名前："ジョン"ジョナサン・ヴィンセント・ヴォイト
生年月日：1938年12月29日
出身地：アメリカ合衆国
職業：俳優

ジョン・ヴォイトは長年ハリウッドで活躍しているベテラン俳優で、過去には映画「帰郷」にてアカデミー賞主演男優を受賞したこともあります。俳優としては1963年から活動していて、現在でも現役のままです。

また、ハリウッド俳優としては珍しく共和党の支持者としても知られていて、2020年のアメリカ大統領選ではトランプ大統領をしていました。

ジョン・ヴォイトの映画代表作としてまず最初に挙げられるのが「真夜中のカウボーイ」です。この映画は1969年の作品で、主人公のジョーをジョン・ヴォイトが演じ、相棒のラッツォをダスティン・ホフマンが演じて話題になりました。

ニューヨークで一旗揚げるためにテキサスやってきたカウボーイ・ジョーと相棒ラッツォの友情を描いた作品で、アカデミー賞作品賞を受賞しました。

小説を元にしたサスペンス・スリラー。元ナチスの秘密組織「オデッサ」への復讐を描いた作品で、ジョン・ヴォイトは主人公のペーター・ミラーを演じました。

この作品は実際にあった出来事や人物も元になっているようで、この作品の元となった小説の作者の元には脅迫状も届いたんだそうです。

ジョン・ヴォイトがアカデミー賞主演男優賞を受賞した名作。この作品は基地内の病院で働く女性サリーとベトナム戦争で下半身不随になった退役兵のルークの恋を描いた作品で、反戦思想やフェミニズム思想が色濃く出た作品としても知られています。

ちなみに同作品でサリー役を演じたジェーン・フォンダはアカデミー賞主演女優賞を受賞していて、さらに脚本賞も受賞してしまうなど、同作品は世界中で大きな話題になりました。

日本の名監督・黒澤明も製作に携わったことで知られている名作。ジョン・ヴォイトは脱獄半の主人公マニーを演じ、貨物列車に飛び乗ったことから物語は始まります。

ちなみにこの映画の脚本は黒澤明が描いたようですが、その後内容はかなり変えられてしまい、黒澤明はこの映画を酷く批判したんだそうです。

世界中で人気を集めたプロボクサーのモハメド・アリの半生を描いた作品。ジョン・ヴォイトはアリの魅力を伝えるジャーナリストのハワード・コセルを演じ、主演はウィル・スミスが演じました。

同作品でウィル・スミスはアカデミー賞主演男優賞を受賞し、ジョン・ヴォイトとは助演男優賞にノミネートされ話題になりました。

様々な謎を解き明かしていくアクション映画。ジョン・ヴォイトは作中で主演のニコラス・ケイジ演じるベン・ゲイツの父親役を演じていて、物語の上ような人物として登場しています。

同作品は主人公ベンがテンプル騎士団の秘宝の秘密を探る物語で、その流れの中で様々な出会いがあり、FBIから追われながらも謎を解き明かしていく楽しい内容に仕上がっています。

ジョン・ヴォイトはアメリカ・ニューヨークに生まれ、キリスト教カトリックの一家で育ちました。そのため、高校はカトリック系のアーチビショップ・ステピナツ・ハイスクールに通い、大学はワシントンD.C.にあるアメリカ・カトリック大学に進学しました。

ジョン・ヴォイトは大学では美学を専攻していたようですが、その一方で演技の世界にも魅了され、ミュージカルに出演。このことをきっかけに彼は演技の世界にのめり込むようになり、大学卒業後はニューヨークに戻り、俳優として活動。

さらに彼は演出や舞台美術も学ぶようになり、1967年の映画「墓石と決闘」で銀幕デビューを飾りました。

ジョン・ヴォイトの父親はエルマー・ヴォイトというプロゴルファーで、情報は一切ありませんが、家族の生活を支えていたことからそれなりに活躍していたのではないかと思われます。

母親はバーバラと言い、どういった女性だったのかについてはわかっていません。

ジョン・ヴォイトには2人の兄弟がいることがわかっていて、兄はバリー・ヴォイトという火山学の研究者で、弟はジェームズ・ウェズレー・ヴォイトという歌手・作詞家なんだそうです。

とくに兄のバリー・ヴォイトはかなり有名な人物のようで、ペンシルベニア州立大学では名誉教授にもなっているのだそうです。

ジョン・ヴォイトはハリウッドの名女優アンジェリーナ・ジョリーの父親としても知られていて、過去には親子揃ってメディアの前に登場したこともありました。また、過去には1982年の映画「大狂乱」にて親子共演も果たしていて、ジョン・ヴォイトが母親と離婚したあとは父親とは離れて生活していたようです。