
チャレンジャー号爆発事故まとめ/原因はOリング・責任と乗組員の遺体や生きている可能性も紹介
1986年1月28日、チャレンジャー号打ち上げからわずか73秒後に、空中で分解した爆発事故の原因はOリングだということが明らかになっています。その責任は誰なのか、また乗組員やその遺体と生きているという噂などをまとめていきます。
氷の状況をもう一度確認するために発車時刻を1時間遅らせますが、氷が解けているという状況から午前11時38分、ついに打ち上げの許可が出されました。
発射台に繋ぎ止めていたボルトが爆薬により切断され、機体は発射台を離れました。機体が垂直に動き始めた時(発射から0.678秒後)、外部燃料タンクとSRB間を連結する後部接続支柱部から黒煙が上がっている様子が後の調査で確認されました。
この現象自体に問題はなかったのですが、押し出されたOリングが塞がるまでに受ける損傷である「ブロー・バイ」という現象が起きていました。打ち上げ当日の低気温によってOリングが硬くなり、第一Oリングは密閉が間に合わず、第二Oリングも金属が曲がったことで正しい位置に収まらなかったようです。そのため、燃焼ガスを食い止める手段が失われてしまいました。
発射直後の右側SRBの接続部の隙間が大きくなり、高音のガスが漏れ始めました。発射から37秒後、チャレンジャー号は大きなウインドシア(ジェット気流による横方向の強風)を何度か受けていたのでした。そのため、損傷したOリングの代わりに一時的に穴を塞いでいた酸化アルミニウムが、ウィンドシアで痛めつけられ最後の砦となっていた守りが奪われてしまったのでした。
もしもウィンドシアがなければ、シャトルは燃焼終了まで持ちこたえた可能性があります。
しかし、この時点でも飛行士達や地上管制官達には正常に見えたのでした。その後、宇宙船通信担当官のリチャード・コービーが「推力上昇を許可」と搭乗員に指示し、船長のディック・スコビーが「チャレンジャー、推力上昇を許可」と答えたのが、最後の通信となっています。
その後、発射から72.284秒後に右側SRBが外部燃料タンクの尾部接続部から引きちぎられました。
今日はチャレンジャー号爆発事故から32年です。
— きよ (@Sedoran_819) 2018年1月27日
1986年、スペースシャトルチャレンジャー号が発射されましたが、シャトルが空中分解し宇宙飛行士7名が犠牲になりました。
事故原因は、低温によるOリングの弾性喪失、設計ミスで燃料が漏れたことが原因とされています。#チャレンジャー号 pic.twitter.com/RwnzIAeW2n
そして73.162秒後に高度14,600メートルの上空で機体の分解が始まりました。チャレンジャー号は様々な要因により、正しい姿勢をとれず20Gもの空力負荷を受けたことにより、軌道船は瞬時に引き裂かれました。
乗員室は強化アルミニウムを使用しており、その設計からも一番頑丈な区画でした。機体が分解する中、乗員室はその形を保ったまま分離し、そのまま自由落下していったということ。追跡カメラによって撮られた写真には、ガス雲の中を飛ぶ無傷の乗員室が捉えられています。
そして、多数の機体の破片が空中から地上へと落下する光景が写されていたのです。機体崩壊から1分後、地上管制官は音声通話とテレメトリーの「通信途絶、ダウンリンク喪失」を報告しました。
出典:File:Challenger Launch and Breakup.ogv - Wikimedia Commons
出典:ロジャー・ボイジョリーの現在!チャレンジャー号爆発事故とその後まとめ | Celeby[セレビー]|海外エンタメ情報まとめサイト
チャレンジャー号爆発事故の責任は誰にある?
…意思疎通の失敗…が 51-L の打ち上げを決行するという判断に繋がったが、それは以下の要素から生じた。不完全かつ時に誤解を招く情報、技術的データと運用判断の間の衝突、そして飛行の安全性に関わる内部的な問題がシャトル運用の責任者たちを素通りしてしまうことを許すNASAの管理構造
チャレンジャー号の乗組員を紹介
1957年にアメリカ空軍に入隊、テキサス州のラックランド空軍基地でレシプロエンジンの整備士として勤務しながらサンアントニオ大学に通い、1965年にアリゾナ大学で航空工学の学士号を取得して士官となりました。
兵役後、エドワーズ空軍基地のパイロット養成学校に入学し、空軍のテストパイロットとなってボーイング747やF-111、X-24などに約1000時間の飛行を経験。
1978年1月にアメリカ航空宇宙局から宇宙飛行士として選抜され、1984年4月にチャレンジャーSTS-41-Cのパイロットとして最初の宇宙飛行を経験します。
1967年に海軍兵学校を卒業し、ベトナム戦争に戦闘機のパイロットとして従軍し、多くの勲章を授与されます。1980年5月に宇宙飛行士に選抜され、今回のチャレンジャー号のミッションパイロットとなります。
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いよいよチャレンジャー号のメインエンジンが点火されました。この時はまだ、メインエンジンを安全に停止することが出来た段階でした。その後メインエンジンの出力は104%まで上がり、2基のSRBが点火。