本名：近田 ボビー（こんだ ボビー）
生年月日：1973年4月8日
出身地：ナイジェリア
身長：183㎝
職業：タレント、格闘家、実業家

ボビーオロゴンの兄弟は全部で34人いて、彼は34人兄弟の3番目の子供として生まれました。彼の父親は貿易会社を営む会社の社長で、奥さんが6人もいるようです。ナイジェリア自体は一夫多妻制の国ではありませんが、6人も奥さんがいたため、自然と兄弟が増えてしまったようです。

ボビーオロゴンは過去に放送していた人気バラエティ番組「さんまのSUPERからくりTV」で受けた街頭インタビューで、あまりにめちゃくちゃ日本語での受け答えが面白かったため、番組プロデューサーから声を掛けられ、頻繁に同番組に呼ばれるようになりました。

そこからはそのめちゃくちゃな日本語と面白いキャラクターで様々なテレビ番組に出演するようになり、一気に人気者になりました。

ボビーオロゴンは2003年末に放送された「K-1 PREMIUM 2003 Dynamite!!」を見て、自身も格闘家として同じ舞台に立ちたいと思うようになり、テレビ番組の企画で2004年末の「K-1 PREMIUM Dynamite!!」を目指すようになりました。

その後、本当に「K-1 PREMIUM Dynamite!!」の舞台に立ち、勝負はいきなり判定勝ちをおさめ、それからは数多くの戦いに参戦しています。

ボビーオロゴンにはアンディオロゴンという弟がいます。その弟もじつは格闘家として活躍していて、キックボクシングや総合格闘技などのリングに上がっていました。アンディオロゴンは34兄弟の13番目に生まれ、兄のボビーオロゴンとはちょうど10歳離れています。

ボビーオロゴンは日本人女性と有名になる前に結婚していて、2007年に日本国籍を取得し、それと同時に日本名を「近田 ボビー（こんだ ボビー）」に変更しました。近田は奥さんの名字で、ナイジェリアでの本名はカリム・アルハジ・オロゴンです。

テレビで見せるキャラクターを見れば、天然の面白い外国人というイメージでしたが、じつはかなりのやり手で株式投資やFX、不動産など多岐にわたって投資をしている投資家です。

すでに数億単位で利益を出していて、それは現在でも続いているのだとか。元々彼が日本に来たのは父親の事業の手伝いをしていたためで、じつはかなりのビジネスマン。

また、昔から父親から経済について色々と学んでいたため、そういったスキルは非常に高いことがわかります。

ボビーオロゴンは2006年に暴行事件を起こしたことがありました。それは芸能事務所内で行われたようで、中には怪我をした人もいたのだとか。その場に居合わせた同じ事務所の外国人タレントが彼を制止してなんとか収まりました。

この事件でボビーオロゴンは事情聴取を受け、逮捕はされていませんが、「彼にとって暴れてしまうほどの出来事があったのでは？」とも言われています。

ボビーオロゴンは左手の人差し指を切断しています。これは意外と知られていない事実ですが、人差し指が第二関節の少し先までしかないのがわかるかと思います。なぜこんなことになってしまったのでしょうか？

普通に考えれば「何かの事故では指を切断したのでは？」と思ってしまいますが、その真相は一体何なのでしょうか？

ボビーオロゴンが左手人差し指を切断してしまった真相は、彼がまだナイジェリアに住んでいたときのことです。外で遊んでいたとき、一匹のネズミを見つけ、捕まえようとしたところネズミが巣穴に逃げ込んでしまいました。

巣穴に逃げたネズミを捕まえるため、穴に手を突っ込んで中を探っていたところ左手に強烈な痛みが走り、すぐさま巣穴から手を引き抜きました。

すると、自身の左人差し指はそのネズミに食いちぎられて第二関節より先が無くなってしまいました。

ボビーオロゴンが捕まえようとして指を食いちぎられたようにナイジェリアのネズミは非常に強暴なようで、赤ちゃんが食べられてしまったこともあるのだとか。それだけ危険なネズミを捕まえようとするボビーオロゴンもスゴイですが、アフリカなどに旅行に行く際は注意したほうがいいかもしれません。

ボビーがネズミを捕まえようとしたのはなぜなのか？それは「ネズミを食べたかったから」です。ナイジェリアではネズミを捕まえて食べるのが当たり前のように行われていて、ボビーオロゴン自身も頻繁に食べていたのだとか。

そのため、何の躊躇もなく巣穴に手を突っ込んだところ指を食いちぎられ、切断してしまったというわけです。指を食いちぎるほどのパワーを持ったネズミに素手で挑むのはさすがに危険です。

ナイジェリアではネズミを食べることを禁止していた時期があります。それはネズミを食べた人たちが次々に「ラッサ熱」という病に侵され、中には死人も出てしまったからです。

ラッサ熱はナイジェリアだけでなく、アフリカの様々な地域で問題になっている一種の風土病になっています。ナイジェリアでも「国家ラッサ熱緊急対策センター」が発足されるほどで、深刻な問題のひとつになっています。

ナイジェリアの人にとってネズミはただの食糧というだけでなく、じつは立派なたんぱく源のひとつで、健康を保つのにネズミは一役買っていました。そのため、ラッサ熱という危険があっても未だにネズミは食べられているようです。

ちなみにネズミはかなり美味しいらしく、「美味しい食材」という面もあるため、食べる人があとを絶たないのだということがわかります。