名前：マイケル・シェンカー
生年月日：1955年1月10日
出身地：ドイツ
職業：ギタリスト

マイケル・シェンカーは非常に人気が高い世界的ギタリストで、人気バンド「スコーピオンズ」や「UFO」、「マイケル・シェンカー・グループ（MSG）」のメンバーとして活動していました。

そのギターテクニックは世界中で称賛され、1970～1980年代にかけて一時代を築き上げました。

マイケル・シェンカーの身長は「181㎝」です。これはドイツ人男性の平均身長より3㎝低いほどですが、それでも男性としては十分な高さがあります。

体重についてはいつ頃のものかはわかりませんが、「65㎏」だと言われていて、身長のわりに細身の体型をしていたことが伺えます。

マイケル・シェンカーは兄でギタリストとして活動しているルドルフ・シェンカーの影響を受け、幼少期の頃からギターを始めます。当時の彼は兄のギターのチューニングを手伝ったりしていたようで、すぐに音楽に没頭するようになります。

音楽に夢中になってからは独学でギターを学び、なんと11歳にして初ステージも経験。その才能は当初から抜きん出ていたようです。

マイケル・シェンカーはその後友人たちと一緒にビートルズのコピーバンド「エノヴェイツ」を結成。ですが、わずか3ヶ月で解散となり、13歳のときに今度は「クライ」というバンドを結成します。この頃から彼はミュージシャンとして本格的に活動を開始するもバンドは解散。

そして14歳のときに兄のバンド「スコーピオンズ」に加入し、17歳のときにアルバム「恐怖の蠍団」でデビューを飾りました。

マイケル・シェンカーはスコーピオンズのメンバーとして活動していた1973年に人気バンド「UFO」から誘われ同バンドのリードギターを務めることになります。

ここからUFOは世界的に大きな成功を収め、それと同時にマイケル・シェンカーの名も世界中に轟くことになります。彼は同バンドに1978年まで在籍していましたが、当時はメンバーとのコミュニケーションやアルコール問題を抱えていました。

マイケル・シェンカーはUFOを脱退したあと、1979年に自身のバンドとなる「マイケル・シェンカー・グループ（MSG）」を結成。同バンドは瞬く間に人気を集めるようになり、彼の人気はさらに大きなものとなりました。

この頃は日本武道館でも来日公演を行っていて、日本でもマイケル・シェンカーブームが起こりました。

マイケル・シェンカーはMSGとして大きな人気を集め、1993年にはUFOの再結成にも参加。その後はソロ活動もスタートさせ、バンド以外の活動も目立つようになります。

2011年のソロアルバム「テンプル・オブ・ロック」をリリースしたあとは新たに「マイケル・シェンカーズ・テンプル・オブ・ロック」というバンドを始動。世界各地でツアーを行うようになりました。

マイケル・シェンカーは1970～1980年代にかけて「神」と呼ばれたギタリストで、1973年に「UFO」に加入してからギタリストとして大きく注目をされました。

彼はセオリー通りのオーソドックスなロック奏法で、ペンタトニック・スケールのサウンドを鳴らすのが特徴となっています。また、彼が使用していたギターにはビブラート・ユニットがついていなかったものの、ネック・ベンディングでアーミングに似た効果を出していました。

マイケル・シェンカーは時代によってサウンドが変化しているようで、彼の熱狂的なファンはとくに「UFO（再結成後は除く）」時代と「マイケル・シェンカー・グループ（マッコリー・シェンカー・グループを除く）」頃の楽曲に高い評価が集まっています。

もちろん好みは別れるところですが、どの時代であっても素晴らしいギタリストであることは間違いなく、デビューしたての頃の「スコーピオンズ」時代や近年の「マイケル・シェンカーズ・テンプル・オブ・ロック」の楽曲もまた違ったサウンドを楽しむことができます。

マイケル・シェンカーが使用していたギターと言えば「ギブソン フライングV」です。彼は長年このギターを愛用していて、見た目は特徴的な白と黒に塗っていました。

当初は白と黒のフライングVをそれぞれ使い分けていましたが、あるとき「1本のVをいっそのこと白と黒に塗ってしまおう」と思い立ち、彼を象徴する白黒のフライングVが出来上がりました。

マイケル・シェンカーの使用機材はアンプが「マーシャル」、エフェクトは「Jim Dunlop」と「BOSS」を使用しています。ディレイとコーラスについては2個ずつセットしていて、効き目を大きくしたいときに2個同時に「ON」にし、効き目を弱くするときは1つだけで運用するようにしているのだとか。

マイケル・シェンカーは2021年9月現在「66歳」ですが、いまだ現役を続けていて、2020年には来日し「マイケル・シェンカー・フェスト　ジャパン・ツアー2020」が予定されていましたが、新型コロナウイルスの影響から中止となりました。

彼は2016年からMSGの歴代メンバーが集う「マイケル・シェンカー・フェスト」というプロジェクトをスタートしていて、今後もまだまだ活躍は続くものと思われます。

マイケル・シェンカーは2021年1月にニューアルバム「IMMORTAL」をリリースして話題になりました。同アルバムは彼の音楽活動50周年を記念した作品となっていて、ジョー・リン・ターナーやロニー・ロメロといったアーティストも参加しています。

また、スコーピオンズの名曲である「In Search of the Peace of Mind」も収録されていて、往年ファンも楽しめる内容に仕上がっています。