カスパー・ハウザーのプロフィール

カスパー・ハウザー

カスパー・ハウザー

本名:カスパー・ハウザー
出身地:ドイツ
生年月日:1812年4月30日?
没年月日:1833年12月17日
身長:157cm
体重:37kg
身元:孤児

出典:YouTube

カスパー・ハウザーのゆっくり解説動画

バイエルン王国(現:ドイツ)のニュルンベルクで発見された16歳の少年(孤児)

バイエルン王国(現:ドイツ)のニュルンベルクで発見された16歳の少年(孤児)

カスパー・ハウザーはバイエルン王国(現:ドイツ)のニュルンベルクで発見されました。

発見された当初は16歳の少年(孤児)で、ニュルンベルクの町中で立ち尽くしていました。

その身元不明な孤児を調べるにつれて、どんどんと謎が深まっていくことになります。

カスパー・ハウザーは16年の間、何者かに監禁されていたことが判明

カスパー・ハウザーは16年の間、何者かに監禁されていたことが判明

カスパー・ハウザーは16年の間、何者かに監禁されていたことが判明します。

ある牢屋に物心つく前から牢屋に監禁されて、それまでそこから出ることは全くありませんでした。

ニュルンベルク発見から約5年後、隣町アンスバッハで何者かに殺害された

ニュルンベルク発見から約5年後、隣町アンスバッハで何者かに殺害された

カスパー・ハウザーはニュルンベルクで立ち尽くす姿が発見されました。

しかし、そのわずか5年後、隣町(南)アンスバッハで何者かに殺害されることになります。

それまでの物語があまりに奇妙として、都市伝説になっているほどです。

謎の孤児の5年間の物語が奇妙すぎるとして映画化されている

謎の孤児の5年間の物語が奇妙すぎるとして映画化されている

カスパー・ハウザーは16年間牢屋に閉じ込められた後、外に出る期間はわずか5年のことでした。

その時の彼の奇妙な行動、カスパー・ハウザーの周りに起こる事件が不可解なものが多くありました。

それが今で受け継がれており、1977年に「カスパー・ハウザーの謎」で映画化までされています。

出典:YouTube

映画「カスパー・ハウザーの謎」の予告動画

カスパー・ハウザーは実在するのか(発見から牢屋に入るまで)

1828年5月26日、バイエルン王国ニュルンベルク・ウンシュリット広場で1人の少年(孤児)が発見された

1828年5月26日、バイエルン王国ニュルンベルク・ウンシュリット広場で1人の少年(孤児)が発見された

カスパー・ハウザーは実在するのか、その物語は1828年から始まります。

1828年5月26日、バイエルン王国ニュルンベルク・ウンシュリット広場で1人の少年(孤児)が発見されます。

彼は非常に小柄な少年で、意識朦朧としながら立ち尽くしていました。

カスパー・ハウザーは16歳くらいの少年で、手には2つの手紙を持っていた

カスパー・ハウザーは16歳くらいの少年で、手には2つの手紙を持っていた

カスパー・ハウザーは16歳くらいの少年で、手には2つの手紙を持っていました。

話しかけて質問をしても「ヴァイス・ニヒト(知らない)」と言い放つだけでした。

しかし、別にも気になる部分があり、身長は160cmにも満たない身長という点がありました。

また、他にも足に怪我をしており、左足からは出血が見られています。

1通目は第四騎兵隊長に送られた、育て元からの「入隊志願」の手紙だった

1通目は第四騎兵隊長に送られた、育て元からの「入隊志願」の手紙だった

カスパー・ハウザーが持っていた1通目は、第四騎兵隊長に送られた「入隊志願」の手紙でした。

育て元と思われる人物からの手紙で、そこには「この子は1812年10月7日に私の元に来ました」と記されています。

さらに「母親が私にその養育を頼んできたが、育てる余裕がない」「一度も外に出したことがない」などが書かれていました。

2通目は第六騎兵隊長に送られた母親からの「保護のお願い」に関する手紙だった

2通目は第六騎兵隊長に送られた母親からの「保護のお願い」に関する手紙だった

カスパー・ハウザーが手に持っていた2通目は、第六騎兵隊長に送られた「保護のお願い」に関する手紙でした。

書いたのはカスパー・ハウザーの母親と思われる内容で、「名前はカスパー」「その子の父親は騎兵でした」と書かれています。

その他にも「第六騎兵部隊に参加させて下さい」「父親がいた部隊です」と父親との関係を示唆する内容がありました。

さらに「1812年4月30日に生まれました」「私は貧乏で、この子の面倒を見れません」「その子の父親はすでに亡くなっている」などのカスパーに関するヒントがありました。

