ロシアオリンピック委員会（ROC）の女子フィギュアスケート選手であるシェルバコワ選手は、2022年2月に開催された北京オリンピックにおいて、五輪初出場を果たしました。

ショートプログラム（SP）で、制限下での最高難易度となるトリプルアクセルを封印した堅実な構成をノーミスで演技し、同じROC選手であるワリエワ選手に次ぐ第2位につけると…

続くフリープログラムで、最終滑走の1つ前に登場したシェルバコワ選手は、4回転フリップを2本組み込んだ難度の高い構成で、全要素において加点を取る完璧な演技を披露。

結果、フリーで4回転を5本という男子選手顔負けの驚異的な構成に挑んだトゥルソワ選手にはわずかに及ばなかったものの、SPとの合計点でトゥルソワ選手を上回り、銀メダル以上を確定させるんですよね。

ところが、その直後に滑ったSP1位のワリエワ選手が、試合直前に浮上したドーピング疑惑の影響からかミスを連発し、まさかの4位に転落。

その結果、シェルバコワ選手が五輪初出場にして、悲願の金メダルを獲得するという快挙を演じるのですが…

ワリエワ選手の演技直後に、リンクサイドで待ち受けていたエテリ・トゥトベリーゼ・コーチが、最悪の結果に悲嘆に暮れるワリエワ選手に対して、「なぜ戦うことをやめたの？」と問い詰める一幕も…。

また、フリープログラムでは最高得点を獲得するも、SPで4位と出遅れたことが最後まで影響し、結果的に銀メダルに終わってしまったトゥルソワ選手は号泣。

トゥトベリーゼ・コーチに対して、「もう一生、氷の上には乗らない！このスポーツは嫌い！」と感情を露わに言い放ち、コーチのハグを拒否するシーンが中継されるなど、フィギュアスケートでは異例とも言える光景が展開されたんですよね。

本来であれば、五輪初出場にして金メダルを獲得するという快挙を成し遂げ、祝福の中心にいるはずのシェルバコワ選手だったのですが、ワリエワ・トゥルソワ両選手、そしてトゥトベリーゼ・コーチのお陰ですっかりかすんでしまうことに…。

その後、上位選手3人が待機するグリーンルームで、シェルバコワ選手がテディベアを抱いて1人ポツンと座っている映像が公開されると、今大会でのロシアのお家騒動を象徴するシーンとして話題になりました。

一方の男子フィギュアのグリーンルームはと言うと…一時は日本の3選手がルームを独占し、ワチャワチャ状態になっていたことが対象的でしたね。

今回は、折角の金メダル獲得がロシアのお家騒動により台無しにされ、同情の声が多く寄せられたシェルバコワ選手に注目し、今大会で話題になった羽生結弦選手との仲や関係についてまとめてみました。

北京五輪のフィギュアスケート女子シングルで、五輪初出場にして見事金メダルを獲得したROCのシェルバコワ選手。

試合後の中国メディアのインタビューの中で、「同じフィギュアスケーターとして羽生結弦選手をどう思いますか？」との質問を受けたシェルバコワ選手は、何の躊躇もなく次のように熱く答えたんですよね。

同じフィギュアスケーターとして、まさに最大級とも言える敬意を表したシェルバコワ選手に対して、話題になったのが…彼女と羽生結弦選手の仲や関係でした。

そんな中、シェルバコワ選手がインスタグラムを更新し、彼女が自撮りしたと思われる羽生結弦選手とのツーショット画像を公開したんですよね。

さらに2枚目には、シェルバコワ選手の頭の後ろにVサインを立て、まるでウサギの耳に見立てたかのような、和気あいあいとした様子の写真も…。