本名：ミヒャエル・エンデ
出身地：ドイツ国ガルミッシュ＝パルテンキルヒェン
生年月日：1929年11月12日
職業：児童文学作家
代表作：モモ、はてしない物語
配偶者：佐藤真理子

ミヒャエルエンデさんはドイツの児童文学作家で、代表作に「モモ」「はてしない物語」などを持つ方です。

ドイツだけでなく世界で「ファンタジーの巨匠」と評されており、「モモ」は映画化もされるほどの人気作です。

日本でも多くの方が「モモ」を読んでおり、ドイツに続く読者数だと言われています。

ミヒャエルエンデさんの父親はシュールレアリスム画家のエドガー・エンデさんになります。

アトリエを暗くして何日間もこもって描くことから「暗闇の画家」とも呼ばれています。

本名：佐藤真理子
学歴：上智大学ドイツ文学科卒業
職業：翻訳家
配偶者：ミヒャエル・エンデ（1989年に結婚）

ミヒャエルエンデさんと佐藤真理子さんの結婚なれそめについてですが、仕事関係で知り合った方になります。

佐藤真理子さんはミヒャエルエンデさんの著書「はてしない物語」の翻訳を行った方です。

ミヒャエルエンデさんが日本在住中に書いたと言われるこちらの作品ですが、日本人女性の佐藤真理子さんが関わっていました。

1989年には父エドガー・エンデさんとミヒャエルエンデさんの作品が合計117点で構成された「エンデ父子展」を開催しました。

場所は東京だけでなく世界で開催されており、この頃にはすでに佐藤真理子さんと交際していたことが予想されます。

ミヒャエルエンデさんと佐藤真理子さんは「エンデ父子展」と同年の1989年に結婚しました。

ミヒャエルエンデさんと佐藤真理子さんは正式な夫婦となり、日本を拠点とした生活を送ることとなります。

ミヒャエルエンデさんの日本との関わりですが、1977年に活動拠点を日本に移したそうです。

東京、京都を中心として、禅などの日本文化に多く触れたことが判明しています。

構想に3年掛かったといわれる名著「はてしない物語」ですが、日本で執筆されたことが分かっています。

日本の文化からインスピレーションを受けて、見事に完成させたそうです。

ミヒャエルエンデさんの著書「はてしない物語」ですが、映画の原作にもなっていました。

1984年の映画「ネバーエンディングストーリー」として生まれ変わり、スクリーンに登場しています。

ラスト部分が違うという話が出ていますが、映像で「はてしない物語」を知ることができる映画です。

ミヒャエルエンデさんの著書でも特に有名なのが「モモ」の作品になります。

日本での売上は100万部以上の記録が出ており、100万部出版記念の際はミヒャエルエンデさんが来日をしています。

一方、ドイツのハノーファには「ミヒャエル・エンデ広場」というものがあり、そこにはモモの銅像があるほど親しまれています。

ミヒャエルエンデさんは初来日が1977年で、そこから日本に深く精通している方になります。

日本酒も嗜まれていて、家族・友人との食事の際に日本酒を振る舞うことがあったようです。

ミヒャエルエンデさんは1994年に「胃がん」が発覚してしまいました。

この病気を受けて、ミヒャエルエンデさんはドイツ・ミュンヘン大学病院で手術を受けたそうです。

ミヒャエルエンデさんは胃がんの手術を行いましたが、完治とはいかなかったようです。

1995年に胃がんにより、65歳という年齢で逝去されました。

ミヒャエルエンデさんの死後、ミュンヘン市「森の墓地」に埋葬されました。

そこにはミヒャエルエンデさんの書籍などが並び、現在も多くのファンが訪れています。

ミヒャエルエンデさんは亡くなる前、長野県信濃町にある「黒姫童話館」を訪れていました。

そこにミヒャエルエンデさんの資料2000点を寄贈しており、今も名作の資料がしっかりと残っています。

ミヒャエルエンデさんは日本との関わりも強く、過去作品である「モモ」などが大ベストセラーとなっています。

日本にも多くのファンがいるミヒャエルエンデさんですが、今後の話題にも注目が集まりそうです。