ロザリア・ロンバルドとは

プロフィール

プロフィール

名前:ロザリア・ロンバルド
生年月日:1918年12月13日
没年月日:2020年12月6日

ロザリア・ロンバルドの生涯と家族

ロザリア・ロンバルドは将軍の娘

ロザリア・ロンバルドは将軍の娘

ロザリア・ロンバルドさんは1918年12月、イタリアの将校である父親マリオ・ロンバルドと母親マリア・ディ・カラのもと、待望の第一子として誕生しています。

2歳目前で死去

2歳目前で死去

そんなロザリア・ロンバルドさんは父親と母親の家族3人でとても幸せな日々を送っていましたが、1920年12月6日にわずか1歳11ヶ月でこの世を去ったのです。

死因はスペイン風邪

死因はスペイン風邪

こうしてわずか1歳11ヶ月という若さでこの世を去ったロザリア・ロンバルドさんの死因は、当時世界中で猛威を振るっていたスペイン風邪(現:インフルエンザA型)で、高熱に襲われ肺炎により亡くなっています。

生前の姿は残っていない

生前の姿は残っていない

そんなロザリア・ロンバルドさんは日本で言う大正時代に生まれたことや、わずか1歳11ヶ月で亡くなったことなどから、残念ながら生前の姿は一切残っていません。

父親の意思により‟世界一美しい少女のミイラ”に

父親の希望によりミイラ化されたロザリア・ロンバルド

父親の希望によりミイラ化されたロザリア・ロンバルド

待望の第一子を授かるもわずか1歳11ヶ月で娘を失った父親マリオは、幼い娘の死に酷く嘆き悲しむと、生前の娘の写真などもなかったことなどから、永遠に娘を保存したいと考えたのです。

そして遺体保存専門家でエンバーマーとしても有名な医師でもあるアルフレード・サラフィアの元を訪ねた父親は、彼の世界トップクラスの技術で、娘をミイラ化させることに成功したのです。

生前のままの姿を保つロザリア・ロンバルド

生前のままの姿を保つロザリア・ロンバルド

そんなロザリア・ロンバルドさんは亡くなってから100年以上が経っても、生前と変わらない姿を保っていることから、『世界一美しい少女のミイラ』と呼ばれ、長年その遺体保存方法は謎に包まれていたのです。

あまりの美しさに深い悲しみを覚えた父親

あまりの美しさに深い悲しみを覚えた父親

こうして父親の希望により世界一美しいミイラ化としたロザリア・ロンバルドさんは、当初は父親も毎日のように娘の元を訪れていましたが、次第に決して変わることのない娘の姿により深い悲しみを覚えるようになり、娘の元を訪れることをやめてしまったと言われています。

2009年、具体的な保存方法が明らかに

16世紀頃から富裕層の死後のステータスとしてミイラが埋葬されるようになり、ほとんどの遺体が白骨化していくなか、生前の姿を保ったままのロザリア・ロンバルドさんは、遺体保存方法は永年に亘り不明とされていましが、2009年にイタリアの生物人類学者ダリオ・ピオンビーノ=マスカリ氏の調査により、防腐処理を行った医師の親族を発見したのです。

そして子孫の元に残されていたカルテから、ロザリア・ロンバルドさんはホルマリン・塩化亜鉛・アルコール・サリチル酸・グリセリン・パラフィンを用いて保存処置が行われたことが明らかとなったのです。

ホルマリンは、殺菌力を持つホルムアルデヒドの水溶液である。ホルマリンを用いた死体の防腐処理は、いまでこそ広く行われているが、それを初めて行った人物の1人がサラフィア氏である。アルコールは、湿度が極端に低い地下墓地内で、ロザリアの遺体を乾燥させミイラ化する役割を果たしたとみられる。グリセリンは逆に、遺体が極度に乾燥するのを防ぎ、サリチル酸は、菌類の繁殖を防いだと考えられる(注)。

そんなロザリア・ロンバルドさんはブロンドの髪は未だに艶やかな状態を保っており、検査と分析の結果、内臓が現在も無傷で脳は元の大きさの50%にしか縮小していないことが判明したのです。

ロザリア・ロンバルドの目の瞬きとは?!

こうして死後100年が経過しても生前と変わらぬ姿で『ガラスの棺に眠る美少女』とも呼ばれるロザリア・ロンバルドさんですが、瞬きするミイラとも呼ばれているのです。

カメラに目を開けたロザリア・ロンバルドの姿が

2014年、瞬きをしたという衝撃的なニュースが

2014年、瞬きをしたという衝撃的なニュースが

ただでさえ未だに謎が多いと言われているロザリア・ロンバルドさんですが、2014年に衝撃的なニュースが全世界に広がったのです。

学術誌『Peruvian Journal El Comercio』によると、学者らがロザリア・ロンバルドさんに施された死体防腐処理法の謎を解き明かす為、棺にカメラを設置し1分毎に写真を撮ったと言うのです。

そして数日間観察を続けた結果、数回に渡りロザリア・ロンバルドさんの瞼が開いたり閉じたりを繰り返した現象を撮影することに成功したのです。

学術誌「Peruvian Journal El Comercio」によると、学者らはロザリアちゃんに施された死体防腐処理法の謎を解き明かす為にロザリアの棺にカメラを設置したそうだ。カメラは1分毎に写真を撮るものだったが、そのデータを見て学者等は驚愕した。

数日間観察を続けたが、数回にわたりロザリアの瞼が開いたり閉じたりを繰り返しているたのだ。また、その数年後に再度研究を行ったイタリアの研究者等が同じ現象を撮影する事に成功したのだという。

ロザリア・ロンバルドの瞬きの真相は?

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