45位：「My Hometown」

1984年にリリースされたアルバム「Born in the U.S.A.」に収録されている楽曲で、しっとりとした落ち着いたメロディを背に自らの生い立ちと共にある故郷について、語るようにハスキーボイスで歌う名曲です。

44位：「She’s The One」

スプリングスティーンとEストリートバンドのコンサートパフォーマンスで頻繁に取り上げられ、1975年にBorn to Runアルバムに最初に収録されました。彼の作品の中でも、最もクラシックなラブソングになっています。

43位：「Dream Baby Dream」

もともとエレクトロ・パンク・バンドのSuicideによって、1979年にリリースされた人気ナンバーで、Bruce Springsteenによって賑やかで楽しそうな曲調の楽曲にアレンジされ2014年にリリースされました。

42位：「Waitin’ On A Sunny Day」

2002年発表のアルバム『The Rising』に収録されている名曲です。ミドルテンポで展開していくリズムと、シンプルでストレートに奏でられるロックサウンドに乗せてシャウトするかっこいい楽曲です。

41位：「グローリーデイズ」

この曲の最初の歌詞で、高校時代の友達が野球選手だった頃の事を歌っています。ミュージック・ビデオでも野球のシーンが演出とされており、実際アメリカのメジャーリーグの試合でも流れる人気の楽曲です。

40位：「マイ・シティ・オブ・ルーインズ」

スプリングスティーンは、若き日を過ごしたアズベリー・パークで2000年12月に行った一連のクリスマスコンサートで、この曲を披露して話題になりました。景色の美しいビーチタウンも、賑わっていた全盛期を過ぎて既に衰退していた。しかし9.11の犠牲者のためのテレビの長時間番組に出演したスプリングスティーンが、ゴスペル風の演出で歌った時、曲は新たな命を吹き込まれました。

39位：「ヤングスタウン」

レーガン大統領時代に悪化した経済状況に対するスプリングスティーンの回答で、弱っていく父親の姿を見ている失業中の製鋼工をシビアに描いた名曲です。マーティン・リフキンのペダルスチールギターとスージー・ティレルの印象的なバイオリンが、スプリングスティーンの歌詞と強烈に絡み合っています。

38位：「シャット・アウト・ザ・ライト」

「シャット・アウト・ザ・ライト」は、ベトナム戦争に従軍した退役軍人のロン・コーヴィックの著書『7月4日に生まれて（Born on the Fourth of July）』にインスパイアされた楽曲です。ソフトなアコースティックギターの伴奏とスージー・ティレルのバイオリンに乗せて、スプリングスティーンがベトナム戦争後の酷い精神的な後遺症について歌っています。

37位：「ノー・サレンダー」

「ノー・サレンダー」は、1984年にリリースしたアルバム「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」に収録されている楽曲で、とても爽快感のあるポップなロック調の人気ナンバーです。

36位：「For You」

スプリングスティーンが得意とする、キャラクターが登場する初期のストーリーソング作品のひとつです。救急車の中で、語り手がガールフレンドと話しています。彼女は自殺を図ったようだ。スプリングスティーンのガールフレンドだった、ダイアン・ロジトがモデルになっているという説もあります。

35位：「夜の精」

『アズベリー・パークからの挨拶』の中でも、クレモンズのサクソフォンがほぼノンストップで流れる「夜の精」が、最もEストリート・バンドのその後の方向性に近いとされています。

34位：「アダムとケイン」

ダグラスは内気な労働者階級の人間で、息子のブルースと同様、うつ病に苦しんでいた。「アダムとケイン」は、ヘヴィなグルーヴとスプリングスティーンの情熱的なギタープレイをフィーチャーした強烈な曲で、「他人の過去の罪に対する報いを受ける運命にある」など、部分的にエリア・カザン監督の映画『エデンの東』（1955年）にインスパイアされた強烈な歌詞は、聖書に出てくるような父子の緊張感を思わせます。

33位：「タファー・ザン・ザ・レスト」

『トンネル・オブ・ラヴ』ツアー中のステージで毎晩演奏されるたびに、この繊細なバラード曲は、スプリングスティーンと後に妻となるパティ・スキャルファとの息の合ったデュエット曲へと生まれ変わりました。

32位：「雨のハイウェイ」

タイトルと歌詞の一部は、カントリーシンガーのロイ・エイカフによる1940年代の自動車事故をテーマにした同名曲からインスピレーションを得ており、曲は、ひき逃げを目撃した男の目線で語られています。

31位：「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」

「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」は、1973年にリリースされたアルバム「青春の叫び」に収されている楽曲です。映画『ミーン・ストリート』の雰囲気たっぷりの「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」は、アレンジも担当したデヴィッド・サンシャスがジャジーなピアノの旋律を聞かせ、リチャード・ブラックウェルが奏でる繊細なコンガのラテン・ジャズに、スプリングスティーンがボブ・ディラン風の語り口調とドゥーワップを乗せています。

30位：「ビコーズ・ザ・ナイト」

「ビコーズ・ザ・ナイト」は、2010年にリリースしたアルバム「ザ・プロミス」の収録曲で、スプリングスティーンの素晴らしいスタジオバージョンは当初正式にはリリースされず、30年以上経ってからアルバム『ザ・プロミス』に収録されました。

29位：「ハイウェイ・パトロールマン」

「ハイウェイ・パトロールマン」は、1982年にリリースしたアルバム「ネブラスカ」に収録されている楽曲です。曲の冒頭では、警官のジョーが罪を犯した兄弟のフランクを車で追い、カナダとの国境まで追い詰めたものの結局は逃がしてしまう。静かなアコースティックのメロディに、ベトナム戦争や郊外の貧窮した生活が兄弟の物語に織り込まれています。

28位：「ザ・ライジング」

「ザ・ライジング」は、2002年にリリースしたアルバム「ザ・ライジング」のタイトルチューンです。救助隊員の目線で語られるアンセム的なこの楽曲は、プロデューサーのブレンダン・オブライエンの所有するアトランタのスタジオで、Eストリート・バンドと18年ぶりにレコーディングしたアルバムからの1stシングルで、9.11での消防士の姿をモチーフにしています。

27位：「ブリリアント・ディスガイズ」

”Brilliant Disguise ”は、ブルース・スプリングスティーン1987年のアルバムTunnel of Love から、アルバムの最初のシングルとしてリリースされ、Billboard Hot 100 チャートで5位、Mainstream Rock チャートで1位になった名曲です。