モニカ・ヴィッティのプロフィール

本名:マリア・ルイーザ・チェチァレッリ(Maria Luisa Ceciarelli)
生年月日:1931年11月3日
没年月日:2022年2月2日(90歳没)
出生地:イタリア王国、ローマ
国籍:イタリア
職業:女優
ジャンル:映画、舞台
活動期間:1955年~1992年
配偶者:ロベルト・ルッソ(Roberto Russo)2000年~2022年死別

モニカ・ヴィッティの現在までの経歴

芸名は母親の旧姓からつけた

芸名は母親の旧姓からつけた

モニカ・ヴィッティは、1931年11月3日、ローマでアデーレ・ヴィッティリアとアンジェロ・チェチァレッリの間に生まれました。

芸名は母親の旧姓から取っています。10代でアマチュア作品に出演した後、ローマの国立演劇アカデミー(1953年卒業)とピットマン・カレッジで女優としての技術を学び、ダリオ・ニッコデミの『La nemica』のチャリティ公演でティーン役を演じました。

1957年からアントニオーニ監督のミラノ新劇場に参加

1957年からアントニオーニ監督のミラノ新劇場に参加

モニカ・ヴィッティが広く知られるようになったのは26歳の時で、フランコ・ファブリッツィと共演したマリオ・アメンドーラ監督の『Le dritte』(1958年)でした。

1957年からミケランジェロ・アントニオーニのミラノ新劇場に参加し、同監督の『さすらい』で、バージニア役のドリアン・グレイの声を吹き替えます。

その後数年にわたり、アントニオーニ監督独特の「疎外感を強烈に描いた作品」において、モニカ・ヴィッティは彼自身の完璧な代弁者となりました。

アントニオーニが国際的に賞賛された映画『情事』(1960年)では、冷静沈着な主人公として主役を演じました。ニューヨーク・タイムズ紙によれば、ヴィッティの「幻惑的な雰囲気は、ヒロインたちの非現実的なオーラを完璧に伝えている」と表現しています。

1966年頃からハリウッドに進出する

1966年頃からハリウッドに進出する

モニカ・ヴィッティは、テレンス・スタンプとダーク・ボガードが共演し、ジョセフ・ロージーが監督したジェームズ・ボンドをもじったスパイ映画、『唇からナイフ』(1966年)でハリウッド映画に初出演。

その後、トニー・カーティスと共演した『花ひらく貞操帯』(1967年)、スタンリー・ベイカーと共演した『結婚大追跡』(1968年)、モーリス・ロネと共演した『ザ・スカーレット・レディー』(1969年)、アルベルト・ソルディと共演した『Help Me, My Love』(1969年)に出演しました。

モニカ・ヴィッティは飛行機が嫌いでハリウッド映画にも難色を示していた

モニカ・ヴィッティは飛行機が嫌いでハリウッド映画にも難色を示していた

1973年には、アルベルト・ソルディが監督した『Polvere di stelle』に出演し、1974年のダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞主演女優賞を受賞しました。

『カンヌの恋人』でファラ・フォー・セットやキース・キャラダインと共演し、世界的にも有名になりますが、モニカ・ヴィッティはアメリカ映画への出演に抵抗があり、長旅、特に飛行機での移動が嫌いで、自分の英語力が十分な水準にないと考えていたようです。

実際、彼女がヨーロッパからの旅行を嫌ったため、パラマウント映画は『カンヌの恋人』の公開を宣伝するために、アメリカで企画された宣伝ツアーをキャンセルせざるを得なかったようです。

1980年代以降はイタリア映画に心血を注いだ

1980年代以降はイタリア映画に心血を注いだ

モニカ・ヴィッティの海外に出ることが苦手な性分から、1980年代以降はイタリア映画に心血を注いだと思われます。

その功績から、フランスの当時の文化相であるジャック・ラング氏は、イタリア映画の再生に拍車をかけた彼女を賞賛し、1984年に芸術文化勲章を授与しました。

1989年、モニカ・ヴィッティは脚本と監督に挑戦し、エリオット・グールドと共演した『Secret Scandal 』(1990年)を制作。1993年、フランスのクレテイユ国際女性映画祭で、フェスティバル・トリビュートを受賞しました。