彼にペンと紙を与えると「カスパー・ハウザー」とだけ書き記した

彼にペンと紙を与えると「カスパー・ハウザー」とだけ書き記した

拘束したカスパー・ハウザーに対し、彼の身元を知るために警察は彼にペンと紙を与えました。

すると彼は「カスパー・ハウザー」とだけ書き記し、そこで名前が本人だと判明します。

しかし、それ以外を答えることなく、唯一残されたヒントは手紙2枚だったといいます。

警察が保有する塔で過ごすことになったカスパー・ハウザー

警察が保有する塔で過ごすことになったカスパー・ハウザー

カスパー・ハウザーは警察が保有する党で過ごすことになります。

そこには見物客が多く見られ、カスパー・ハウザーは街で有名な孤児になってしまいます。

しかし、彼はまだまともに言葉をしゃべれず、警察もどうすることも出来ませんでした。

また、カスパー・ハウザーはこだわりが強く、様々な傾向があることが判明します。

パンと水以外は一切口にしなかった

パンと水以外は一切口にしなかった

カスパー・ハウザーは食事に手を付けず、警察は不思議に思う日が続きました。

しかし、パンと水だけは口にすることが判明し、その後の食事はパンと水だけになりました。

塔ではおもちゃの馬でずっと遊んでおり、人間と馬の区別がついていなかった

塔ではおもちゃの馬でずっと遊んでおり、人間と馬の区別がついていなかった

カスパー・ハウザーでは捉えられた塔にて、おもちゃの馬でずっと遊んでいたといいます。

しかし、彼は人間と馬の区別がついておらず、馬に餌を与えるようなしぐさがみられました。

牢屋で人間と触れることにより、言葉を覚えるようになったカスパー・ハウザー

牢屋で人間と触れることにより、言葉を覚えるようになったカスパー・ハウザー

カスパー・ハウザーは当初は話すことや書くことがほとんど出来ませんでした。

しかし、牢屋で人間と触れることにより、言葉を覚えるようになったといいます。

看守の子供たちとのふれあいの中で、カスパー・ハウザーは年頃の子供として徐々に成長していきました。

カスパー・ハウザーは実在するのか(発見される前の暮らし)

発見される前は「奥行き2m、幅1m」の真っ暗な部屋の中で過ごしていたと語るカスパー・ハウザー

発見される前は「奥行き2m、幅1m」の真っ暗な部屋の中で過ごしていたと語るカスパー・ハウザー

ここからはカスパー・ハウザーが16歳までの間、監禁されていた時の話です。

これは話せるようになったカスパー・ハウザーの証言で、「奥行き2m、幅1m」の真っ暗な部屋で過ごし、立ち上がることが出来ない天井の高さだったようです。

毎朝起きたら、決まってパンと水が床に置かれていた

毎朝起きたら、決まってパンと水が床に置かれていた

カスパー・ハウザーは毎朝起きると、決まってパンと水が用意されていたそうです。

これが塔の中でパンと水以外を口にしなかった理由であり、幼少期からパンと水しか食べたことがありませんでした。

他には木製の馬と犬のおもちゃ、ウールの羽毛、バケツがあった

他には木製の馬と犬のおもちゃ、ウールの羽毛、バケツがあった

カスパー・ハウザーの牢屋の中には木製の馬と犬のおもちゃがありました。

他にはウールの羽毛、バケツがあったそうで、トイレはバケツの中に用を足したそうです。

非常に物が少なく質素極まりないもので、厳しい生活を強いられていたことが分かります。

水が苦い時、眠りにつくと身の回りが綺麗になっていた

水が苦い時、眠りにつくと身の回りが綺麗になっていた

カスパー・ハウザーは毎日水を飲んでいましたが、ある日は水が苦い時がありました。

その時は決まってすぐに眠くなり、起きると身の回りが綺麗になっていたそうです。

噂ではアヘンが混入されていたという話で、深い眠りに付くように仕向けられていたといいます。

ある日、目の前に男が現れて「カスパー・ハウザーの文字」と「ヴァイス・ニヒト(知らない)の言葉」を覚えさせられた

ある日、目の前に男が現れて「カスパー・ハウザーの文字」と「ヴァイス・ニヒト(知らない)の言葉」を覚えさせられた

カスパー・ハウザーの元にある日、目の前に男が現れたそうです。

その時に「カスパー・ハウザーの文字」と「ヴァイス・ニヒト(知らない)の言葉」を覚えさせられたといいます。

その後、ニュルンベルクに連れ出されて、2通の手紙を持って立っておくように指示された

その後、ニュルンベルクに連れ出されて、2通の手紙を持って立っておくように指示された

カスパー・ハウザーはその後、男に連れ出されて例のニュルンベルクの街の中に立たされました。

その時に2通の手紙を持って、そのまま立っておくように指示されたそうです。

カスパー・ハウザーは実在するのか(ニュルンベルク生活から死去まで)

ドイツの刑法学者アンゼルム・フォイエルバッハがカスパー・ハウザーの異常性を理解した

ドイツの刑法学者アンゼルム・フォイエルバッハがカスパー・ハウザーの異常性を理解した

ドイツの刑法学者アンゼルム・フォイエルバッハは、カスパー・ハウザーを調べることを担当します。

その時に彼の異常性を理解したようで、「表情がまったくない」「見物客・新しいものに敏感」「精神を病んでいる」と分析しました。

そこで彼はカスパー・ハウザーを別の所に移動させることを提案します。

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