ライト兄弟のプロフィール

兄:ウィルバー・ライト

兄:ウィルバー・ライト

本名:ウィルバー・ライト
出身地:アメリカ合衆国インディアナ州ミルビル
生年月日:1867年4月16日
没年月日:1912年5月30日
身長:178cm
職業:自転車屋操業、実業家(動力飛行機の発明者)

オーヴィル・ライト

オーヴィル・ライト

本名:オーヴィル・ライト
出身地:アメリカ合衆国オハイオ州デイトン
生年月日:1871年8月19日
没年月日:1948年1月30日
身長:174cm
職業:自転車屋操業、実業家(動力飛行機の発明者)

5人兄妹の三男・四男だった「ライト兄弟」

5人兄妹の三男・四男だった「ライト兄弟」

ライト兄弟は5人兄妹で「四男一女」だったとして知られています。

元々は7人兄妹で2人が亡くなったとのことで、ライト兄弟の2人は三男・四男にあたります。

1903年、世界初の有人動力飛行を成功させた

1903年、世界初の有人動力飛行を成功させた

ライト兄弟の2人は1903年、世界初の有人動力飛行を成功させた偉人として知られています。

世界初の飛行機パイロットでもある2人、偉業を成し遂げた年齢は36歳、32歳の頃になります。

出典:YouTube

ライト兄弟の世界初「有人動力飛行」成功の動画

ライト兄弟の晩年エピソードと死去・死因について

1906年、飛行制御の方法で特許を取得

1906年、飛行制御の方法で特許を取得

ライト兄弟は有人動力飛行の成功から約3年、飛行制御の方法で特許を取得しています。

フライヤー号の最大の特徴である「たわみ翼」により、翼をねじって旋回したり、バランスを保つことが大きなポイントでした。

この発見・発明から一気に有人動力飛行機の発展が急加速するようになります。

後にエルロン(補助翼)が発明されるも、ライト兄弟は特許に含まれる技術と釈明

後にエルロン(補助翼)が発明されるも、ライト兄弟は特許に含まれる技術と釈明

後にたわみ翼よりも画期的なエルロン(補助翼)が発明されており、これが現代の航空機にも利用されています。

しかし、ライト兄弟はこの技術も特許に含まれる技術だと釈明していました。

1910年まで、ライバルのグレン・カーチスと特許戦争に展開させる

1910年まで、ライバルのグレン・カーチスと特許戦争に展開させる

エルロン開発者の1人とされるのが、当時の有人動力飛行開発のライバルとされるグレン・カーチスさんです。

彼はライト兄弟の特許を掻い潜り、エルロンを利用した有人動力飛行の開発に着手していました。

しかし、これに対してライト兄弟が特許侵害だとして、1910年までグレン・カーチスさんとの特許戦争を展開させます。(結果としてライト兄弟の勝訴が続く)

