生年月日：1974年11月11日
出身地：アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス
職業：俳優

代表作
映画
ギルバート・グレイプ（1993年）アーニー・グレイプ 役
バスケットボール・ダイアリーズ（1995年）ジム・キャロル 役
タイタニック（1997年）ジャック・ドーソン 役
仮面の男（1998年）ルイ14世 役
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン（2002年）フランク・W・アバグネイル 役
ウルフ・オブ・ウォールストリート（2013年）ジョーダン・ベルフォート 役
レヴェナント: 蘇えりし者（2015年）ヒュー・グラス 役

主な受賞歴
1993年　ナショナル・ボード・オブ・レビュー　助演男優賞
2004年　ゴールデングローブ賞 主演男優賞ドラマ部門
2015年　アカデミー賞　主演男優賞
2015年　英国アカデミー賞　主演男優賞受賞

日本でもハリウッドスターは人気を獲得していますが、特に女性人気が高いレオナルド・ディカプリオさんは、1990年代後半から長年愛され続けているイケメンスターです。日本のCMにも多数出演しており、「サントリー・ジムビーム」などのCMが話題になりました。

1997年に公開され、世界的な大ヒット作となった映画「タイタニック」。レオナルド・ディカプリオさんが主演を務めた作品の中では最大のヒットを記録しており、日本だけでも興行収入262億円を記録している大ヒット作品です。

物語は、実際に発生した悲劇「タイタニック号沈没事故」を題材にしており、史実を交えた物語が展開されました。

タイタニックの主題歌は、カナダ出身の女性歌手セリーヌ・ディオンさんが務めました。以前から実力派の歌姫として絶賛されていましたが、映画の主題歌となった名曲「My Heart Will Go On」は、映画の物語を忠実の表現していると大絶賛され、聴くと映画を思い出して号泣してしまう人も続出したほどの現状も発生しました。

映画の主題歌としてではなく、バラードの名曲としても世界中から評価されています。そのため、タイタニックを視聴したことがない人も主題歌は聴いたことがあるのではないでしょうか。

大ヒット映画はパンフレットもヒットするものですが、タイタニックのパンフレットは153万部もの売り上げを記録しています。これは日本のみの売上部数のため、全世界で計算すると、とんでもない数字になるでしょう。

タイタニックは、物語・演出・演技・音楽など、全ての面において完成度が高い映画でした。そのため、1998年のアカデミー賞では作品賞、撮影賞、主題歌賞、監督賞を含め、全11部門を受賞しています。

この記録を見ただけでも、タイタニックがいかに素晴らしい映画なのか伺うことができるでしょう。

主演を務めたレオナルド。ディカプリオさんは、映画の公開当時は美形という言葉では収まらないレベルのルックスでした。タイタニックのヒットにより世界中の女性が虜になってしまい、一時期レオナルド・ディカプリオさんは、世界一モテる男性だったと言えるでしょう。

もちろん日本でも人気を獲得しており、「レオ様」の愛称で愛されていました。当時の勢いは今のイケメン俳優たちとは比べ物にならないほどの勢いがあり、当時20代だった女性なら、レオナルド・ディカプリオさんの日本での勢いがどれほどの熱狂ぶりだったのか未だに覚えている人もいるのではないでしょうか。

まるでDVDボックス並の大きさですが、これはDVDでもブルーレイでもなく、映画の公開当時普及していたビデオテープです。当時は、DVDなどディスク上の映像媒体は存在しておらず、映画の公開から2年ほど後にDVDが普及し始めました。

映画は全3時間超のボリュームでしたが、ビデオテープの最大録画時間は2時間。そのため、ビデオテープ版は2本組でリリースされており、見終わった後は2本分を手動で巻き戻さなければ行けなかったのです。

世界的なヒットを記録しただけあり、日本の芸能界にも多数の影響を与えてきたタイタニック。パロディー作品も日本で複数制作され、特に木村拓哉さん演じる「レオナルド・タクプリオ」が主演を務めたコント「イタイタニック」は、シュールなセンスでお茶の間に笑いを届けていました。

映画は、タイタニック号の沈没から84年経過した1996年、物語の冒頭にはMrs.カルバートという女性が登場します。この女性はタイタニック号の沈没事故で奇跡的に生き延びた生存者なのですが、あるアイテムを目にし、昔の記憶を辿るように物語が始まります。

この老婆の正体は映画内で明らかになり、鑑賞後はもう一度、この冒頭のシーンを観たくなるでしょう。

物語のヒロインであるローズ・デウィット・ブケイターは上流階級の娘として生まれ、決められた男性と結婚する運命を背負った状態でタイタニック号に乗船していました。好きでもない婚約者を前に気が乗らないローズでしたが、そんな時、ギャンブルを生業としているジャック・ドーソンと運命的な出会いを果たしたのです。

ジャックは対象的に貧しい家系に生まれ、ギャンブルの報酬としてタイタニック号のチケットを入手したことでタイタニック号に乗船。異なる人生を送っていた2人はすぐに惹かれ合い、お互いの夢や理想を語り合いました。

タイタニックで最も有名な名場面といえば、やはりこのシーンでしょう。

親に押し付けられた結婚によって自身の不自由さを嘆くローズは、夢に向かって自由に生きるジャックとは対照的な人生を送っていました。船の先端で海を眺めているローズにジャックは近寄り、甘いセリフと行動で、ローズに海の広大さを伝えるのです。

鳥のように両手を広げ海の前に立つローズは「私、飛んでるわ！」と、初めての自由になる喜びを口にします。映画を最後まで視聴した人は、この画像を見ただけで涙腺が崩壊してしまうのではないでしょうか。