アマンダルイス事件の概要

事故から一転殺人事件へ

事故から一転殺人事件へ

日本ではアマンダルイス事件と言われていますが、アメリカでは「エイドリアナ・ハット殺害事件」という名前で取り扱われています。

アメリカ合衆国フロリダ州エストで2007年8月8日、エイドリアナの母親であるアマンダルイスが、自宅のプールで7歳のエイドリアナが息をしていない状態だと911に通報。その後救急車でベイメディカル病院に搬送されましたが、到着後約1時間で死亡宣告がされました。

当初エイドリアナの死は事故であるとされましたが、その後息子のAJ(当時6歳)が祖父母に、母親がエイドリアナをプールで殺したことを告白したため、祖父は警察に一報し殺人事件に切り替わりました。

アマンダルイス事件での息子AJの証言

事件の様子をAJが絵に描く

事件の様子をAJが絵に描く

この事件の裁判で最も重要な発言となったのが息子のAJの証言でした。

検察官はAJに事件当時の様子を絵に描かせ、それを元に審議を行いました。絵にはプールとアマンダルイスとエイドリアンが描かれていました。

発端はエイドリアンの悪戯だった

発端はエイドリアンの悪戯だった

アマンダの姿は棒のように描かれており、検察官が「これは誰?」と質問すると、恥ずかしそうに「ママ」と答えたそうです。更に「ママは何をしているのか」という質問には、「お姉ちゃんを殺している」と答えたということ。

ママが何故このようなことをしたのかAJに質問すると、「テレビにガラス用のクリーナーをかけたから」と答え、エイドリアナがテレビにガラスクリーナーをかけたことでアマンダが激怒した様子がわかりました。

アマンダルイスの供述に反してプールで殺害したことを証言

アマンダルイスの供述に反してプールで殺害したことを証言

その後、エイドリアナがプールに入った虫を取ろうとして足を滑らせたとするアマンダの供述に対して、AJはエイドリアナがママを怒らせ、母親がプールに放り込んで、顔を掴んでプールの中に押し付けたと供述。

この供述と後程説明します警察の検死結果で、アマンダルイスによるエイドリアン殺害の疑いが濃厚になっています。

6歳の子供が法廷で、自分の母親の殺害様子を供述することは、かなりのストレスだったでしょう。殺害されたエイドリアナは一番の被害者ですが、これから何年もの間この事実と向き合っていかなければならない息子のAJも、被害者と言えるでしょう。

アマンダルイスが真犯人であるとする説

検死結果で虐待された跡があった

検死結果で虐待された跡があった

検死結果からエイドリアナには身体中に痣があり、虐待されていた可能性がありました。また、顔にもアマンダルイスの手の大きさと同等の痣があったことから、プールにあおむけに押し込まれた状況と一致。

更に、エイドリアナの額に付いた指の跡がアマンダのものと一致していたことや、エイドリアナには性的虐待を受けた可能性があることもわかっていました。

同僚に娘を殺したいと語っていた

同僚に娘を殺したいと語っていた

エイドリアナはとても悪戯好きな少女だったらしく、亡くなる3か月前にアマンダルイスの車に悪戯をしていたそうです。

そのことでアマンダは同僚に、娘を殺してやりたいとこぼしていたようなのです。

ネグレクトの疑いがあった

ネグレクトの疑いがあった

警察がアマンダルイスの家を家宅捜索に入った時、部屋は散らかっていて日頃から子供の世話をしている様子が見られなかったことや、子供が2人いるのに、おもちゃが一つもなかったことなどから推察して、ネグレクトではないかと疑われていました。

アマンダルイスは、おもちゃは罰として全部小屋に移動したと供述していましたが、小屋にもなかったということ。この矛盾した供述が疑いを濃くしました。

祖父のチャールズがDNA検査を頑なに拒否

祖父はこの事件とは無関係だった

祖父はこの事件とは無関係だった

エイドリアナの検死結果から性的虐待の疑いも浮かび上がりました。そのため、アマンダルイスが当時付き合っていた男性と、近くに住んでいる祖父にDNA検査を要請します。

アマンダの恋人は要請に応じましたが、祖父のチャールズは頑なに拒否したということ。祖父は日頃からエイドリアナを可愛がっていたそうです。

しかし、殺害動機もなくアリバイが成立していたことから、この事件とは無関係とされました。

性的虐待の真相はどうだったのでしょう。気になるところですね。

アマンダルイスは冤罪?事件の真実は?

ゴム製の柔らかいプールなのに後頭部に痣が付くのか?

ゴム製の柔らかいプールなのに後頭部に痣が付くのか?

アマンダルイスがエイドリアナを殺害したとされる大きな決め手となったのは、後頭部に大きな痣があったことから、エイドリアナがあおむけの状態でプールの底に頭を押し付けられたことでした。

しかし、プールはゴム製の深いもので、後頭部がプールの底に付くとは考えにくいし、ゴム製で柔らかいので大きな痣は付かないのではないかとも考えられました。

そのためこの検死を行ったシーバード博士のミスとなり、博士はこの後姿を消しています。

また、当時プールの脇にはワゴン台車があり、エイドリアナが台車に乗っているときに誤って足を滑らせプールに落ちて溺れたのではないかとの弁護側の主張がありました。

台車にはプール方向に向かったエイドリアナの足跡が残っており、あおむけに落とされたとは考えにくいということ。しかしこの主張は認められませんでした。

祖父による陰謀か?

祖父による陰謀か?

また、アマンダルイスと祖父には確執があり、アマンダに言い寄っていた祖父が、それを断られたことの腹いせに、事故だったエイドリアナの死を事件に仕立てた可能性があるともされていました。

疑問は残るものの、最終的にアマンダルイスは仮釈放なしの終身刑という判決を受けました。

アマンダルイスと息子AJの現在

アマンダルイスは現在、終身刑の判決を受け刑務所に服役中です。

2020年になり、この事件から13年が経過して息子のAJは19歳になっているはずですが、現在は養子縁組をして幸せに暮らしているようです。

アマンダルイス事件の真実【まとめ】

・2007年、アマンダルイスが自宅のプールで7歳の娘エイドリアナが息をしていない状態だと通報、その後エイドリアナは死亡した。

・エイドリアナは事故死だとされたが、息子のAJ(当時6歳)が祖父母に、母親がエイドリアナをプールで殺したことを告白したため、祖父が警察に一報し殺人事件に切り替わった。

・エイドリアナがプールに入った虫を取ろうとして足を滑らせたとするアマンダの供述に対して、AJはエイドリアナの悪戯に怒ったアマンダが、プールに放り込んで、顔を掴んでプールの中に押し付けたと供述している。

・検死の結果エイドリアナの身体からは虐待の痕が見つかり、アマンダは同僚に娘を殺したいと語っていたことも判明した。

・エイドリアナの後頭部にあった痣がどのようにつけられたのか解明できず、アマンダと確執のあった祖父による陰謀説なども浮上したが、最終的にアマンダルイスは仮釈放なしの終身刑という判決を受けた。

・アマンダルイスの息子AJは養子縁組をして現在は幸せに暮らしている。

アマンダルイス事件の真実と真犯人や祖父の陰謀説、息子AJの証言などをまとめてきました。アマンダルイスが有罪になった要因は、この他にも最初の子供を亡くしている経緯があるようです。突然の死だったようで、アマンダの関与も否定できないでしょう。しかし真実は謎のままです。

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