最初にバットマンが放送されたのは1943年の連続活劇の時代で、テレビドラマのように、映画館で数話仕立てのストーリーで展開されていました。

1.ザ･バットマン（1943年）

2.バットマンとロビン（1949年）

この2作品がこれにあたります。

当時はこれでも画期的なアメコミヒーローの映画として人々を魅了していました。

バットマンが長編映画となった歴史的作品が

3.バットマン オリジナル・ムービー（1966年）

です。

DCコミックスの人気ヒーローが映画になった記念すべき作品です。現在のようにダークな感じではなく、コメディタッチのバットマンで、当時としては画期的な作品でした。

貴重なDVDが販売されていますので、興味のある方は是非ご覧ください。

4.バットマン（1989年）

5.バットマン リターンズ（1992年）

1989年の『バットマン』とその続編にあたる1992年の『バットマン リターンズ』は、鬼才ティム・バートン監督の下で制作されています。

DCコミックスファンの間でも人気が高く、興行的にかなりの成功を納めています。

6.バットマン フォーエヴァー（1995年）

7.バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲（1997年）

『バットマン フォーエヴァー』に関しては、ダークなイメージはそのままで、ファミリー向けに路線変更を行った結果、前作を凌ぐヒットとなっています。

しかし、『バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲』では不評という結果に終わり、ゴールデンラズベリー賞というアカデミー賞と真逆な不名誉な賞の9部門を受賞、打ち切りが決定しました

8.バットマン ビギンズ（2005年）

9.ダークナイト（2008年）

10.ダークナイト ライジング（2012年）

ダークナイト･トリロジーは、この3作品だけ観ても楽しめる作品になっています。『バットマン ビギンズ』から始まって『ダークナイト ライジング』で完結を向かえる作品ですので、3作品続けて観て頂くと良いでしょう。

11.バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生（2016年）

12.ジャスティス・リーグ（2017年）

13.ジャスティス･リーグ2（2019年）

14.ザ･バットマン（（2021年6月25日公開予定）

この4作品では、バットマンの他にスーパーマンやワンダーウーマンなど多数のアメコミヒーローが集結して激闘を繰り広げます。

このように1943年に始動したバットマンシリーズは、70年以上を経て壮大なヒーロー映画となりました。

まだご覧になっていない方は、シリーズの4作品目あたりからですとAmazonなどで視聴できますので、是非ご覧になってみてはいかがでしょうか。

監督：ランバート・ヒリアー
キャスト：ルイス・ウィルソン、ダグラス・クロフト、J.キャロルナイッシュ、シャーリー・パターソン他

バットマンとロビンは真珠湾攻撃に対しての日本政府の秘密工作員で、ゴッサム市で活動している日本の破壊工作「リング」に気づきます。

リングのリーダーであるティト・ダカ博士は、全てを溶かす強力なビームでラジウムを奪う計画を企てました。バットマンとロビンはこの計画を阻止すべく戦いを挑みます。

全15章の連続活劇となっています。

監督：スペンサー・ゴードン・ベネット
キャスト：ロバート・ローリー、ジョニー・ダンカン、ジェーン・アダムス、ライル・タルボット

2作目のあらすじに、あまり詳しい情報がありませんでした。バットマンとロビンが正体不明の悪役ウィザードに挑むというストーリーとなっています。

全15章の連続活劇となっています。

監督：レスリー・H・マーティンソン
キャスト：アダム・ウェスト、バート・ワード、リー・メリウェザー、セザール・ロメロ、バージェス・メレディス

バットマン初めての長編映画。バットマンとロビンはシュミドルラップ提督がヨットで事故に遭ったことを知らされ、急いで駆けつけます。バットマンはサメに襲われそうになるも忌避剤で追い払い爆発させます。

この作品ではジョーカー、ペンギン、リドラー、キャットウーマンなども登場し、悪役としてバットマンとの死闘を繰り広げます。

監督：ティム・バートン
キャスト：マイケル・キートン、ジャック・ニコルソン、キム・ベイシンガー、ロバート・ウール他

この作品からバットマンのイメージがコミカルからダークへと変わっていきます。映像技術も前作までとは比べものにならないほどに向上しています。

犯罪多発都市ゴッサムシティでは、毎日暴力や犯罪が絶えません。そんな街に黒いマントに身を包み、黒のボディスーツを纏ったバットマンが現れて犯罪者に制裁を加えて去っていくという出来事が多発していました。

そんな時新聞社のカメラマンのヴィッキー・ベールは特ダネ狙いでバットマンを追っていました。ある時ヴィッキーはゴッサムシティの大富豪であるブルース・ウェインと知り合い、徐々に二人は惹かれ合っていくのでした。

一方マフィアの一員であるジャックは、幹部を裏切って警察に売り渡され追い詰められたところをバットマンが現れ、死闘の末に化学薬品の液槽に転落してしまいます。

そのため薬品に顔を犯され、精神に異常をきたすのでした。その顔はまさしくトランプのジョーカーそのものになってしまったのです。

ジャックは「ジョーカー」と名乗り、復讐を果たすためにマフィアの幹部を手始めに、笑いながら殺害していくのでした。

監督：ティム・バートン
キャスト：マイケル・キートン、ミシェル・ファイファー、ダニー・デヴィート、クリストファー・ウォーケン

当初ティム・バートン監督は、バットマン・リターンズの監督を引き受けることには乗り気でなかったということです。そのため、監督が納得するような脚本を届け、引き受けることになったという逸話があります。

ゴッサムシティに暗躍するサーカスギャング団の首領ペンギンには、奇形であったため捨てられたという悲しい過去がありました。地下で暮らしていたペンギンは、表の世界に出るため自作自演や狂言をして知名度を高めていくのでした。

実業家マックス・シュレックはペンギンの企てに協力し、発電所に細工をして市の生命線を握ろうとします。シュレックの秘書であるセリーナは、その計画に気付きますが、口封じを企んだシュレックにビルから突き落とされてしまいます。

死んだはずのセリーナでしたが猫の力で蘇り、キャットウーマンとなって街に繰り出します。そんなセリーナに惹かれながらも、バットマンはシュレックやペンギン、そしてキャットウーマンと闘うのでした。