いきなりですが、冒頭で記載した通り、ゴシップガールの正体はダンだったということで、このストーリー展開に納得がいかない方も多くいらっしゃることと思います。

なんでこうなってしまったのか、最終回に注目をあてたいところですが、ストーリーを理解していただくために、登場人物やシーズン1からのあらすじを紹介していきます。またダンがゴシップガールだったと想定しての伏線や矛盾点なども紹介していきます。

もうすでにすべてを観終わっている方は、「ああ・・・こういうこともあったよね」とお分かりになるかと思います。これから観る方は途中ネタバレにご注意くださいね。

「GossipGirl.net｣を立ち上げた管理人です。アッパー・イースト・サイドで人気の人物のゴシップネタや事件をいち早くサイトに公開しスクープします。

嫌味や皮肉の効いた独特の言い回しで、高校生の間では人気を博しており、管理人の正体は謎に包まれています。

ファイナルシーズンの最終回で正体が明らかに。

声でのナレーション出演は『ヴェロニカ・マーズ 』でおなじみのクリスティン・ベルさんです。

通称：S、SVDW、It Girl
本名：セリーナ・シリア・ヴァンダーウッドセン

長身でブロンド、ブルーアイの誰もが認める完璧な美女で、オランダ系アメリカ人の富豪の子孫です。性格も良く、誰にでもフレンドリーな憧れの的。

しかし以前、薬物を一緒に摂取していた友人がオーバードースで瀕死の状態になったにもかかわらず、保身と恐怖心からその場を逃げ出し、結果友人は死んでしまいました。

良心の呵責と捜査から逃れるため、ニューヨークを離れてコネティカットの寄宿学校へ転校します。

それから1年後、シーズン1で1年ぶりにニューヨークに帰ってくるところからドラマは始まります。

ブラウン大学に入学するつもりでしたが、心に迷いが生じ1年間入学を延期、結局シーズン4でコロンビア大学に入学します。

通称：B、クイーンB
本名：ブレア・コーネリア・ウォルドーフ

有名ファッションデザイナーの令嬢で、オードリーヘップバーンやグレースケリーに憧れを抱いています。ドイツ系アメリカ人の大富豪の子孫。我がままで傲慢な性格で自己愛が強く、自分は完璧な人間と豪語するほど。しかし過去には過食症になったことも。

人一倍競争心に長けていて、嫉妬深く意地悪な性格。その要因は、セリーナに対する劣等感や母親からのプレッシャーなどが強く働いています。自分で悪知恵を絞り策を練りますが、自らがその策に嵌ることもしばしばみられます。

芸術を専攻し、委員会などでも活躍する優等生で、ネイトを恋人に持っています。そのためネイトやその父親と同じイエール大学を目指しますが挫折、ダンと同じニューヨーク大学に入学し、後にコロンビア大学へ。

しかしネイトに振られてチャックと関係を持ってしまいます。2人は後に惹かれ合いますが、プライドが邪魔をしうまくいきません。父親は恋人の男性と駆け落ちしています。

通称：D、孤独な僕
本名：ダニエル・ジョナ・ラドルフ・ハンフリー

私立の名門校セント・ジュード学園の学生ですが、ブルックリン育ちの平凡な家庭の生まれです。父親のルーファスが「子供たちには高等な教育を受けさせたい」という意向のもとに入学しました。

自身も金持ちの階級に憧れを抱いている野心家でもあります。読書家でアッパー・イースト・サイドの金持ちたちには馴染めない様子でしたが、セリーナに片思いしており、ひょんなことから恋人同士に。しかし、シーズン2で破局、ニューヨーク大学に入学します。

原作でのダンは、タバコとコーヒーが好きな寡黙な青年ですが、ドラマでは皮肉屋で、緊張するとおしゃべりになってしまう癖がある設定となっています。

通称：N
本名：ナサニエル・フィッツウィリアム・アーチボルド

とても魅力的なルックスの持ち主です。幼い頃から問題なく周囲の期待通りに成長してきた優等生。しかし、自分の感情を表に出すのが苦手で、いつも押し殺していましたが、最近ストレスを感じています。

恋人のブレアとは、幼稚園からの仲でしたが、過去に一度だけ関係を持ったセリーナのことが忘れられずにいました。

世間知らずのところはありますが、紳士的でとても優しい青年です。後にコロンビア大学に入学し、事業にも成功を納めます。

通称：J、リトルJ
本名：ジェニファー・タルーラ・ハンフリー

ダンの妹でコンスタンス・ビラード学園の人気グループに憧れを持っています。富豪の生まれではないため、高級な服などを自由に買えないという悩みはありますが、裁縫やカリグラフィが得意で自分でアレンジして製作しています。

