23位：絵の玄人なんていうものは、絵描きに対してロクなアドバイスをしない。

22位：芸術家を何とお思いか。画家なら目、音楽家なら耳、詩人であれば心に抒情、ボクサーなら筋肉のほかに何も持たない愚か者とでもお思いか。それはとんでもない勘違い。芸術家はそれだけでなく、政治的な存在でもあり、世の中の悲しみ、情熱、あるいは歓びにもつねに関心を抱き、ただその印象に沿って自らを形作っている。

21位：私の創造の源泉は、私が愛する人々である。

20位：すべては奇跡だ。例えば、お風呂に入ったとき、あなたがお湯に溶けてしまわないことだって。

19位：明日に延ばしてもいいのは、やり残して死んでもかまわないことだけだ。

18位：芸術とはわれわれに真理を悟らせてくれる嘘である。

17位：仕事は人間に必要だ。だから人は目覚まし時計を発明した。

16位：芸術は日々の生活のほこりを、魂から洗い流してくれる。

15位：女の顔はキャンバスだ。毎日女は少しだけ若い自画像をそこに描いている。

14位：冒険こそが、わたしの存在理由である。

13位：ひらめきは、自分で呼び込めるものではない。わたしにできるのは、ひらめきを形にすることだけだ。

12位：いかなる創造活動も、はじめは破壊活動だ。

11位：コンピューターなんて役に立たない。だって、答を出すだけなんだから。

10位：子供は誰でも芸術家だ。問題は、大人になっても芸術家でいられるかどうかだ。

9位：大切なことは、熱狂的状況をつくり出すことだ。

8位：私は対象を見えるようにではなく、私が思うように描くのだ。

7位：何か新しいものを作るとき、それを作るのは実に複雑だから、作品はどうしても醜くなってしまうのだ。

6位：誰もが芸術を理解しようとする。ならば、なぜ鳥の声を理解しようとはしないのか。人が、夜や花を、そして自分を取り巻く全てのものを、理解しようとしないで愛せるのはなぜだろうか。なぜか芸術に限って、人は理解したがるのだ。

5位：人はあらゆる物や人に意味を見出そうとする。これは我々の時代にはびこる病気だ。

4位：すべてのものは、かぎられた量しかない。とくに幸福は。

3位：優秀な芸術家は模倣し、偉大な芸術家は盗む。

2位：今は、もう感動はない。だから、感想が湧くのである。感動には、叫びはあるだろうが、言葉はない。

1位：人生で最もすばらしい癒し、それが愛なのだ。