1912年、兄・ウィルバーが死去

1912年、兄・ウィルバーが死去

ライト兄弟の兄・ウィルバーさんは晩年、特許戦争に疲弊した状態でした。

そして、1912年の45歳の頃に亡くなり、かなり若い年齢だったことが分かっています。

死因に関してすぐに注目されており、晩年は病気だったことが判明しています。

兄・ウィルバーの死因は腸チフスの感染だった

兄・ウィルバーの死因は腸チフスの感染だった

ライト兄弟の兄・ウィルバーさんですが、死因は腸チフスの感染だったようです。

39℃の高熱が1週間以上も続く病気で、処置をしないと5人に1人が亡くなる感染症でした。

ライト兄弟の功績を認めなかったとされる、スミソニアン協会の会長チャールズ・ウォルコット

ライト兄弟の功績を認めなかったとされる、スミソニアン協会の会長チャールズ・ウォルコット

ライト兄弟の特許戦争の後、彼らの功績は通常認められるべきものでした。

しかし、それを断固として拒否したのが、スミソニアン協会の会長チャールズ・ウォルコットさんだと言われています。

彼が会長職に就いたのが1907年で、亡くなる1927年までその状態は変わらなかったと言います。

1914年、グレン・カーチス開発「エアロドローム」が初の飛行機としてスミソニアン協会で認定

1914年、グレン・カーチス開発「エアロドローム」が初の飛行機としてスミソニアン協会で認定

ライバルのグレン・カーチスさんは1914年、エルロンの技術を使った「エアロドローム」が開発されます。

そして、アメリカでは何とこのエアロドロームが初の飛行機としてスミソニアン協会で認定されました。

1915年、飛行機の特許を売却

1915年、飛行機の特許を売却

ライト兄弟の弟・オーヴィルさんは、兄・ウィルバーさんが亡くなったことで特許に意味の無さを感じるようになります。

特許の争いに買ったものの掻い潜りなどに疲弊し、全ての特許を売却したのが1915年の頃でした。

1928年、アメリカで認められなかったライトフライヤー号がイギリスに渡る

1928年、アメリカで認められなかったライトフライヤー号がイギリスに渡る

ライト兄弟の功績が妨害もあって認められない中、1928年にイギリスの科学博物館からライトフライヤー号の展示の依頼があったそうです。

それまで倉庫でくすぶっていたライトフライヤー号の日の目を浴びるため、弟・オーヴィルさんはイギリスのオファーを受け入れてイギリスへと渡りました。

1942年にスミソニアン協会が謝罪し、ライト兄弟の功績を認める

1942年にスミソニアン協会が謝罪し、ライト兄弟の功績を認める

スミソニアン協会の会長チャールズ・ウォルコットさんが1927年に亡くなり、その後は少しずつライト兄弟の功績が見直されるようになりました。

そして、1942年にスミソニアン協会が謝罪し、ライト兄弟の功績を正式に認める形となります。

イギリスに寄贈されていたライトフライヤー号もアメリカに戻り、現在はワシントンの国立博物館に展示されているようです。

第二次世界大戦の勃発により、有人動力飛行の発明を後悔したとされるライト兄弟の弟・オーヴィル

第二次世界大戦の勃発により、有人動力飛行の発明を後悔したとされるライト兄弟の弟・オーヴィル

1939年から1945年に勃発した第二次世界大戦ですが、ライト兄弟が発明した有人動力飛行の技術が利用されました。

ライト兄弟が発明した複葉機から1910年以降進化し、ドイツのジェラルミン金属を使った「全金属製機体」から一気に工業化・戦争の道具に使われるようになります。

これにはライト兄弟の弟・オーヴィルさんも後悔をしたようで、悲しみの晩年を過ごしたとされています。

1948年に弟・オーヴィルが死去

1948年に弟・オーヴィルが死去

ライト兄弟の弟・オーヴィルさんは1948年に亡くなり、76歳という年齢だったことが知られています。

オーヴィルさんは 1908年に墜落事故を起こしており、その事故でトーマス・セルフリッジ陸軍中尉の死を目の当たりにしました。

また、オーヴィルさんも重症を負う形となり、1948年には心臓発作で亡くなっています。

ライト兄弟の子孫に関するエピソード

ライト兄弟の死後も子孫が生き続けていたことが判明

ライト兄弟の死後も子孫が生き続けていたことが判明

ライト兄弟の子孫の関するエピソードもあり、兄弟2人の死後も子孫がいたことが判明しています。

ライト兄弟の兄は結婚をせずに死去、弟は50代で妻と結婚をするも子供は生まれていません。

しかし、長男・次男・長女には子供がおり、その子孫が生き続けているとされています。

成功の地・ノースカロライナ州に国立記念碑があるライト兄弟

成功の地・ノースカロライナ州に国立記念碑があるライト兄弟

ライト兄弟が有人動力飛行を成功させた地ノースカロライナ州には、国立記念碑が建てられています。

観光地と化しているこちらの記念碑ですが、定期的にイベントも開催されていました。

ライト兄弟の子孫が成功から118年のタイミングで集まる

ライト兄弟の子孫が成功から118年のタイミングで集まる

ライト兄弟の子孫ですが、有人動力飛行の成功から118年のタイミングで一挙に集まりました。

あるアメリカのニュース記事では、子孫が12人以上確認されたとのことです。

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