすいのが「脳容量」になります。

猿人が400~550ccであることに対し、ホモ・サピエンスの仲間のクロマニヨン人は1200~1700ccと3倍以上だと分かります。

ホモ・エレクトス(原人)はより人間らしく体格が良くなっている

ホモ・エレクトス(原人)はより人間らしく体格が良くなっている

猿人(アウストラロピテクス)の次の進化とされるのが、ホモ・エレクトス(原人)になります。

原人(右)は身長がかなり伸びて、体格はより人間に近い感じになってきています。

2足歩行にも慣れており、足の長さが進化によりかなり長くなっています。

直立歩行したばかりの「猿人」から、火起こしを覚えた「原人」と狩りをこなす「旧人以降」

直立歩行したばかりの「猿人」から、火起こしを覚えた「原人」と狩りをこなす「旧人以降」

「猿人」はまだ直立歩行したばかりであり、アウストラロピテクスの途中から2足歩行になりました。

その後の「原人」は火起こしを覚えた状態で、さらに「旧人」で狩りを使いこなすようになります。

このように猿人と原人以降では明らかな違いがあり、それら全てが出来るのがホモ・サピエンス(人間)になります。

ホモ・サピエンスとネアンデルタール人の違い

ホモ・サピエンスとネアンデルタール人の顔画像(イメージ)を比較

ホモ・サピエンスとネアンデルタール人の顔画像(イメージ)を比較

ホモ・サピエンスとネアンデルタール人の顔画像を比較したイメージはこちらです。

それぞれホモ・サピエンスはアフリカで進化、ネアンデルタール人はヨーロッパで進化したホモ属になります。

ホモ・サピエンスはネアンデルタール人よりも10cmほど身長が高い

ホモ・サピエンスはネアンデルタール人よりも10cmほど身長が高い

ホモ・サピエンスとネアンデルタール人の比較として、分かりやすいのが身長差になります。

ネアンデルタール人が170cmと言われるのに対し、ホモ・サピエンスは180cmと10cm身長が高くなっています。

ネアンデルタール人はヨーロッパに生息していましたが、主に肉を主食にしていました。

一方のホモ・サピエンスは雑食であり、ヨーロッパのホモサピエンスは牛乳を接種して身長が伸びたという説が出ています。

ホモ・サピエンスとネアンデルタール人の全身のイメージ図

ホモ・サピエンスとネアンデルタール人の全身のイメージ図

ホモ・サピエンスとネアンデルタール人の全身のイメージ図がこちらになります。

ネアンデルタール人はいかにもイメージする石器時代の人種であり、狩りが得意だったことでも知られています。

しかし、使用する武器は槍など原始的なもので、肉体の強さなどでカバーしていました。

ホモ・サピエンスとネアンデルタール人は交雑(交配)したことが判明している

ホモ・サピエンスとネアンデルタール人は交雑(交配)したことが判明している

ホモ・サピエンスとネアンデルタール人ですが、交雑していることが研究により判明しています。

これによりネアンデルタール人の遺伝子を受け継ぎながら、ホモ・サピエンスのみが生き残ったことになりました。

ネアンデルタール人は「格闘タイプの人種」だった

ネアンデルタール人は「格闘タイプの人種」だった

ネアンデルタール人の特徴として、上半身は毛だらけだったという説があります。

また、弓矢などで狩りをしており、ヘッドロックなどの格闘技を使って動物を仕留めていました。

また、寒冷地に適した色白でずんぐりした体型、顔が大きかったことも特徴になります。

狩りが得意だったネアンデルタール人と協力が得意だったホモ・サピエンス

狩りが得意だったネアンデルタール人と協力が得意だったホモ・サピエンス

ネアンデルタール人は狩りが得意だったことで有名ですが、ホモ・サピエンスにも特徴がありました。

それは会話によるコミュニケーションの発展であり、雑食により脳が発達したという話が出ています。

出典:YouTube

ホモ・サピエンスとネアンデルタール人の脳の違いは「小脳」にあった

ホモ・サピエンスとネアンデルタール人の脳の違いは「小脳」にあった

ホモ・サピエンスとネアンデルタール人の違いとして、脳の大きさにあったと言われています。

具体的には「小脳」と言われる部位が大きく異なり、ここは「運動の制御」を司る部位です。

細かい作業や流暢な会話、背筋を保つなどの制御が当てはまります。

これによりホモ・サピエンスは会話を発達させて、協力して生き抜いたことが分かります。

ホモ・サピエンスとネアンデルタール人の遺伝子の違い

ホモ・サピエンスとネアンデルタール人の遺伝子の違い

ホモ・サピエンスとネアンデルタール人は他にも、脳の違いがありました。

前頭葉部分や神経細胞に発達が見られ、脂質代謝を司るとされる「TKTL1遺伝子」に変異があったそうです。

ネアンデルタール人は新型コロナに不適切な遺伝子を持つ

ネアンデルタール人は新型コロナに不適切な遺伝子を持つ

他にもネアンデルタール人は新型コロナに不適切な遺伝子を持つとされています。

これは新型コロナに感染した人から発見された特徴で、ネアンデルタール人が持っていた遺伝子です。

ホモ・サピエンスとの交雑による結果であり、2つの人種が混ざりあったこともこれで証明されています。

ホモ・サピエンスの進化の最新研究に今後も注目

ホモ・サピエンスの進化の最新研究に今後も注目

ホモ・サピエンスはホモ属の生き残りとして、数々の修羅場をくぐり抜けてきました。

その中で進化しており、旧人類との違いも注目されています。

今後のホモ・サピエンスの最新研究にも注目です。

出典:YouTube

ホモ・サピエンスの研究者によるスピーチ

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