上昇志向が強く、度々トラブルを起こすことも。兄のダンがセリーナと恋人同士になったことを心から喜んでくれ、別居している両親の復縁も願っています。

上級生の富豪の仲間入りをしようと、ブレアにのめりこんでいくのでしたが、自分の過ちに気づき自分自身を取り戻します。しかしブレアに認められ、学園の女王に指名されます。

一時は自分の得意な裁縫を生かした仕事に就くことを目指しますが、また上昇志向の性格が目覚め、セレブに憧れて自分を見失い非行に走るようになります。まわりの人間にも影響を与えてしまうため、母親の住むハドソンに転向させられます。シーズン4では所々に登場しますが、シーズン5からは降板しています。

通称：C
本名：チャールズ・バソロミュー・バス

億万長者の父親を持つ御曹司でネイトとは幼馴染で親友です。ナルシストで自己中心的な面があり、女好き。しかし、友達がピンチになると頭脳と財力を生かして解決をしてくれる行動力のあるトラブルシューターで、頼りになる人物です。

外見は傲慢で派手な印象ですが、内面はとても繊細。遊びのつもりで付き合ったブレアと、生まれて初めて本当の恋に落ちてしまいます。

事故で父親が亡くなり、その後継者となります。しかし父親との根深い確執もあります。母親もチャックを産んだ時に亡くなっていると思い込んでいましたが、実は生きていて後に再会をし出生の秘密を知らされます。身勝手な理由で自分を捨てた母親を許し、関係を改善しようと努力しますが、再び母親に裏切られ絶望してしまいます。

お洒落で常にスカーフを巻いており、あごを触る癖があり、日本のファンの間では「チャックさん」と呼ばれて親しまれています。

通称：V
本名：ヴァネッサ・マリーゴールド・エイブラムズ

ダンの親友でバーモントに引っ越していましたが、バンドをしている姉と共にニューヨークに戻ってきました。

ダンとは家族同然に育っており、以前は相思相愛の仲だったこともありました。映画監督を目指す頭の良い女性で、文学やカルチャーの知識も豊富です。

ブルックリンのカフェでアルバイトをしながら、ホームスクーリングで勉強をし、ニューヨーク大学に入学します。

残念ながらシーズン4からレギュラーを降板。

通称：G、Georgie（ジョージー）、Sarah（サラ）

セリーナとは昔からの友人と自称している、ゴシップガールでは一番の悪女です。ちなみに、厳格な両親から育てられています。自分のためなら平気で嘘をつき、人を騙します。セリーナの薬物事件の時も一緒でした。

友人の死の現場にいて、捜査を逃れるためにアッパー・イースト・サイドを去っていましたが、突然戻ってきます。セリーナが改心しようとしているのが気に入らず、友人の死の現場にいたことを盾に脅しをかけますが、ブレアとチャックが両親を呼び出し、薬物厚生施設に送られます。

その後はキリスト教のキャンプにも送られ、ついに改心したかのように見えましたが、実際は周りを騙すための芝居で、本性は元のままでした。

その後はニューヨーク大学に入学し、自分を貶めたブレアやダンに執着、そしてロシアに渡ります。しかし再びニューヨークに戻ったときはお腹が大きくなっていて、ダンに子供を委ねまた姿を消してしまいます。

「リンカーンホークス」というロックバンドのギター兼ボーカルで、ダンとジェニーの父親です。ブルックリンでアートギャラリーも経営。別居中の妻アリソンは画家です。

子供たちには不自由のない学生生活を送らせようと頑張ります。

セリーナの母親リリーとは20年ほど前に付き合っていて、現在でも惹かれ合っています。その後再びリリーと関係をもちますが、リリーは昔2人の子供を産み養子に出していることを告白すると、困惑します。

余談ですが、この役を演じたマシュー・セトルさんは、戦争ドラマの『バンド・オブ・ブラザーズ』の「雪原の戦い」でスピアーズ中尉に扮し、素晴らしい演技をしたのが頭をよぎってきます。

本名：リリアン・シリア・ヴァンダーウッドセン

セリーナの母親で、ブラウン大学入学の前にウィリアム・ヴァンダーウッドセンと結婚。二人の子供を産みますが、養子に出しています。若い頃はダンの父親ルーファスのグルーピーで元恋人でした。

チャックの父親のバート・バスと一緒になりますが、バートが事故死すると、若い頃の恋人だったダンの父親ルーファスと再婚します。

セリーナの弟でゲイです。そのため周囲からいじめられ、自殺未遂を図り、リハビリ施設のオストロフ・センターに入所することになります。

ニューヨークマンハッタンのアッパー・イースト・サイドが舞台。富豪の令嬢や御曹司が多いアッパー・イースト・サイドの高校生の間では、ドラッグやパーティー、セックスがはびこっていて、お金に物を言わせてなんでも叶う自堕落な世界。

その中でも人気を集めているのが、「ゴシップガール」なる正体不明の管理人が作っているゴシップを中心とした情報サイトです。

街で人気の学生などに関する目撃情報で成り立っていて、現在最も注目されているのが、女子学生のセリーナ・ヴァンダーウッドセン。彼女は1年前に突然マンハッタンを去り、そして現在突然戻ってきたのでした。

