名前：ウスマヌ・デンベレ
生年月日：1997年5月15日
出身地：フランス
職業：プロサッカー選手

ウスマヌ・デンベレは世界中で注目を集めているサッカー選手のひとり。2017年からスペインのFCバルセロナに移籍し、素晴らしい活躍を見せています。彼の移籍金は日本円にして「約136円」で、最大40％ものボーナスも出るのだとか。

バルセロナではネイマールの背番号「11」を使用していて、2021年7月現在81試合に出場し、「18」得点を挙げています。

ウスマヌ・デンベレは2016年からフランス代表としてもプレーしていて、2018年に行われたFIFAワールドカップでは優勝も経験しました。ただ、ワールドカップでゴールは決めていないようです。

フランス代表としてはこれまでに27試合に出場して4ゴールを挙げていて、2022年のカタールワールドカップでも注目が集まります。

ウスマヌ・デンベレは「天才」と称される一方で以前から「問題児」としても注目を集めています。彼はバルセロナ入りした際、以前所属していたドルトムントの練習をボイコットするなどしてバルセロナ行きを要求。練習参加禁止の処分を受けます。

さらにバルセロナな行ったあと、それまで住んでいたドイツの自宅には持ち物が放置されたままになっていて、裁判にもなりました。また、彼は練習に寝坊することが非常に多く、練習に参加しないこともあるのだとか。

ウスマヌ・デンベレは2021年7月に同じフランス代表のアントワーヌ・グリーズマンとともに日本人を差別する発言を行い話題になりました。これはアントワーヌ・グリーズマンがサッカーゲームをしていたところ、それを見たウスマヌ・デンベレから出た発言となっています。

内容は「グリーズマンよお、お前がゲームをするためだけに、汚ねえ面を集めやがって・・・お前恥ずかしくないのかよ。くそ、この言葉め、何言っているか全然わかりゃしない」「おいおい、日本は先進国だろう？　それなのにあなた達はなぜそんなに手間取っているんだい？」というもの。

これを受けてバルセロナのスポンサーである楽天などは謝罪を要求。後日、バルセロナ側から謝罪を受けました。

ウスマヌ・デンベレの身長は「178㎝」です。とくべつ身長が高いわけではありませんが、世界最高峰プレーヤーとして活躍しています。ちなみに体重は「67㎏」で、体型も極端に大きいわけではありません。

ウスマヌ・デンベレが天才と呼ばれる理由はそのプレースタイルにあります。彼はFWとしてプレーしていて、ひとりでチャンスを生み出すだけの才能を持っています。真面目に練習に参加することが増えればこれまでに彼のプレーは輝くものと思われ、海外の一流選手を翻弄するプレーは見物です。

ウスマヌ・デンベレの利き足については一般的に「左足」だと言われていますが、じつは彼は完全な「両利き」として知られています。そのため、右脚でコーナーキックやシュートを打つことも多く、これを見た人たちは「あれっ？左利きじゃなかった？」とびっくりしたのだとか。

彼は左足で蹴るのが得意なようですが、右足であっても正確にボールをコントロールすることができ、現在は「両利き」という見方が強いようです。

ウスマヌ・デンベレはスピードの評価も非常に高く、一瞬にして相手を置き去りにする瞬発力も持ち合わせています。このスピードは彼の大きな武器になっていて、「爆速」と称賛されています。瞬発力とスピードを兼ね備えているため、即座に抜け出すことができ、パスやシュートをするチャンスを生み出します。

ウスマヌ・デンベレのプレースタイルを語るうえで外せないのが「ドリブル」です。彼は両利きという特徴を持っているため、ボールコントロールが巧みで、さらにスピードも持ち合わせているため、相手DWは翻弄されてしまいます。彼のドリブルはまさに変幻自在で、とくに1対1の場面では無類の強さを誇っています。

ウスマヌ・デンベレは非常にボールコントロールが上手く、それはシュートの場面でも同じ。彼のシュートはとても正確で、ゴールまで距離があっても弾丸のようなシュートを蹴ります。また、彼は左右の足で正確にボールを蹴れるため、チャンスも多く、FWとして大切な決定力の高さは他の選手の比ではありません。

ウスマヌ・デンベレはアシストでも非常に評価が高く、とくに絶妙なスルーパスやクロスは多くのファンを魅了しています。敵と味方の位置、そして空いている場所を把握し、チャンスを生み出す正確なパスはバルセロナの強みにもなっています。

決してアシストが多いわけではありませんが、空間把握能力の高さは世界でもトップレベルと言えるでしょう。

ウスマヌ・デンベレの弱点としてまず挙げられるのが「素行の悪さ」です。彼はこれまで様々な問題を起こしていて、遅刻も多いことから練習に参加しないこともあります。こうした素行の悪さがプレーに反映されることはありませんが、あまりに酷いと所属クラブからプレーする機会を奪われることにもなりかねません。また、練習に積極的に参加するのは選手として大切なことですが、遅刻ばかりしていると練習する機会も減ってしまいます。

ウスマヌ・デンベレは「守備の意識が低い」と言われていて、過去にはチームメイトから守備について怒られたこともあるのだとか。とくに彼の場合はプレースキルの高さがあるため、守備でも期待されてしまうのは仕方のないことです。ただ、監督からは「守備もよかった」と言われたこともあるため、守備にも意識を向ければより素晴らしい選手になるでしょう。

ウスマヌ・デンベレはチームとして大切な戦術について「理解ができていない」と言われています。戦術を理解できていなければ当然チームへの貢献度は減り、メンバーとの連携も取りづらくなってしまいます。

ウスマヌ・デンベレはバルセロナに所属してから数多くの怪我をしていて、他の選手と比べてかなりの出場機会を失っています。これについては「筋肉がバルセロナの練習についていかない」と言われていて、実際にバルセロナの前に所属していたクラブでは一度も怪我が無かったのだとか。また、彼は遅刻で練習に参加できないこともあるため、素行の悪さも怪我の要因につながっているのかもしれません。