本名：トゥパック・アマル・シャクール（Tupac Amaru Shakur）
別名：Tupac, Makaveli, Pac, Tupac Shakur
生年月日：1971年6月16日
出身地：アメリカ合衆国ニューヨーク市マンハッタン区
没日：1996年9月13日（25歳没）
没地：アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガス
ジャンル：ギャングスタ・ラップ、Gファンク
職業：ラッパー、俳優、音楽プロデューサー、詩人、脚本家、
活動期間：1991年～1996年
レーベル：インタースコープ・レコード、Out Da Gutta、デス・ロウ・レコード、マキャベリ、アマル・エンターテインメント

2パックの身長はウェブ検索では179㎝と掲載されていますが、亡くなった時に運ばれた火葬場での発表では、182㎝で体重が97.5㎏と述べていました。

しかし、彼の免許証に記載されていた身長と体重は、約177cmの高さと約76㎏の重量を持っているということ。

182㎝の身長に体重97.5㎏では、かなりの肥満となります。そのため、火葬場での情報は信憑性に欠け、免許証の記録の方が真実に近いかもしれませんね。

2パックの母親はアフェニ・シャクールという方です。彼の名曲の1つに「Dear Mama」という曲があります。

その中で彼は母親のことを「この世の中の女性であなたの代わりになる人はいない」という歌詞で歌っていました。2パックと母親の関係性がわかるようですね。彼は母親のことをとても大事にしていたようです。

彼の両親は政治活動家で、ブラックパンサー党員でした。父親が早くにいなくなり、母親のアフェニが彼を女手一つで育てました。

母親は2パックを出産したとき、刑務所に収監されていたということ。そのため、2パックは刑務所で生まれています。

なかなか薬物をやめられない母親と、彼は何度も喧嘩をしたようです。そして、17歳のときに家を出て行きました。

2パックの父親は彼が幼い頃に出ていき、詳しい情報がありませんでした。

こちらが2パックの父親と思われますが、父親のことを掲載したと思われるサイトも、現在は閉鎖されているようでした。

2パックには異父弟モプレム・"コマニ"・シャクールさんと、2歳年下の異父妹セキワ・シャクールさんがいます。

セキワ・シャクールさんは、貧しい幼少期のことを思い出しながら語ってくれました。

母親のアフェニさんは薬物に依存している時、2パックだけを可愛がり、セキワさんとその兄のモプレムさんの世話を一切しなかったそうです。

そんな記憶が現在の障害に繋がったようで、セキワさんは双極性障害を持っています。

しかし、彼女は強い意志で生きることを決意し、現在はグレゴリー・ジャクソンさんという方と結婚して、マリクとンジンガ、キャメロンの3人を養子にして暮らしているということ。

素晴らしい方ですね。

この写真は、異父弟のモプレムさんと2パックかと思われます。

2パックがアメリカの大物歌手でセックスシンボルのマドンナと交際を始めたのは、 1993年頃からです。

しかし、1995年1月15日の午前4時半、当時23歳で服役中だった2パックが、獄中からマドンナに手紙を書きました。

その手紙が、20年経って明らかとなり、オークションにかけられたことは有名ですね。

手紙の内容は、マドンナへの別れの手紙でした。別れの原因はマドンナが白人だからという理由を綴っています。2人の交際に反対する人から攻撃される危険があるという、リアルな内容も書かれていました。

黒人社会が作り上げたヒップホップと言うジャンルで、頂点に立った2パック。そんな彼の楽曲は、黒人差別について触れているメッセージ性の強い歌詞が多かったのです。

そのため、彼が白人女性と交際することを、ファンが快く思わないと判断した2パックは、マドンナの安全を願って苦渋の決断をしたものと見られます。

2パックが服役中の1995年4月29日、彼はケイシャ・モリスという女性と結婚しました。

2人は1994年にナイトクラブで出会いました。ケイシャの話では、「2人で踊りながら会話を交わした。彼は人気スターだったので、周りに注意しながら、あなたの全てが上手くいくことを祈っている」と言ったそうです。

2パックがケイシャ・モリスと離婚して間もなく、2パックはアメリカの女優、モデル、ファッションデザイナーのキダーダ・ジョーンズとナイトクラブで出会い、交際を開始しました。

2人は婚約していたと噂されていますが、キダーダの指にそれを証明する婚約指輪は確認されていなかったそうです。

しかし1996年9月8日、2パックはラスベガスで友人のボクサーマイク・タイソンの試合を観戦後、横付けされたキャデラックからの銃弾を4発被弾し、6日後の9月13日に死亡。

ちょうど、キダーダがラスベガスのホテルの部屋に戻ってくるのを、2パックが待っている間の出来事だったということ。キダーダは病院に担ぎ込まれた2パックを6日間見守りましたが、その甲斐もなく亡くなりました。

彼女は「これまで直面した中で最も恐ろしいこと」だと述べていました。2パックの死後、彼女は腕に彼の顔のタトゥーを入れたそうです。

「マルコムX」で撮影を担当したアーネスト・R・ディッカーソンが監督したブラック・ムービー『ジュース』で、冷酷な殺人鬼ビショップを演じ、映画界へ進出するラッパーたちの先駆けとなっています。

この映画は1992年1月に劇場公開されました。

オックスフォード辞書で暴力的な人物、犯罪者、と意味づけられる「サグ」という侮辱的な言葉に、「社会的困難を乗り越えようとするたくましい人物」というポジティブなイメージを植え付けました。

1993年の警察官2名の銃撃事件、カメラマンに対しての唾吐き事件、5発の銃弾を浴びながら生存した事件、強姦罪に問われた事件など、ラップスターが法廷に立たされるというケースの先駆けとなりました。