ブロンドに青い瞳、長身でスタイル抜群のセリーナは、誰もが憧れる存在でした。そんなセリーナが戻ってきたのですから、ゴシップ好きのアッパー・イースト・サイドは大盛り上がりです。

しかしそれを快く思わない人物が1人いました。それはセリーナの親友であるブレア。セリーナがいなくなっている間に、学園の女王として君臨していました。しかもブレアの恋人ネイトは、セリーナに心を寄せていたのです。そんなブレアの心境は最悪の状態でした。

しかし他の友達、ネイト・チャック・ダン・ジェニーたちは彼女の帰りを待ちわびていました。

セリーナは1年前、友人とドラッグをやっていて、友人がオーバードースで瀕死の状態にもかかわらず、捜査の手を恐れ逃げてしまい結果友人が死んでしまったことに悩んでいました。

そのために1年間マンハッタンを離れたのでした。改心しようと戻ってきたのでしたが、その時現場に一緒にいたジョージーナも突然帰ってきたのです。

ジョージーナがセリーナを脅し、ブレアはジョージーナの弱みを握って見事撃退。セリーナの母親はチャックの父親と結婚。そしてダンとセリーナは距離を置くことに。そこでシーズン1の最後となります。

夏休みも終わり、ハイスクールの最終学年を迎えたアッパー・イースト・サイドの学生たち。セリーナはダンと別れ、ブレアは旅先から新しい恋人の大学生を連れて帰ってきました。

ブレアと付き合っていたチャックは不機嫌になり、2人は衝突します。ネイトはセリーナを隠れ蓑にして人妻と不倫。

久しぶりにセリーナと出会ったダンは、セリーナにデートの約束を交わしますが、セリーナの心中は複雑でした。

一方ブレアは、自分の取り巻きを決めるためにオーディションを始めます。そしてブレアの行動が気に入らないチャックは、ブレアをクイーンの座から引きずり下ろす策略を練り始めます。

ダンの妹ジェニーは、ブレアの取り巻きにいじめられることに嫌気がさし、ファッション業界への希望を見出します。

アッパー・イースト・サイドの学生たちも卒業を迎えるシーズンがやって来ました。セリーナは夏休みにハメを外し過ぎ、沢山のパパラッチと沢山のゴシップ、そしてカーターを連れて帰ってきます。

ブレアとチャックは寄りが戻って熱々ぶりを披露します。二人の関係は過激になり、刺激的な演出をしようと危険なゲームを始めます。

ジェニーは再びブレアの取り巻きとなり、ブレアからクイーンに推薦されて女王の座を射止め君臨します。

ダン・ヴァネッサと共にニューヨーク大学に入学するブレアでしたが、寮のルームメイトがなんと、セリーナの件で陥れたジョージーナでした。更に大学でのクイーンの座を狙うブレアでしたが、アッパー・イースト・サイドとは流儀が違うため困惑します。

そして、大学にセレブガールが入学してくることに・・・

一夏ごとにシーズンが変わるゴシップガールですが、話が進展しわからなくなるかもしれません。途中経過はドラマを観ると明確になります。気になる方はNetflixで配信されていますので、是非ご覧になって下さいね。それではシーズン4のあらすじに入ります。

セリーナとブレアは夏休みをパリで過ごしていました。チャックと別れて傷心のブレアがマネの絵画を見ているところに、見知らぬ男性がルイと名乗って声をかけてくるのでした。

ルイは自分もマネの絵が好きであることを打ち明けます。2人は意気投合しディナーの約束をします。別れ際にルイが運転手と話している内容をかすかに聞き取ります。その時「グリマルディ」、「大使館」という単語が聞こえてきたブレアは、ルイはモナコ公国の王子だと思い込んでしまいます。

同じ頃同じパリにいたチャックは、面識のない女性にヘンリーと声をかけられます。ニューヨークではダンと連絡が取れずに心配していたルーファスは、ヴァネッサにダンの様子を見に行くことを頼みました。

様子を見に行ったヴァネッサは、ダンに起きていた予想外の出来事を目にします。

ネイトはジュリエットというコロンビア大学の学生と出会いますが、普通の大学生に見えるジュリエットは、セリーナに対して何らかの策略を企んでいました。

ブレアはルイにプロポーズされ断ろうとしましたが、チャックに祝福されて断るタイミングを失ってしまいます。ダンは以前から小説を書いていましたが、ヴァネッサがダンの部屋に入り無断でその小説を持ち去ります。

セリーナはチャーリーの様子がおかしいことに気付き、探し出します。ここまでがシーズン4の最期となります。

セリーナは夏休みに監督のデヴィッド・Ｏ・ラッセルに、アシスタントとして起用され、ハリウッドで働いていました。