この世で最も慕っていたのはアントニオーニ監督だったが…

この世で最も慕っていたのはアントニオーニ監督だったが…

モニカ・ヴィッティとミケランジェロ・アントニオーニの関係は、1950年代後半に出会い、『情事』の製作後より強固なものとなりました。しかし、1960年代後半になると、ふたりは映画制作に携わらなくなり、疎遠になります。

モニカ・ヴィッティの家族や結婚・子供について

晩年のモニカ・ヴィッティ

晩年のモニカ・ヴィッティ

2000年にモニカ・ヴィッティは、1973年から交際していたロベルト・ルッソ氏と晴れて結婚しました。

モニカ・ヴィッティが最後に公の場に姿を見せたのが2002年。舞台ミュージカル『ノートル=ダム・ド・パリ』のパリ・プレミアに出席したときでした。

その後、2011年にアルツハイマー病が「過去15年間、彼女を世間の視線から遠ざけていた」ことが公表されたのです。

2018年、彼女の夫であるロベルトは、彼女がまだローマの自宅で彼と暮らしており、彼が介護人の助けを借りて彼女の世話をしていることが確認されました。

モニカ・ヴィッティに子供はいない

モニカ・ヴィッティに子供はいない

モニカ・ヴィッティが若い頃、ミケランジェロ・アントニオーニと親しかったのは前述している通りです。

しかし、結婚には至っておらず、2人の間は映画の仕事に主眼を置いており、子供もできたという話はありませんでした。

1973年から、同じく映画監督であるロベルト・ルッソと交際が始まり、結婚したのは2000年でした。モニカ・ヴィッティはその時69歳になっており、子供ができる年齢を過ぎています。

家族は夫のロベルト・ルッソただ1人

家族は夫のロベルト・ルッソただ1人

また、2人が付き合い始めた頃は、子供を作るということは考えていなかったようだということ。

モニカ・ヴィッティの家族については詳しい情報はありませんでした。現在家族と呼べる人物は、夫であるロベルト・ルッソ氏、ただ1人だったと思われます。

モニカ・ヴィッティが死去!年齢や死因の病気は?

90歳で死去、死因はアルツハイマー認知症

90歳で死去、死因はアルツハイマー認知症

2011年頃から、モニカ・ヴィッティはアルツハイマー認知症を患っていることが報道されました。介護は夫であるロベルト・ロッシ氏が介護人の手を借りながら行っていたということ。

そして2022年2月2日、レビー小体型認知症の合併症により90歳で死去しました。

元ローマ市長で映画評論家のワルテル・ヴェルトローニ氏が、ツイッターを通して報告。「彼女の夫であるロベルト・ルッソから、モニカ・ヴィッティが帰らぬ人となったことをお知らせするよう頼まれました。深い悲しみ、愛情、ノスタルジアをもってお伝えいたします」

モニカ・ヴィッティの代表作品

「イタリア映画の女王」と呼ばれたモニカ・ヴィッティの代表作品を3作品紹介していきます。

モニカ・ヴィッティの代表作品①:情事

1960年のイタリアのドラマ映画。アントニオーニがエリオ・バルトリーニとトニーノ・グエッラとの共同脚本で描いた『愛の不毛』3部作の1つで、地中海での船旅中に若い女性(レア・マッサーリ)が失踪し、その後、彼女の恋人(ガブリエレ・フェルゼッティ)と親友(モニカ・ヴィッティ)が彼女を探すという内容です。

1959年にローマ、エオリア諸島、シチリアでロケが行われ、経済的にも肉体的にも困難な状況下で撮影されました。伝統的な物語展開よりも映像構成、ムード、キャラクターを重視した独特のテンポが特徴。

1960年のカンヌ国際映画祭では審査員賞を受賞しました。

出典:YouTube

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