愛称：ブラックマンバ
生年月日：1978年8月23日
没年月日：2020年1月26日（41歳）
出身地：アメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア
身長：198㎝
体重（現役時）：96.2kg

功績
NBAチャンピオン5回
シーズンMVP1回
ファイナルMVP2回
18年連続オールスターゲーム選出
オールスターMVP4回

コービー・ブライアントさんの父親は、元NBA選手のジョー・ブライアントさん、母親は元NBA選手ジョン・コックスさんの妹のパミラ・コックスさんというバスケット界のサラブレッドの血を受け継いでいます。

因みに、コービーという名前の由来は、父親のお気に入りだったアメリカの鉄板焼き店「Kobe Steak House（神戸ステーキハウス）」に行ったとき、店主から店の名前の由来が「KOBE（神戸）」だと聞きつけ、気に入って「Kobe（コービー）」と付けたということ。

父親がNBA選手だったことから、コービーさんはいつも練習や試合に付き添っているうちに、バスケットの道を志すようになったそうです。

高校時代にバスケットで優秀な成績を収め、NCAAの名門校複数からスカウトされましたが、いきなりNBAのレイカーズに入団します。大学に行かなかった理由の1つとして、引退間近だったマイケル・ジョーダンさんと対戦したかったとも語っていました。

その後レイカーズ一途に20年間活躍し、様々な功績を残しました。2016年に現役を引退しますが、コービー・ブライアントさんが付けていた背番号「8」と「24」は永久欠番となりました。

その後2018年には、コービーさんのバスケットボールへの愛情を描いたアニメ『親愛なるバスケットボール』が公開され、アカデミー賞の短編アニメ賞を受賞しています。

コービー・ブライアントさんは、父親がNBA選手ということで、幼い頃からバスケットが大好きな少年でした。そのため、高校では31.1得点、10.3リバウンド、5.2アシストの成績で、州の最優秀選手に選ばれたことも。

その後NBAのロサンゼルス・レイカーズに入団することになるのですが、様々な功績を残しています。もちろん血筋もあり、天性の才能も持ち合わせていますが、長年に渡る活躍は決して天性だけではありませんでした。

コービー・ブライアントさんはシーズン中、1日4時間のトレーニングとシューティングを700本から1000本、筋肉増強などの筋トレを欠かしませんでした。

また、食事にも気を配っていて、ジャンクフードや甘いものを一切口にしなかったそうです。主に赤身の肉や野菜、魚などを摂っていて、食事はプレーに影響するからと語っていたそうです。

体重にも気を使っており、体重が増えると膝にかかる負担が高くなるためオリンピック終了後は減量をしていたということ。

また、ボール無しでドリブルシュートのイメージトレーニングも行っていたそうです。

練習時は3時間早く来て、オフェンスの研究をする徹底ぶり。バスケットシューズの新作の時は、1ミリ単位で調整。靴底が薄いと相手の動きに反応する対応が早くなることを示唆しました。

誰よりも努力を惜しまなかったコービー・ブライアントさんだからこそ、観るものに凄さがアピールできたのではないでしょうか。

天才プレーヤーと言われる所以は、こんなところにあったのです。

代表的な名言ですね。

バスケットはチームプレーです。自分だけが目立ったプレーをしても勝利には導かれない。チームが一つとなって初めて勝利を得る。という格言ではないでしょうか。

コービー・ブライアントさんは、自分を信じるという心を大切にしていたようです。自分を信じられなかったら成功はあり得ないということなのでしょう。

どんなに疲れていてやる気がない時でも、やり遂げることが夢。夢とは目的地ではなく旅の行程であるということですね。

コービー・ブライアントさんだからこそ語れる言葉ではないでしょうか。

他にもたくさんの名言を残していったコービー・ブライアントさんですが、どんなスポーツをやる方でもこの明言は心に深く突き刺さるはずです。

コービー・ブライアントさんの年俸は、1996年から1997年のデビュー当時1億2千万円ほどでした。その後1年ごとにアップ。

ピーク時の2012年から2013年のシーズンでは、約34億円とかなり跳ね上がっています。

キャリア通算では354億円とNBA史上歴代2位の年俸額で、トップはティンバーウルブズやセルティックスで活躍したケビン・ガーネットさんの366億円でした。

年俸が30億円平均と、凄まじい金額を稼いでいたコービー・ブライアントさんですが、2016年のフォーブス誌の調べたところでは、生涯の年収が7億7千万ドル（約844億円）で、NBA界で6位ということ。因みに1位はマイケル・ジョーダンさんで、17億ドル（約1864億円）でした。

また、資産は2015年時点で432億円でした。その内訳は、チームの契約金やシューズメーカとの契約金、4億円の豪邸に車が8台ということ。

現在の資産の情報はわかっていません。

素晴らしい活躍をして、バスケット界のカリスマとして君臨したコービー・ブライアントさんでした。しかし、2020年1月26日午前10時頃に自身のプライベートヘリコプターで、娘のギアナさん（13歳）と共に移動中、ロサンゼルス中心部から北西約30マイルの場所で墜落。乗組員全員がそのまま帰らぬ人となってしまいました。バスケット好きの人々に夢を与えてくれたコービー・ブライアントさんの冥福を祈るばかりです。