世界的プロボクサーであるメイウェザーは2018年の大みそかに行われた格闘技イベント「RIZIN」にてキックボクサーの那須川天心と試合を行い話題を集めました。この一戦は試合前から日本中で大きな話題となり、判定無しのKOかTKOのみの勝負が行われました。

名前：フロイド・メイウェザー・ジュニア
生年月日：1977年2月24日
出身地：アメリカ合衆国
身長：173㎝
職業：プロボクサー

メイウェザーはプロボクサーとしてこれまで一度も敗北を経験したことが無いチャンピオン。史上初めて無敗のまま5階級制覇を成し遂げていて、スポーツ選手の長者番付では1位を獲得しています。

すでに年齢は40代ですが、いまなお衰えず、3度の引退を経験するも現在も活動は続けています。

名前：那須川 天心（なすかわ てんしん）
生年月日：1998年8月18日
出身地：千葉県
身長：165㎝
職業：ボクシング選手、元キックボクサー、総合格闘家、YouTuber、歌手

那須川天心は「神童」と呼ばれるほど圧倒的な強さを見せた元キックボクサー。2022年6月には長年対戦が待ち望まれていた武尊との対戦に勝利し、キックボクシングの世界から姿を消しました。

彼は元々空手を習っていて、その後キックボクシングへと転向し、RIZINにて圧倒的な強さを見せていました。

メイウェザーと那須川天心の試合については「なぜ行われたの？」という声が多く挙がっていて、ボクシングとキックボクシングの違い、階級の違いなどの疑問点が気になるところです。ただ、ひとつハッキリしているのはRIZIN側が那須川天心とメイウェザーを「ヤル気にさせた」というのが試合実現のカギだったようです。

那須川天心とRIZINで対戦したメイウェザーですが、彼が対戦をOKしたのはRIZIN側から提示されたファイトマネー。その金額はなんと「10億円」だそうで、「Money（金の亡者）」というあだ名をつけられているメイウェザーだけにお金の力で動かせたのだとか。

一方の那須川天心は父親から説教をされているときに「メイウェザーと戦うか？」と聞かれたことを明かしていて、このときは「いいよ～」と軽いノリで返事をしたのだとか。彼は「来たチャンスは絶対に断らない」というスタンスの持ち主で、相手が誰であってもとくに深く考えることは無いのだそうです。

メイウェザーと那須川天心の試合は非公式ながら日本中の注目を集めましたが、試合が始まると終始メイウェザーペースで、那須川天心は生涯初のダウンを奪われることに。結果は3回ダウンを取ったのちに那須川天心陣営からタオルが投げ込まれ、メイウェザーの圧倒的な勝利となりました。

メイウェザーは試合後にコメントで那須川天心に「ありがとう」とコメントしています。ただ、彼との試合自体は「エンターテインメント」と語っていて、メイウェザーにとっては観客を沸かせるショーのひとつだったようです。

一方の那須川天心はメイウェザー戦について「悔しい」と語っていて、「もう怖いものはない」とメイウェザー以上の相手はいないことも語っていました。また、初めてダウンを取られたときには「立てなかった」と語っていて、このときは頭がグラングランしてメイウェザーの強さを思い知らされたのだそうです。