バンクシーとは?

バンクシー

バンクシー

英語表記: Banksy
生年月日: 未公表
国籍: 不明
拠点: 英国
職業: アーティスト、政治活動家、映画監督

バンクシーが“芸術テロリスト”と呼ばれる理由

バンクシー(Banksy)はイギリスのロンドンを中心に世界中で活動するストリート・アーティストで、本名や顔、年齢などその実態が謎に包まれた正体不明の覆面アーティストです。

バンクシーは、主にスプレーと型紙(ステンシル)を使用した独特な技法を用い、壁や橋梁など公共の場をキャンパスにするという特徴があります。

さらに、世界各地に出没しては瞬く間に作品を描き上げ、誰にも気づかれないうちにその場を立ち去ることから、“芸術テロリスト”とも呼ばれているんですよね。

時に、“落書き”として消されてしまう作品も少なくないようですが、社会問題に鋭く斬り込んだ風刺的な作品には、反戦や反消費主義などのメッセージが込められており、多くの支持を集めています。

今回は、これまでに発見されたバンクシー作品のうち、特に人気の高い代表作を年代順にまとめてみました。

バンクシーの人気作品を年代順に一覧!落書きとして削除された幻の作品も

「Laugh now, but one day we’ll be in charge」 【2002年】

「Laugh now, but one day we’ll be in charge」

「Laugh now, but one day we’ll be in charge」

この作品は、バンクシーがまだ無名の頃に描かれたものと言われています。

チンパンジーが首から下げている看板には、「Laugh now, but one day we’ll be in charge(今は笑えばいいさ。いつか俺たちが取って代わる時代が来るから)」と書かれており、社会的地位の低い若者の気持ちを代弁していると言われています。

「花束を投げる男」 【2003年】

「花束を投げる男」

「花束を投げる男」

パレスチナのベツレヘムにある建物の壁に描かれた作品で、今まさに火炎瓶か何かを投げつけようとする少年の手に花束を持たせ、暴力やテロに対するアンチテーゼ、平和への祈りといったメッセージが込められていると言われています。

「BOMB LOVE」 【2003年】

「BOMB LOVE」

「BOMB LOVE」

巨大な爆弾を、まるでテディベアでも抱きしめるかのように、愛おしげに抱きかかえる少女を描いた作品です。

無垢な少女と戦争の道具を抱き合わせることで、戦争の愚かさや非常さを訴えていると言われています。

「ナパーム」【 2004年】

「ナパーム」

「ナパーム」

ミッキーマウスとドナルド・マクドナルドは、アメリカの資本主義の象徴で、彼らの間で泣きながら手を引かれている少女は、1972年6月8日に撮影されたベトナム戦争でアメリカの空爆から逃げる子供達の写真から切り出されたものです。

なお、その写真は1973年にピューリッツァー賞を受賞した有名な写真で、反戦や反資本主義などの意味が込められていると言われています。

「赤い風船に手を伸ばす少女」 【2006年】

「赤い風船に手を伸ばす少女」

「赤い風船に手を伸ばす少女」

糸をぶら下げた赤いハート型の風船に向けて、少女が手を伸ばしているという構図の「赤い風船に手を伸ばす少女」は、バンクシーが長年描き続け、人気の高いモチーフの一つです。

赤いハート型の風船は愛や希望を表しているとされ、このシリーズは世界中で描かれているのですが、その土地の問題に即してアレンジが加えられていることでも知られています。

「バスルームの窓からぶら下がる裸の男」 【2006年】

「バスルームの窓からぶら下がる裸の男」

「バスルームの窓からぶら下がる裸の男」

性感染症専門病院が入ったビルの壁に、浮気現場からからくも逃れた全裸の男が、バスルームの窓からぶら下がるも、今まさに発見されそうになっている…というシニカルな作品です。

当初、“落書き”として消される予定でしたが、オンラインで作品を残すかどうかのアンケートを行ったところ、なんと97%が残すことに賛成し、そのまま残されることになった異例の作品です。

