世界中の人から愛され続けているマーベル・コミックに登場するヒーロー達。たくさんのヒーローがさまざまな超人的な能力を駆使して戦う姿に、男女問わず大人から子供までハマる人続出！

人気の高いコミックの実写化というのは非常に難しく、人々のイメージするものと違っていたなんてことも珍しいことではありません。しかし、MCU作品に登場する人物のヴィジュアルやアクション映像やストーリーは、どれを取ってもクオリティが非常に高く、ファンを納得させる出来栄えのものばかり。驚異的な大ヒットを記録し続け、その人気はとどまることを知りません。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」で登場するキュートなアライグマのロケット。遺伝子改造により高い知能と運動能力を持ち、いざという時頼りになるエース的存在。

スター・ロードと同じ刑務所にぶち込まれていて、ともに脱獄したのち結成されたヒーロー集団”ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”の船長を務めています。見た目はすごく愛らしいのに口が非常に悪く、”THE・男”といったワイルドな性格。

人型植物グルートの一番の理解者で、彼の話す言語も難なく分かってしまいます。小さな身体でさまざまな種類の武器を使いこなし、パイロットとしての腕前も本物。「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」ではソーの話を親身になって聞いてあげたり、ともに協力して宇宙を守るため奮闘していました。

強いかどうかはなかなか判断しづらいところですが、彼の存在は非常に大きいと言えるでしょう。

宇宙人の父親と地球人の母親を持つハーフ。トレジャー・ハンターであるスター・ロードはオーブを手に入れたことが原因で刑務所に入れられていましたが、そこでロケット達と出会い見事脱獄に成功。

そうして、犯罪者のみで結成されたヒーロー集団”ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”が誕生したのでした。

アベンジャーズのメンバーと違ってどこかコメディチックで抜けたところがある「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の主人公で、なんだかいまいち頼りにならないのですが、やる時はやる男なんです。とくに目立った特殊能力は持っていないのですが、身体能力や記憶力、精神力などがかなり優れており、地球人では最高レベル。

他には飛び回れる特殊なスーツやエレメントガンという火や風など操る武器を所有しているので、戦ったらなかなか強いんです。音楽が大好きで天然ぽい性格が好きなファンも多いのではないでしょうか？

ワンダ・マキシモフ（スカーレット・ウィッチ）の双子の弟。ワンダとともにヒドラの残党が行った人体実験により、超人的なパワーを得た人物。音速を超えるほどの驚異的なスピードで移動することができ、高速移動によりタイムトラベルすることも可能なのだそう。

DCコミックでいうフラッシュの能力に似ていますね。高速で動けるというのは戦いの中で大いに役立つ能力なのは間違いありません。しかし「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」で悲劇の死を迎えてしまっています。

元々はX-MENに登場していたキャラクターだそうで、マグニートとマグダの間に生まれた子供という設定。人気の高いキャラだっただけに、出番があまり無かったことを残念に感じたファンも多かったのではないでしょうか。

アメリカ空軍の大佐お務めていて、トニー・スタークの昔からの良き友人であるローディ。トニースタークが開発したパワードスーツ”マーク2”を改造して着用し、アベンジャーズのメンバー入りを果たします。

ウォー・マシンとしてアイアンマンとともに戦いに挑み、さまざまな武器で敵を倒していきます。

真面目な性格で「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」では”ソコヴィア協定”にも署名していました。戦闘中に大怪我を負ってしまいますが、なんとか復活。

「アベンジャーズ・インフィニティ・ウォー」では長官の言うことを無視して、ワカンダでキャプテン・アメリカ達とともに勇敢に戦っている姿が印象的でした。特殊能力もなく、地味なキャラクターですが、正義感の強いローディを何気に好きな人も多いのでは？

アベンジャーズメンバーで、トリックアローという武器を愛用している弓の名手ホークアイ。家庭も築いており、良い父親としても知られています。他のメンバーのような特殊能力は持っていないのですが、卓越した弓矢の腕前で、狙った獲物は確実に捕らえることができるのです。

アイアンマンやキャプテン・アメリカのような派手さはありませんが、初期メンバーとして戦い続け、いざという時非常に頼りになります。「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」ではまさかの不在。一秒も出番はありませんでしたが、「アベンジャーズ/エンドゲーム」で復帰。

