名前：オードリー・ヘプバーン
生年月日：1929年5月4日
没年月日：1993年1月20日（63歳没）
出身地：ベルギー・ブリュッセル・イクセル
職業：女優
身長：170cm

オードリーヘップバーンは、1989年にユニセフ親善大使に任命されます。第二次世界大戦中にドイツ占領下のオランダで辛い幼少期を送り、その後女優として大きな成功をおさめることができたという経験から、オードリーヘップバーンは、残りの人生を最貧困国の恵まれない子供たちへの支援活動に充てることを決め、多くの国を訪れて精力的に支援を行いました。

1992年9月終わりにユニセフ活動で訪れたソマリアで体調の異変に気付いたオードリーヘップバーンは、精密検査を受けるために10月にロサンゼルスへと渡りました。精密検査の結果、腹膜偽粘液腫と呼ばれる極めて珍しいがんの一種であることが判明。すでに身体各部に転移しており、手の施しようがなかったようです。そして、1993年1月20日に自宅で息を引き取りました。

『ローマの休日』
『麗しのサブリナ』
『許されざる者』
『ティファニーで朝食を』
『マイ・フェア・レディ』
『いつも2人で』

最初の旦那は俳優のメルファーラーです。俳優としてあまり売れていなかったようですが、プロデューサー、監督などもこなし、自信家で多くの才能に溢れた男性だったのだとか。

1955年と1959年の2度にわたってオードリーヘップバーンは流産を経験しました。2度めの流産は『許されざる者』の撮影中に起こった落馬事故によるものだそうで、岩に投げ出されたオードリーヘップバーンは背中を痛め、病院へと搬送されましたが流産してしまいました。このことがオードリーヘップバーンにとって心身共に大きな傷となります。その後、間もなく妊娠したオードリーヘップバーンは、子供を無事に出産できるように1年間仕事を休み、そして、1960年7月17日に待望の長男ショーン・ヘプバーン・ファーラーが誕生しました。

2人の結婚生活は長く続かないと言われていましたが、オードリーヘップバーンはメルファーラーが気難しいことは認めつつも、うまくいっていると主張していました。長男を出産後もオードリーヘップバーンは妊娠しましたが、1965年と1967年に流産をしてしまいます。最終的に気難しい性格だったメルファーラーとの結婚生活に嫌気がさし1968年12月5日に離婚してしまいました。

離婚後、スイス、レマン湖地方、モルジュ近郊のトロシュナ村に家を購入したオードリーヘップバーンは、息子のショーンと穏やかな生活楽しみながら過ごしていました。その後、オードリーヘップバーンは、船旅でイタリア人精神科医アンドレアマリオドッティと出会い、ギリシア遺跡を巡る旅行中に惹かれていきました。

当時40歳のオードリーヘップバーンと30歳のアンドレアマリオドッティは次第に惹かれ合い、1969年1月18日に結婚しました。

子供を望んでいたオードリーヘップバーンは、そのためには女優を辞めてもいいと思っていたそうです。そして、1970年2月8日には帝王切開でルカ・ドッティが誕生しました。

アンドレアマリオドッティはオードリーヘップバーンを愛し、前夫のメルファーラーとの息子であるショーンとの仲も良好でしたが、若い女性と不倫関係になります。そしてオードリーヘップバーンの方も『華麗なる相続人』の撮影中に、共演したベンギャザラと不倫関係になりました。W不倫をしていた2人は、1982年に離婚し、13年間の結婚生活にピリオドを打ちました。

1980年から死去するまでオランダ人俳優のロバートウォルダースと恋愛関係にありました。アンドレアマリオドッティとの離婚成立後、一緒に暮らし始めましたが、正式に結婚することはありませんでした。しかし、インタビューでオードリーヘップバーンは「ロバートウォルダースと暮らしたそれまでの9年間を人生で最良の日々だった」と語っています。

子供を強く望んでいたオードリーヘップバーンですが、4度の流産を経験します。そんな悲しい流産の末に待望の息子ショーンを出産しました。

左がルカ、右がショーンです。2人とも母であるオードリーヘップバーンの美の遺伝子を受け継いでいますね。