「狙われた鳩」 【2007年】

「狙われた鳩」

「狙われた鳩」

関連するキーワード

関連するまとめ

ソレイマニ司令官の死亡は暗殺?なぜ殺された?真相・理由と首都で葬儀まとめ

イランの軍人・ソレイマニ司令官について、「死亡は暗殺?」「なぜ殺された?」と注目を集めています。ソレイマニ司…

cyann3 / 73 view

イヴァンカ・トランプの旦那と子供情報~ジャレッド・クシュナーとの結婚生活も紹介

日本でも有名なアメリカ合衆国の大統領の娘「イヴァンカ・トランプ」さんは、2009年に結婚していました。この記…

shasser / 89 view

アメリア・イアハートの死因!失踪事件・日本軍・名言・映画・ソアリンとの関連まとめ

女性飛行士の故アメリア・イアハートさんについて、飛行機で行方不明になった事件と死因が話題となっています。また…

cyann3 / 103 view

ロバート・ケリー教授のBBC放送事故!経歴・結婚や嫁と子供も総まとめ

韓国の釜山大学、政治外交学部で国際関係の教授をしているロバート・ケリーさんですが、BBCのテレビインタビュー…

Mrsjunko / 157 view

イタリア在住日本人の芸能人/有名人15選・人気ランキング【最新決定版】

イタリア在住の日本人の芸能人・有名人を、現在・過去の在住を問わずランキング形式で紹介していきます。イタリアは…

Mrsjunko / 408 view

ロバート(トランプの弟)が死去!死因はコロナ?経歴や仕事も総まとめ

第45代アメリカ大統領であるドナルド・トランプ氏の弟、ロバート・トランプ氏が2020年8月15日に死去してい…

Mrsjunko / 63 view

エリザベス女王の私服ファッション50選~おしゃれ順にランキング【最新版】

エリザベス2世は、1952年25歳で即位してから2022年9月に崩御するまで、70年もの間イギリスの君主を務…

kii428 / 244 view

同じカテゴリーの記事

同じカテゴリーだから興味のある記事が見つかる!

ジェフベゾスはユダヤ人?生い立ち・親や家族まとめ【Amazon創始者】

アマゾンの創業者兼CEOで世界一の大富豪のジェフベゾスさん。2019年には離婚を発表し話題となりました。今回…

sumichel / 218 view

カルロス・ゴーンの嫁と子供(娘/息子)まとめ~結婚歴と離婚歴も解説

日産自動車の元取り締まり役会長「カルロス・ゴーン」さんは、2度結婚していて嫁や子供なども注目されている人物で…

shasser / 111 view

ブルネイのマティーン王子に日本人の血!父親・母親・兄弟など家族まとめ

ブルネイのマティーン王子について、父親や母親・兄弟など家族の情報と日本人の血を引くという噂が注目されています…

cyann3 / 453 view

イーロンマスクは何がしたい?旧Twitter「X」は改悪と言われる理由や狙いと陰謀論…

アメリカの起業家で「X」(旧Twitter)の執行会長兼CTOのイーロン・マスク氏が、Twitterの買収後…

Mrsjunko / 117 view

リタ・ウィルソンの現在!昔や若い頃・出演映画・年齢等プロフィールまとめ【トム・ハンク…

リタ・ウィルソンさんはアメリカの女優であり、大物俳優トム・ハンクスさんの奥さんです。現在は夫婦でコロナウィル…

Mrsjunko / 93 view

イーロン・マスク(テスラCEO)の嫁と子供!結婚歴&離婚歴まとめ

テスラのCEOで世界最高の起業家と謳われるイーロン・マスクさんですが、2度の離婚歴があり子供もたくさんいます…

sumichel / 112 view

サイモン・コーウェルは何者?仕事や年収と資産・事故を総まとめ

数多くのオーディション番組で審査員を務めているサイモン・コーウェル。彼は一体何者で、どのような仕事をしている…

aquanaut369 / 130 view

アクセスランキング

人気のあるまとめランキング

スポンサードリンク