そこではなんと、”ローニン”として弓ではなく刀を使用していました。落ち着いたかっこよさと人間味のあるホークアイが、今後どうなっていくのか期待しましょう。

マーベル・コミックで初めての黒人ヒーローであるファルコン。キャプテン・アメリカとともに戦い、人工の翼を身に付けて颯爽と空中を飛び回る姿がとてもクールだとコミック版でもファンが多い人気キャラクターの1人です。

アメリカ空軍のパラシュート部隊に所属していた兵士でしたが、友人を亡くしたことで心に傷を負ってしまい、その世界から退くことに。

武器は銃を所持しているだけのいたってシンプルなもの。特別な能力などは持っていないので、ホークアイ同様アベンジャーズメンバーの中ではあまり目立ちません。

翼は防御の役割も果たしており、敵の位置を捕えることができる特殊なゴーグルもかけています。裏方のようなイメージがある方もいるかもしれませんが、決して戦闘能力は低くありません。

スティーブ・ロジャーズ（キャプテン・アメリカ）の親友として知られているバッキー。第二次世界大戦中、まだ病弱だった頃のスティーブを兵士だったバッキーが助けたことがきっかけで2人の絆はどんどん深まっていき親友に。

人体実験により超人になったスティーブとともにバッキーはあるミッションに挑みますが、なんと深い谷底に落下してしまうのでした。

しかし、死んだと思われていたバッキーは、ヒドラにより洗脳されており暗殺者ウィンター・ソルジャーとして蘇ります。バッキーだった頃の記憶は消されていましたが、その後、天才科学者シュリの治療により無事に元の人格に戻ります。

「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」では、ワカンダでスティーブと再会するシーンが描かれていましたね。バッキーの持つ能力といえば、機械でできている左腕。

これがかなり頑丈で、圧倒的なパワーを誇っています。バッキー自身の肉体も人体実験によりかなり強化されているので、戦闘能力は高いほうであることは間違いありません。

アベンジャーズのメンバーであるソーの義理の弟で、オーディンに養子として育てられたロキ。何度も裏切り行為を繰り返し、味方なのか敵なのかよく分からない自由奔放な性格の持ち主。

「アベンジャーズ」1作目で地球侵略を企み、兄の所属するアベンジャーズの敵として登場するというかなりの破天荒ぶり。しかし、「マイティ・ソー　ダークワールド」では母の仇を討つため、兄弟で協力し合う姿もありました。まるで小悪魔な女の子のようにコロコロ変わりますね。

神様であるソーよりも能力は劣るのですが、超人的な腕力や高い知性を持っており、さらには魔術を使うことができるので、なかなか戦闘シーンにおいては有能。なかなか掴みどころのないキャラですが、マーベルファンの間でもかなりの人気を得ています。

ロシア人で世界でも指折りの敏腕スパイで、S.H.I.E.L.D.という組織に所属していました。妖艶で美しいだけでなく、高い戦闘スキルを持っています。特殊な能力があるわけではありませんが、あらゆる格闘術やスパイ技術に優れている高い知能の持ち主。

恋多き女性としても知られていて、ホークアイやバッキー、ハルクなど多くのヒーローとの恋愛模様も描かれています。兵器として育てられた彼女は超人的な肉体を持っているため、派手なアクションもお手の物。

最大のポイントは、暴れん坊ハルクを落ち着かせることができる唯一の存在であるところ。あらゆる場面で非常に頼りになる、アベンジャーズに欠かせない女性ヒーローだといえるでしょう。

映画「ブラック・パンサー」は世界中で大ヒットを記録し、数多くのMCU作品の中でも驚異的な人気を集めました。

主人公ブラック・パンサーの正体は、アフリカの秘境にあるワカンダという国の国王。世界最新技術を誇り、ヴィブラニウムという特殊な力を持つ鉱石を守っています。

ティ・チャラ自体に超人的なパワーがあるわけではないのですが、元々身体能力はかなり高いほう。天才科学者である妹シュリが作った特殊なスーツを身に付け、ブラックパンサーとして悪と戦います。

ある特殊なハーブを摂取することにより、ティ・チャラの能力が強化され、黒豹という名に相応しい足の速さや柔軟性を誇っています。スーツはヴィブラニウム製なので、あらゆる衝撃に耐えることができるのも注目すべき点の1つ。

ハルクやソーという並外れた強さを持つヒーローのせいであまり目立ちませんが、戦闘においてかなり心強い人物であることには間違いありません。なにより、ヴィジュアルが洗練されていて全体的にとてもクールですよね。